第6話「ガンプラは自由だ」
順調に地区大会を勝ち進めていたチーム『ブライト』だが、記者の心ない取材により、タクミは自信を失ってしまう。一方、元チームメイトであった颯太が所属するチーム『モンストル』は決勝まで勝ち上がる。次の準決勝を勝てば、颯太との直接対決が迫る中、そのプレッシャーで精神的に追い込まれていくタクミ。そんな準決勝の真っ只中、タクミの様子に異変が起こる――
清水拓司(52): 武野功雄
タクミの父。食堂『拓ちゃん』の大将。ファーストガンダム世代のガンダム好き。料理はビルド(組立)とアルマ(塗装)とパイロット(操縦)の総合技術だとガンプラに置き換えて考えている。ガンダム(ガンプラ)好き仲間が今でもお店に足を運んでくれることが嬉しい。タクミのガンプラ好きは、拓司の影響。
清水麻衣子(23): 相楽伊織
タクミの姉。食堂『拓ちゃん』の看板娘的存在。心優しき姉御肌。チーム『ブライト』のメンバーとは、小学生の頃からの付き合い。ガンプラ好きの父とタクミの会話が最近減っていることを心配しては、タクミに伝えようとするが伝わらない。本人はガンプラよりも恋バナ好きで、女子慣れしていないブライトメンバーをいつもからかうが、時にその本質を突くこともある。
清水涼子(50): 渡辺真起子
タクミの母。食堂『拓ちゃん』の女将。サバサバした陽気な性格がお客さんから愛されている。チーム『ブライト』のメンバーにとっては寮母的存在。タクミの繊細な性格を心配しつつも、息子のガンプラ活動を心から応援している。
ガンダム(チームブライトカスタム)
BASED GUNPLA:
RG 1/144 RX-78-2 ガンダム
チーム『ブライト』が使用するガンプラ。ベースのガンプラは、「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム」。通称「ナナハチ」。ガンプラのパフォーマンス精度に影響するガンプラスキー粒子の付着率が高い塗料で塗り直した新しいバージョン。
右足部分のチームロゴはチーム解散の原因を作ったかつての仲間・今泉が考案したもの。カラーデザインは、秘密基地を共有するサツキ・マナ・百花がナナハチを壊したお詫びに考えたもの。武器は、伝説の職人・仙道との出会いが生んだタクティカルハンマーと、タクミの諦めない気持ちが閃きを導いたダブルビームジャベリン。人生で起こる一見マイナスな出来事を味方につけ、色んな想いや偶然をお守りのように取り入れた最も勝利に近いガンプラ。
高機動型ザクII(チームモンストルカスタム)
BASED GUNPLA:
RG 1/144 MS-06R-1A
黒い三連星専用ザクII
チーム『モンストル』が使用するガンプラ。ベースのガンプラは、「RG 1/144 MS-06R-1A 黒い三連星専用ザクII」。通称「シャアザク」。地区大会優勝を
目指して、アルマの天才・颯太と、白星の力を結集させたカスタムモデル。量産型ザクの3倍の速度という設定は踏襲。さらにモノアイスリットを幅詰し、頭部を小型化。武装はトールギスシールドとヒートホークに加え、シールドに2本のバズーカを忍ばせたニューダブルバズーカを新たに装備。ライバル同士だった2人が才能を認め合って手を組み、お互いを信頼して作り上げた煌めく彗星の如きガンプラ。