
『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』のイベント上映とBlu-ray先行販売、先行有料配信が、11月19日(土)より同時スタートすることが発表された。
イベント上映は、これまでに引き続き全国15館の劇場にて2週間限定で実施。劇場では、安彦良和総監督描き下ろしイラストを使用したLDサイズの収納箱をはじめとする、豪華特典満載の初回限定版「機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV Blu-ray Disc Collector’s Edition」が数量限定で先行販売される。
なお、初回限定版Blu-rayは、バンダイビジュアル公式通販サイト「バンダイビジュアルクラブ(BVC)」および、プレミアムバンダイ内「バンダイビジュアルクラブ支店」にて11月26日(土)発売予定、予約受付は本日よりスタート。通常版Blu-rayとDVDは12月9日(金)発売予定。
価格は初回限定版Blu-rayが10,000円(税込)、通常版Blu-rayが6,800円(税抜)、DVDが5,800円(税抜)。
前売券は、8月3日(火)より松屋銀座で開催される「機動戦士ガンダム THE ORIGIN展」にて、イラストカード仕様の限定前売券が発売されるほか、上映劇場では「手ぬぐい(赤い彗星)」付き前売券が、8月20日(土)に発売される。
先行有料配信の詳細は後日発表予定。続報をお楽しみに。









あらすじ
「暁の蜂起」のあと、地球に向かったシャアは、不思議な力を持つ少女、ララァ・スンと出会う。
一方、RX-78開発計画を推進するアムロの父テム・レイは、ジオンのモビルスーツ開発の重要人物、ミノフスキー博士亡命の報を得て、月へ向かう。
その月面のトワイライトゾーンで繰り広げられる人類史上初のモビルスーツの死闘。
そして、時に宇宙世紀0079年――。
地球から最も遠い宇宙都市サイド3はジオン公国を名乗り、地球連邦政府に独立戦争を挑んできた。
人類が総人口の半分を死に至らしめた、動乱の時代が始まろうとしていた――。


▲シャア・アズナブル(その正体はダイクンの息子、キャスバル)
「暁の蜂起」後に地球に下りたシャアは、不思議な力を持つ少女ララァ・スンと知り合う。その後、宇宙に戻ると、ジオンが開発した人型機動兵器モビルスーツのパイロットとして軍に復帰し、史上初となるモビルスーツ同士の戦闘にも参加。ジオン独立戦争では緒戦の月面戦において比類ない活躍を見せていく。

▲ララァ・スン
カジノを渡り歩くギャンブラーが連れていた少女。ルーレットでは無類の的中率を誇る不思議な力を示し、その身を確保しようとしたマフィアに襲撃されたところをシャアに助け出された。インド出身でムンバイに大家族を持つが、シャアと共に宇宙へ向かうことを選択する。

▲MS-05 ザクI(シャア機)
頭頂高:17.4m / 全幅:8.2m
小型融合炉を搭載した人型機動兵器としての完成度を求めた結果、先に開発されていた「MS-04 ブグ」は量産化するにはコストオーバーな機体となってしまった。その状況を受けて、量産化と実戦配備に向けて再設計された機体が、「MS-05 ザクI」である。
「MS-04 ブグ」では外部に配置されていた流体パルスシステム用の動力パイプを、攻撃を受けて損傷しないよう装甲内に内蔵しているが、その結果「MS-04 ブグ」に比べて機動性や運動性の面でやや劣ってしまっている。しかし、生産性や整備性といった、戦場で多数の機体を運用するという面での問題はすべてクリアしており、初期量産型の機体は、独立戦争の開戦を待たずに月面で展開した史上初の対モビルスーツ戦「スミス海の戦い」に実戦投入されることになる。
シャア・アズナブルの搭乗するMS-05も初期量産型のうちの1機である。開発責任者であるドズル・ザビの許可を得て、「暁の蜂起」以降に自身のパーソナルカラーと決めた「赤」の塗装が施された機体で、シャアは「スミス海の戦い」に参加する。

▲MS-05 ザクI(ガイア機、マッシュ機、オルテガ機)
頭頂高:17.4m / 全幅:8.2m
トレノフ・Y・ミノフスキー博士は、のちにジオン公国軍の新型主力兵器となるモビルスーツ、その開発技術顧問であった。しかし、彼が地球連邦政府へ亡命するとの情報により、機密情報の漏洩を防ぐための亡命阻止作戦が展開された。ミノフスキー博士を保護するため、地球連邦軍が人型機動兵器を投入すると予測したキシリアは、これに対抗すべくモビルスーツ開発に携わっていたテストパイロットを招集し、「MS-04 ブグ」と4機の「MS-05 ザクI」による部隊を投入。ガイア、マッシュ、オルテガの3人のテストパイロットも、ダークグレーで塗装された初期量産型の「MS-05 ザクI」で参戦している。
量産開始直後の「MS-05 ザクI」は、ガイア機とオルテガ機がザク・マシンガン、マッシュ機がザク・バズーカA1型を装備し、さらに「MS-04 ブグ」用のショートシールドを装着していた。月面のスミス海で行われた、初のモビルスーツ同士の戦闘によって得られたデータは、その後のモビルスーツ開発に活かされることになった。

▲MS-04 ブグ(ランバ・ラル機)
頭頂高:17.5m / 全幅:9.3m
トレノフ・Y・ミノフスキー博士が実用化した小型融合炉と流体パルスシステムによってモビルスーツ開発は大きく進み、試作機である「YMS-03 ヴァッフ」が誕生した。「YMS-03 ヴァッフ」で集めたデータをもとに、兵器としての機動性や運動性、生産性などを考慮した設計を行うことで、初の本格的な戦闘にも対応可能な機体として「MS-04 ブグ」が完成する。
機動性の向上に直結する流体パルスシステムのエネルギー伝達用の動力パイプを装甲の外に配置し、四肢の関節駆動に使用するエネルギー量が多くなることで、高い運動性を獲得する。しかし、高性能な試作機の開発時にありがちな話だが、生産性を度外視した設計により、機体の生産コストが高く量産に向いていないため、制式量産機の座は再設計によって誕生した「MS-05 ザクI」に譲ることになる。
「MS-04 ブグ」は量産化こそされなかったものの、複数機が生産されており、「MS-05 ザクI」に基本性能で勝るということから、モビルスーツ開発にテストパイロットとして関わっていたランバ・ラルは、うち1機を受領して使用。自身のパーソナルカラーである「青」で機体を塗装し、ガイア、マッシュ、オルテガ、シャアの4人と共に、月面のスミス海における戦闘に参加している。