

▲セイラ・マス
ジオン・ズム・ダイクンの娘、アルテイシア。その素性を隠すため、テアボロ・マスの養女となった。兄キャスバルがロジェの息子シャアと入れ替わって生きていることは知らない。医師を志した彼女は、テキサス・コロニーを離れて学ぶ日々を送っている。

▲ドズル・ザビ
ジオン自治共和国国防軍の大佐。地球連邦との独立戦争開戦を視野に、ダーク・コロニーで新機軸の人型機動兵器の開発を主導する。その一方で、士官学校の校長も兼任。ガルマが在学時に引き起こす「暁の蜂起」で、のちの妻となる女性と出会う。

▲ゼナ・ミア
ジオン自治共和国国防軍士官学校に入学する女性。サイド4、ムーア出身。シャアやガルマは同期生。「暁の蜂起」の際には、校長であるドズルを制するようシャアに頼まれた。その時の出会いがのちに彼女の人生を大きく変えることとなる。
■メカ



▲モビルワーカー MW-01 01式 最後期型
頭頂高:15.0m / 全幅:11.4m
サイド3のダーク・コロニーにて、ドズル・ザビ主導のもと開発が進められていた人型機動兵器の試作実験機、モビルワーカー01式を改良発展させた最後期の機体。
モビルワーカー01式後期型を使用して行われていた駆動実験や格闘実験のデータや、テストパイロットからの意見をもとに各部に改良が施されている。外部からの攻撃ダメージからパイロットを保護するために、コックピット周りとなる胸部装甲を増加。後期型に採用されていた腕部マニピュレーターのアタッチメント交換機構はそのままに、肩部の可動性を拡大。脚部に関しても各部のバランスの変更がなされることによって、後期型に比べてより人体に近い機動性を獲得した。一方で、作業用機械であるという状況は変わりがないため、ライトやウインチなどの装備はそのまま残されている。
しかし、兵器として運用するための最大の懸念事項であった動力用融合炉の小型化は実現されておらず、人型機動兵器として採用されるには至らなかった。



▲モビルワーカー MW-01 01式 最後期型 宇宙仕様
頭頂高:15.0m / 全幅:11.4m
人型機動兵器=モビルスーツの開発に向けた実験機であったモビルワーカーは、兵器開発のカモフラージュとして宇宙空間や月面での一般作業用の機体として生産され、各作業現場において目的に応じた運用が行われていた。
モビルワーカー01式 最後期型は兵器としての完成度には問題があったが、人型作業機械としては充分に使用に耐えうるものであり、人体に近い機動性の高さが見込まれて宇宙空間での作業用として採用された。基本構造は最後期型をそのままだが、肩部や背部、脚部に宇宙空間での姿勢制御用のスラスターとバーニアを装備し、ジオン自治共和国の周辺宙域における宇宙漂流物(デブリ)などの回収作業などに使用された。宇宙空間での姿勢制御技術や作業のデータは、そのままモビルスーツの開発の参考となっている。

▲ジオン自治共和国国防軍 8輪装甲車
全長:7m / 全高:3.1m / 全幅:3.8m
ジオン自治共和国軍に配備されている、自国で開発が行われた装輪装甲車。歩兵や人員、戦闘に必要な物資の輸送を前提としたAPC(Armoured Personnel Carrier=兵員装甲輸送車)として運用されている。
8輪操舵、8輪駆動による高い走行性と不整地走破性を持ち、厚い装甲に覆われた車体によって搭乗者を保護しながら、1車輌で8人程度の人員を迅速に目的地へ運ぶことができる。人員の輸送を主目的とした車輌だが、車体上面には機銃座が配置されており、歩兵の援護や障害の排除などの支援攻撃を行うことも可能。
ジオン自治共和国国防軍士官学校にも訓練用として配備されており、ガルマ・ザビによる「暁の蜂起」では、ガーディアン・バンチに駐屯する地球連邦軍の兵営への襲撃時に活躍した。

▲ジオン自治共和国国防軍 自走重迫撃砲
全長:6m / 全高:2.3m(右アンテナ 4.3m)(左アンテナ 5.6m) / 全幅:4.5m
ジオン自治共和国軍が配備する、重迫撃砲を自走砲化した車輌。迫撃砲とは、簡易構造の砲身を使い、砲弾を曲射弾道で撃ち出す支援火器である。
最前線で行動する歩兵に随伴して使用するため、口径の大きい重迫撃砲を走破性の高い履帯を用いた小型の装軌車として自走砲化している。重迫撃砲本体は、通常状態では折りたたんだ状態で車両内に収納。使用時には天面のハッチを展開して、砲身を立ち上げて砲撃を行う。
ジオン自治共和国国防軍士官学校の生徒たちに、訓練用として与えられた最大の火力であり、「暁の蜂起」では地球連邦軍の兵営へ侵攻するシャアが率いる歩兵部隊の支援に活躍した。
