METAL BUILD ケンプファーのレビューです。
全身。MBらしいディテールアップはされてますが、目立ったアレンジは無く、プロポーションやカラーリングはほぼアニメ通り。
顔。シルエットが変わるようなアレンジは無いですが、独自のモールドやマーキングは多く精密感のある見た目に。
モノアイはメタリック塗装でクリアパーツのカバーは無し。モノアイレールにまでモールドがしっかり入ってました。
モノアイは頭部カバーを開くことで左右に動かすことが可能。
登場時のシーンを再現出来る可動タイプのアンテナも付属。
各部位など。この辺もディテールアップはされてますが、体型やフォルムはアニメのイメージを崩さない造形。
腰回り。メタルビルドなのでほぼ塗装ですが、複数色使われた青の色味もベストな感じで質感も良かったです。
腕や足。四肢はアニメ通りごつくて力強いシルエットに。他の部分同様ディテールはびっしりで平坦な部分はかなり少ない造形に。
肩アーマーは左右非対称。こちらに塗料が乾かない状態で触ったような跡があったのがちょっと残念。
太腿にはビームサーベルが収納されており、カバーを開き、
太腿後ろのレバーを下げると柄が突出。
背中。
背部、リアアーマー、ふくらはぎアーマーは展開し、バーニアは伸縮が可能。またバーニア基部は上下に動かすことも可能でした。
可動は首が引き出し式で襟足も動き、腰共に大きくスイングが可能。肩も高く上がり、肘は120度、膝は110度程曲げることが。
股関節も引き出し式。横への開脚幅はそこそこですが前には大きく可動。接地性も良かったです。
肩は前方向には50~60引き出し可能。肩アーマーはがばっと開くことが可能。
つま先も可動。足裏のディテールも凝ってました。
オプション。
台座。
フル装備状態。
ショットガン。
ポンプアクションが可能な他、後部ストックを外すことも可能。
横のピンを起こして腰部にマウントすることも可。
ジャイアント・バズ。通常時はバズーカアームを使いバックパック左右に装備。
アームは伸縮出来、接続したまま持たせることが可能。グリップは可動式で後部のマガジンは着脱可能。
アームから外して持たせた状態。
ジャイアント・バズの取付穴は2か所あり、2段階の高さから選択可能。
ヒートホーク。こちらは柄を伸ばした発光状態で、
非発光の収納状態も付属。専用のホルダーを使って腕部や脚部にマウント可能。
武器バインダーを使って2つ並べてのマウントも可。
シュツルム・ファウスト。
こちらもヒートホークと同じ方法でマウントが可能。武器バインダーが使える点も変わらず。
チェーンマイン。ワイヤーはリード線で自由に動きを付けることが可能。
裏側。
チェーンマインラック。こちらは背部の穴に取り付けて装備。
チェーンマインを収納していない状態。
こちらは上部のロックを外して、下部のヒンジを引き出して開閉が可能。
内部のピンにチェーンマインを取り付けて収納が可能。チェーンマインはかなり急角度で曲げる必要があるので破損に注意が必要。
チェーンマイン収納状態。
補助脚を展開し、ショットガン、ヒートホーク、シュツルム・ファウストなどを懸架させることも可能。
台座の支柱は今回は通常より短めになっており、素立ちで使うことも可能でした。
また高速移動時の姿勢を再現出来る専用の支柱も付属。
こちらを使うことで高速移動時を再現した展示が可能。
後ろ。
横から。本体重量がかなりあるので何年もこのまま飾ったりはちょっと危険かも。
サイズ比較に同じMBのエクシア、メタコンのザクと。サイズは平均的で大きくも小さくも無かったです。
アレンジ比較用にROBOT魂のver. A.N.I.M.E.とも。プロポーションなどはほぼ変わらず、大幅にディテールアップされてる感じに。
適当に何枚か。
出撃。
専用支柱のおかげで通常の支柱では絶対に不可能な低空で浮いた状態での展示が可能。
バーニアの造形塗装も細かく、展開も出来るのでバックショットの迫力も十分。
今回通常の支柱が短いので、普段のように高く浮かせての展示は不可。
前述の通り可動は良好。肩も大きく引き出せるのでショットガンの両手持ちも問題なし。
関節もどこも硬く、重量があり、足首も大きいので自立はかなり安定してました。
ジャイアント・バズのサイズ感も劇中のイメージ通り。
「戦い方を教えてやる」。チェーンマインラックも劇中での取り出しシーンを疑似的に再現出来て良かったです。
チェーンマインの長さも十分。
ラックは開いた状態のまま付けることも可能。
ビームサーベルの取り出しギミックも再現。またショットガンは平手を使って銃身を掴ませることも可能。
ビームサーベルの両手持ちも可。ビーム刃の色は劇中より緑が強めの色味になってました。
首腰もしっかり回るので派手に振ることが可能。
劇中では未使用のヒートホークも付属。
終わり。以上、METAL BUILD ケンプファーのレビューでした。
急にメタルビルドからケンプファーが出ると発表された時は変化球すぎて驚きでしたが、プロポーションは変えず、スケールに合ったディテールを大幅にアップするという、機体のイメージを損なわずに、さらに魅力を引き出すような理想的なアレンジが施されていて、非常に格好良く仕上がってました。
自分の物は一部粗があったものの、塗装も基本的には丁寧で、複数色使われた青の色味などもケンプファーのイメージ通り、程よくツヤのある質感も良く、可動も引き出し関節が多用されてて見た目のイメージ以上によく動き、武装やギミックも盛り沢山で遊びの面でも申し分なかったです。
メタルビルドは00やSEEDなどスタイリッシュなMSが中心のイメージでしたが、こういうジオン系の無骨で重量感のあるMSでも、それに相応しいアレンジで最高クラスの物に仕上げてくれる事が分かったので、今後も時々こういった変わり種も出していって欲しいところです。