「機動戦士ガンダム 戦場の絆II」×月刊『ガンダムエース』×ガンプラ大型連動企画『機動戦士ガンダム 赤い三巨星』より
HGUC 赤い三巨星チームセットが登場。
価格は6,050円でプレミアムバンダイでの受注品となります。
プレミアムバンダイ受注品ですがパッケージはフルカラーで説明書も機体説明があり、一般販売品と変わらない物になっています。
今回は赤い三巨星セットという事で3機セットとなっています。
陸戦型ガンダムをベースとしたガンダムRR(リレイジ)と
陸戦型ジムをベースにしたジムRR(レッズ)が武装違いで2機という内容となっています。
まずはガンダムRRから紹介していきます。
付属品は100mmマシンガン、ビームライフル、180mmキャノン、シールド、
ガトリング・リボルバズ、右銃持ち手、左平手、それにサーベル刃2本が付属。
シール類は3機分まとまっていて各種センサーや胸ダクト周り、足の甲などの色分けを補うホイルシールと水転写デカールが付属。
ガンダムRRの余剰パーツは陸戦型ガンダムで使われているパーツが一部余ります。
赤い三巨星の小隊を再現した今回のセット。
連邦の機体ですがジオンのエース機に憧れて現地改修したという三巨星。
ガンダムRR(リレイジ)は上官のラルフ・ザブカ中尉が操る機体で今回のセットでは唯一陸戦型ガンダムをベースとした機体となっていて
赤をベースとしながらも左半身の一部が白い個性的なカラーリングになり
頭部にはバイザーユニット、バックパックは新造され2連装ロケットバズーカ砲が装着されています。
キットのベースは以前発売された陸戦型ガンダムで大半のパーツは共通となっています。
そのため使われているポリキャップはPC002でABSは使われていません。
陸戦型ガンダムベースのため、陸戦型ジムベースのジムRRよりディテールはあっさりしています。
個性的な配色はプラモのパーツに沿った配色で十分色分けされています。
シールも少なめで各所のセンサーと腰のV字、胸部の▼モールドぐらいです。
頭部アップ。変更があった所はベースの陸戦型ガンダムと比較していきます。
頭部にはバイザーが追加されヘルメットの形状も変わっています。
バイザーはクリアパーツが使われています。
ヘルメットはトサカ部分などに合わせ目あり。
バイザーは差し替え無しで降ろす事が可能。
こちらもクリアパーツが使われジムのようなバイザー顔になるのが面白いです。
胴体ですが基本的にはカラーの変更のみとなるものの、
サイドアーマーのスペアマガジンが変更されガトリングリボルバズのスペア弾倉が装着されています。
バックパックはほぼ新造されバーニアは共通ですが左側に2連装ロケットバズーカ砲が装着されています。
ロケットバズーカ砲は回転可能。
砲身は一部合わせ目が出ますが大部分は段落ちモールド化されています。
腕部は左腕のみ一部ホワイトに。
前腕や肩アーマーには合わせ目がでますが左のみ平手あり。
股関節はスイングギミックがあるのも変わりません。
脚部もやはり左脚のみ一部の装甲がホワイトになっています。
サーベルラックもそのままですがサーベルグリップも左右で色が違っています。
足裏は一部肉抜きがありますがつま先が可動。
ベースとなったHGUC陸戦型ガンダムと。
白は明るい白で独特のカラーリングもありかなり派手な印象。
頭部やバックパックに大きな変更があるため結構変わった印象があります。
武器を装備させて。
武装は陸戦型ガンダム譲りで多くの武器が付属します。
100mmマシンガン。
こちらは流用で一部合わせ目あり。ストックやサブグリップが可動し両手持ちも可能です。
ビームライフル。
こちらも流用でグレーと赤の派手なカラーリングになりました。
やはり合わせ目は出ますがフォアグリップは可動します。
可動範囲は変わっていないのでこちらのレビューを参照してください。
今だと接地が少し物足りなく感じますがそれ以外は十分動きます。
シールドも流用でパーツを展開する事で立てておく事ができます。
ロケットランチャーは左右には振れませんが前方に向けられます。
フレームを伸ばす事で打突状態になります。
180mmキャノン。
こちらも流用となります。
砲身などに一部合わせ目がありますがグリップが可動し構えやすくなっています。
コンテナは付属しませんが分解ギミックもこれまで通りでした。
陸戦型ガンダムベースなので流用武器も良く似合いますね。
そして新規武装となるガトリング・リボルバズ。
ガトリングのような回転式の砲身と大きなシリンダーがある特徴的な武装です。
モナカなので合わせ目は出ますが砲身は回転可能。
グリップが可動するため無理なく担ぐ事ができます。
ビームサーベルは刃がクリアピンク。
今まで通り脹脛に収納しているグリップにそのまま取り付ける事ができました。
また余剰が揃っているので陸戦型ガンダムとして組む事も可能。
ただコンテナはありません。
これでガンダムRR編は以上です。
前回に続き、今回はジムRRの紹介となりますがこちらは2体組むようになっていてメイン武装が異なります。
アイアンバンカー仕様はアイアンバンカー、100mmマシンガン、左平手、バズーカラッチ、サーベル刃2本。
