GUNDAM NEXT FUTUREで販売されたザクプラくん。
スケールは1/1で価格は880円です。
付属品はザク・マシンガン、ザク・バズーカ、ヒート・ホーク、それにディスプレイスタンドが付属。
余剰パーツやシールはありませんでした。
今回は伊藤園の「茶殻リサイクルシステム」により開発された茶殻配合樹脂 お茶プラが使われているため
淡い緑のパーツはこのように混ぜ込まれた茶殻を見る事ができます。
ザクプラくん1体あたり「お～いお茶 緑茶」600mlペットボトル約2本分の茶殻が配合されているそうです。
他の樹脂は石灰石を主原料とする新素材「LIMEX」が使われていますが
自分の物は黒い樹脂に若干色ムラがある感じでした。
「ガンプラくん」シリーズに登場するザクプラくんがガンプラくんに続きキット化されました。
今回も環境に配慮した素材、LIMEXが使われている他、大きな特徴として茶殻が配合された樹脂のお茶プラもライトグリーンのパーツに使われています。
そのため写真では伝わらないのですがお茶の匂いがほんのり香るキットとなっていてなんとも不思議な感じです。
茶殻プラスチックの質感はLIMEXに近い印象でちょっと重さがありしっとりとした質感。
普通のプラとは異なる触り心地です。
キットはガンプラくんシリーズ共通の頭身で立体化され、頭が極端に大きく手足は細い独特のバランスは変わっていません。
作りも非常にシンプルで四肢は付け根のBJで可動するのみとなっています。
それとパッケージに注意書きがありましたが茶殻を使用しているため保管方法によってはカビが生えるとありました。
なのであまり湿気が多い場所には置いておかない方が良さそうです。
配色はほぼ再現されていますがランドセルのノズルなどちょっとした部位の色が足りません。
ただ説明書には塗装に向かない素材ですと書かれているので塗装せず手軽に楽しむのが良さそうです。
お茶の匂いですがそれほど強い訳ではなく、近くで嗅いでみると分かるぐらいなので普通に飾る分には気にならないと思います。
頭部アップ。モノアイはきっちり別パーツで再現されています。
モノアイには回転ギミックがありますが、自分の物は回転させる際ある程度回すと少し引っかかる感じがあったので
個体差によっては干渉部分を削ったりする必要があるのかも
頭部のパイプは一体成型なので一部ヘルメットとくっついている部分があります。
胴体は腰のパイプまでしっかり別パーツ化。
今回はLIMEXも併用されていますが、切り出す時白化しやすく
また爪などで傷も付きやすいので扱いには少し気を使います。
腕部は付け根がBJ接続で後は固定です。
シールドも一体成型されていました。
スパイクアーマーも同様に一体成型されています。
茶殻はアップにすると目立ちますが遠目で見ればあまり気になりません。
股関節も同様にBJ接続
中央にはスタンドに対応した3mm穴があります。
脚部は膝や関節が色分けされていませんがソール部分は別パーツ化されています。
こちらも腕部同様細長いデザイン。
足裏はほとんどディテールはありませんが緑のピンがバーニアのように見える配置となっています。
可動範囲ですがガンプラくんと同じく頭部と四肢はBJで動くのみなので非常にシンプル。
ただ頭部の軸は少し引き出す事で自由度が増す他、腰も回転できます。
下半身は下からBJを挿し込むタイプなので少し脚を広げるか半歩踏み出すぐらいのポーズが限界です。
先に発売されたガンプラくんと比較。
胴体周りはほぼ同じバランスですが頭部デザインの関係で身長はわずかにガンプラくんの方が高いです。
武器を装備させて。
今回も基本的な物が揃っています。
ザク・マシンガン。
こちらはブラックの成形色で1パーツで再現。
可動ギミックなどはありません。
スタンドはシンプルで角度調整などは不可。
また3mm軸のスタンドに対応していますが
小さめのキットなので先端が小さく細いスタンドか何か延長パーツのような物がないと取り付け辛い所があります。
続いてザクバズーカ。
こちらも1パーツなので砲口などは塞がっているものの太さは十分です。
やはり可動範囲が制限されるため派手なポーズはできず
軽く構えるぐらいとなります。
最後はヒート・ホーク。
特にすっぽ抜けるような事もなく大きさも十分です。
主に使う武装が一通り揃っているのは良いですね。
ガンプラくんと組み合わせて。
この頭身なので和やかな雰囲気です。
ただ今回はランナーVer.のパーツが無いためガンプラくんDXセットのようなランナー状態にはできません。
HGUC ザクIIと大きさ比較。
1/1スケールではありますがキットサイズは小さく部品も少ないため手軽に楽しめるキットです。
ガンプラくんやザクプラくんの他にも様々なキャラがいますし
ズラッと並べると楽しそうなので他のキャラもそのうちキット化して欲しいですね。
最後に同じLIMEXが使われている恐竜骨格プラモデルのティラノサウルスやトリケラトプスと。
まだ脆かったり塗装に向かない素材のためプラモデルに使われるプラの代替品とは難しい感じですが
独特のしっとりとした質感などは面白いですね。
・塗装レシピはありませんでした。
以上 GUNDAM NEXT FUTURE限定 ザクプラくん レビューでした。
基本的に先に発売されたガンプラくんと同じような作りですがランナー状態にはできずシンプルな内容となっています。
とは言え武器は一通り付属しますしモノアイ可動や腰回転が可能だったりと動きは付けやすくなっていましたし
茶殻配合のプラはお茶の香りがして面白い素材でした。
LIMEXなども採用されていましたが次はどんな新素材の物を使ってくるのか楽しみですね。
