
1981年よりTV放映が開始された『百獣王ゴライオン』。その主役メカ玩具である「DX超合金 未来獣合体ゴライオン」は、超合金ブランド史上最高の売上を記録した。その後、海外では『VOLTRON(ボルトロン)』の名で放映され、本作は今なお世界中で絶大な人気を博している。
その伝説のアイテムが、ついに『超合金魂』へと生まれ変わる!
現在の最新玩具技術を惜しみなく搭載し、劇中イメージを徹底再現。外観、可動、プレイバリューの全ての面において、超合金魂トップクラスのボリュームを誇るアイテムとなった。それでいて、DX超合金版へのリスペクトも随所に込められている。12月29日の発売を前に、製品サンプルでレッツ・ゴーライオン!

「超合金魂 GX-71 百獣王ゴライオン」パッケージがこちら。黒をベースとした、5色の獅子と銀色の十王剣が映えるデザインだ。この状態で長辺約40cmという大きさで、2016年の魂ブランドロボット系アイテムを締めくくるに相応しいボリュームだ。


解説書には変形合体の説明のほか、ストーリー紹介やデザインワークスが収録されている。遊びのイマジネーションを拡げるとともに、この商品自体が『百獣王ゴライオン』という作品を紐解く、貴重な資料となっているのだ。


チームのリーダーである「黄金 旭」が搭乗する黒いライオン型ロボット。空中戦を得意とし、ゴライオン合体時には胸、頭部、太ももになる。超合金魂においても5体の基部ブロックとなるため、ダイキャストを多用した重量感溢れるつくりとなっている。合体前の黒獅子形態では、首と腹部を引き出すことで、より動物らしいシルエットになるよう設計されている。

口のブラックソード、肩に装着するブラックバズーカが付属。5体の中で唯一背中の武装を持たないが、十分なボリュームが感じられる。


「黒鋼 勇」が搭乗する赤いライオン型ロボット。地中での戦闘を得意とし、合体時には右腕となる。比較的小型のロボだが、超合金魂では腹部、手足、尾の付け根などにダイキャストを使用し、合体前でも重厚感を放つ。

口にレッドソード、肩にレッドレーザー&マグマミサイルを装備。背中のパーツを開くと武装が展開し、こちらも内部まで塗装が施されている。右肩のレッドレーザーの、繊細な造形にも注目して欲しい。


「錫石 宏」が搭乗する緑のライオン型ロボット。森林での戦闘を担当し、合体時には左腕となる。基本的な形状や仕様は赤獅子と共通だが、緑獅子特有の曲面的な機体シルエットも完全再現されている。

口にグリーンソード、肩にグリーンガン&グリーンナイフを装備。背部には赤獅子と異なる形状の武装を内蔵している。森林での近接戦闘を想定した、シャープな武装が多いのが特徴的だ。


初期に「銀 貴」が、その後「ファーラ姫」が搭乗する青いライオン型ロボット。水中での戦闘では一番の能力を誇る。合体時には右足となる。上半身の重量を支えるため、超合金魂の青獅子、黄獅子は手足がまるごとダイキャストとなっており、ラチェット可動も強固に作られている。

口にブルーソード、水中戦で威力を発揮するモリミサイル&アイスミサイルを肩に装備。背部武装も展開する。


「青銅 強」が搭乗する黄色のライオン型ロボット。陸戦型のパワーファイター。剛性と鮮やかな発色を両立するために、5体の獅子の胴体部分はポリカーボネートも採用されている。青獅子と黄獅子は、その仕様がもっとも映えている箇所なので、ぜひ合体前にその完成度の高さを確かめて欲しい。

口にイエローソード、肩にサンド地雷&ガトリングミサイルを装備する。背中の砲塔は角度を変えることも可能。胴体の形状は青獅子と共通だが、頭部の形状を忠実に再現することで、青獅子と黄獅子のキャラクターの差異も表現している。





5体とも、四肢の付け根が展開・可動するため、美しい「ハの字」立ちが可能。加えて足首をはじめとした各関節も可動し、首の角度も変えられる。さらに「赤獅子」「緑獅子」の腹部は、合体後にゴライオンのひじ関節となるため、回転させることで90度ほど曲げる事ができる。
(撮影に使用している「魂STAGE ACT.5」は別売りです)

これらの全身に設けられた可動によって、ライオン型ロボの姿での柔軟なアクションを実現。合体後の剛健さ溢れる姿とは対象的な、しなやかなイメージを存分に楽しもう。



5体全てに、かがむ方向への腰の引き出し可動を搭載。これと四肢の可動を組み合わせて、蹲み(つくなみ=腰を落とした)の姿勢をとることを可能にした。神殿の前に佇む黒獅子など、このポーズも劇中では印象深い。



このように、多彩な可動と豊富な武装パーツが付属する「超合金魂 GX-71 ゴライオン」だが、超合金魂シリーズには欠かせない台座パーツも特製のものとなっている。
ブルーグレーのパーツが5つ付属し、組み立てると合体前の個別武装、合体後の「十王剣」「スペースカッター」「ダブルソード」「差し替えフェイスパーツ」が全てディスプレイできる台座が完成する。
台座の造形には、中世の建造物のようなイメージが取り込まれ、作中の神秘的な雰囲気も漂わせる。ネームプレートは「百獣王ゴライオン」「VOLTRON」の2種が付属しているので、好きな方を取り付けよう。

ここまでの時点で既に、アクションフィギュア5体分に匹敵するほどの超ボリュームを誇っているが、超合金魂の真髄である変形・合体が後に控えている。胴体と手足の5体合体という、シークエンスこそ王道だが、スムーズに変形・合体が楽しめる機構が搭載され、さらに「あの時、アニメで見たゴライオン」のイメージを膨らませる仕様も満載となっている。
後編の変形・合体紹介レビュー公開を、楽しみにしていて欲しい。
(レビュー後編は近日公開予定です)