ヒートスパイク仕様はヒートスパイク、赤熱化状態のヒートスパイクパーツ、
100mmマシンガン、左平手、バズーカラッチ、バックパックキャップ、それにサーベル刃2本が付属。
3機共通武装としてロケットランチャー、ミサイルランチャー、ネットガンも付属。
またHGUC陸戦型ジムのパーツを中心に余剰がいくつかあります。
赤い三巨星セットのガンダムRRに続いて紹介するのはジムRR(レッズ)。
こちらはHGUCで発売された陸戦型ジムをベースにしていて2体ありますが基本的にはどちらも同じ。
ただ武装が異なり近距離に特化したマロビ・ブレイドンが乗り込むアイアン・バンカー仕様と
中距離型に改修され同僚のウィリアム・マッチオが乗るヒート・スパイク仕様があります。
こちらも独特のカラーリングは健在で左半身の一部がホワイトになっています。
また頭部や左膝の装甲などにも変更が加えられています。
HGUC陸戦型ジムがベースになっているため、ガンダムRRと比べると若干ディテールが多めです。
大部分が陸戦型ジムの流用なのでポリキャップはPC002でABSは同じく使われていません。
こちらもパーツ分割に沿ったカラーリングなのでホワイト部分はしっかり色分けされていますが、
胸部ダクトや一部の▼モールド、脛下のグレーなどはシールで補う形です。
頭部アップ。ベースの陸戦型ジムと比較しています。
頭部はジムにゴツいバイザーユニットを装着した形で
ザクのようなダクトがあったり大きなアンテナがあったりと個性的な形状。
こちらもバイザーはクリアパーツです。
胴体は陸戦型ジムそのままです。
ダクトや▼モールドはシールで補う形でモールドもそこそこ入っています。
バックパックですが、ヒートスパイクの方はHGUC陸戦型ジムスレイヴ・レイス隊仕様の物です。
形状は同じですがジョイント穴がある物になっていてヒートスパイクのスペアが取り付けられています。
そのためヒートスパイク仕様のバックパックには3mm穴がありますがカバーで隠す事が可能。
またリアアーマーはジョイントを付ける事でバズーカを装備可能。
腕部は陸戦型ジムそのままでディテールが多めかつ合わせ目は段落ちモールドやディテール化されています。
こちらも左のみ平手あり。
脚部ですが右足は陸戦型ジムと同じ形状。
左脚のみ膝周りの装甲が一部新規でスパイクのない物に変わっています。
サーベル周りは特に変更ありません。
足首はつま先が可動しますがやはり肉抜きあり。
ベースとなっているHGUC陸戦型ジムと比較。
こちらも変更点は少なめですが配色が個性的でかなりインパクトはあります。
武器を装備させて。
アイアンバンカーとヒートスパイク共々シールドを改造したような武装になっています。
共通武装の100mmマシンガン。
こちらは流用で特に変更はありません。
アイアンバンカーはズゴックなどの爪を模したような三本の爪をまとめた打突武器となっています。
先端は動きませんが基部で若干伸縮可能。
可動範囲については陸戦型ジムと変わらないのでこちらのレビューを参照してください。
通常のシールドやヒートスパイクと違いシールドジョイントがなくフレームを伸ばす事はできません。
シールド系は基本的に色分けされていますがグリップの一部は塗装が必要です。
そしてジオン系のヒート武装から着想を得たというヒートスパイク。
鉄槍を高速で撃ち出す武器となっていてこちらもシールドを改良した装備でシールド機能も兼ねています。
鉄槍は一部合わせ目が出ます。
鉄槍は取り外し可能で赤熱化状態もクリアパーツに交換する事で再現します。
こちらはノーマルシールドと同じくフレームを展開する事で前方向に展開可能。
ただこの武器は結構重量が増していて、触っていると抜け落ちやすい印象なので少し軸を調整したりすると扱いやすいかも。
もちろん取り外しが可能なので射出状態も再現可能。
グリップは手首に合わせられた太さなので手持ちも可能でした。
サーベルはガンダムRRと変わりません。
またこちらも陸戦型ジムのパーツは揃っているのでノーマルの陸戦型ジムとして組む事もできました。
3機並べて。
ジオンから着想を得たカラーリングや装備で連邦の機体ながらどれも独特の個性があります。
また陸戦型ガンダム(パラシュートパック仕様)などに付属していた武器も共通武装としてセットされています。
こちらはミサイルランチャー
ロケットランチャー
そしてネットガンです。
これらはどれも流用となります。
これらの武器も好みで装備する事が可能。
ミサイルランチャーとネットガンはほぼ全塗装が必要ですが
さらにプレイバリューが上がるのは良いですね。
以上HGUC 赤い三巨星チームセット レビューでした。
今回はHGUC3体セットという珍しいキットです。
ガンダムRR、ジムRR共に陸戦型ガンダム&ジムのバリエーションとなっていて大部分は共通なのですが
特徴的なバイザーパーツやカラーリングのせいかかなり印象が変わって見えます。
また新規武器も個性的な物が多く、ジオンの武器に着想を得たという設定も面白いですね。
もちろん陸戦型ガンダム&ジムの豊富な武装も付属しているため
3機組むのは手間がかかるものの、かなり遊べる内容になっていました。