今回は、MG 1/100 ガンダムヘビーアームズ EW(イーゲル装備)のレビューをご紹介します!
MGガンダムヘビーアームズ EW(イーゲル装備)は、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』に登場するMS『ガンダムヘビーアームズ』のイーゲル装備EW版1/100スケールモデルキットです。武器コンテナ、追加ミサイルポッド、無限軌道などのユニットを持つオリジナル武装「イーゲル」を新規造形で徹底再現。各部のハッチ展開により、劇中で印象的な「全砲門オープン状態」も再現可能なキットになっています。価格は6,050円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
2012年1月に発売されたMGガンダムヘビーアームズEWに、追加武装の『イーゲル装備』を加えた重武装型のガンダムヘビーアームズとして発売。イーゲル装備の追加武装は全て、炸裂ボルトによって瞬時に投棄可能とのことです。
一般発売のガンダムヘビーアームズEWが手元にないので比較はできませんが、おそらく本体の成型色は一般発売のものと同じかと。イーゲル装備は外装がミリタリー用の深いグリーン、内装がシンプルなグレー成型色になっています。
ガンダムヘビーアームズ本体は部分的にポリキャップを使用。パーツの組み合わせによる脚付け根や肩などは多少弱さを感じるところもありますが、全体的な強度はまずまず高めです。大型の背負いものがなく、イーゲル装備は左右に広がりのある装備なので自立は安定しています。ヘビーアームズの内部フレームはABS、イーゲル装備の内部パーツはKPSが使用されています。
俯瞰。
本体部分は一般発売のものと同じですが、レビューしたことがないので各部をイーゲル装備と交えて一通り。
頭部。赤いガードや頬のバルカン砲などがパーツで色分けされています。額のV字や後部のアンテナ類は細身で曲がったり折れたりすることもあるので注意です。
ツインアイやセンサーはクリアーパーツによる再現。それぞれシールを貼って色分けします。
胴体部。ブルーのラインやインテークなど、各部が細かくパーツで色分けされています。赤やオレンジなどカラフルな仕上がりに。
胸部のハッチは開閉が可能で、展開させると内部のガトリング砲が露出します。中央のコックピットも開閉が可能。肩のマシンキャノンもパーツで細かく色分けされています。
コックピットにはトロワのフィギュアが内蔵されています。コックピットも適度な造形を再現。
フロントアーマーやサイドアーマーのハッチも展開が可能。各部のマイクロミサイルが露出します。
リアアーマーはシンプルな作りでハッチの開閉などはありません。腰アーマーはそれぞれ広く展開が可能。各部とも裏打ちパーツが造形され、モールドっぽく造形されています。
腕部。通常のガンダムヘビーアームズEW肩部にイーゲル装備の武器コンテナを装備した形になります。
腕部内部フレーム。
武器コンテナ。ハッチなど各部が細かくパーツ分けされ、完成度の高い作りになっています。ポロリしないような組み合わせになっているのがいいですね。
前面や側面それぞれにハッチがあり、展開することで内部のミサイル弾頭が露出。
肩の武器コンテナ装備は、ショルダーアーマーの形状に合わせてジョイントパーツで挟み込み、ジョイントパーツに武器コンテナを取り付けるようになっています。肩が武器コンテナの重さに負けてしまうので、腕を上げるような動きはやや難しめ。
ショルダーアーマー。武器コンテナを装備しているため、後部のポッドは完全に展開することはできません。前面のハッチは干渉なく展開可能。
脚部。側面にミサイルポッド、後部に無限軌道(脚部クローラーユニット)を装備した重装備仕様になっています。
脚部内部フレーム。
脚部側面のミサイルポッド。通常のミサイルポッド側面にポッドが追加された強化版になります。
通常版ミサイルポッドの弾頭とハッチパーツを組み換えて使用します。
側面の新規造形ポッドは観音開き。内部の弾頭枠はグレーに塗り分けが必要です。前面は通常版と同じ開閉となります。こちらも内部を塗り分ける必要があります。
無限軌道(脚部クローラーユニット)。キャタピラを挟んで組み合わせる構造で、合わせ目はモールド化されています。
アームは付け根がスライドし、上下や回転などフレキシブルに可動します。
無限軌道はアンクルアーマーのフロントガードや側面のマルチイチモールドパーツを取り付けない状態でジョイントパーツを噛ませます。ジョイントパーツも合わせ目は段差モールド化されています。
そしてジョイントパーツに無限軌道のユニットとアンクルのフロントガードを取り付けたら装着完了です。
上部にスライドさせ、アームの可動に合わせてユニット部分を寝かせることで無限軌道展開状態に。アームがジョイントパーツから外れやすいので注意です。脚を広げた状態だとキャタピラの接地性があまり高くないので、幅を狭めて脚を揃えるなどしたほうがきれいに見えると思います。
バックパック。左右のアームは可動式です。
MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。イーゲル装備は大きく見えますが、ガンダムW登場機なので他のキットと並べると小さいです。ガンダムヘビーアームズEWの頭頂高は16.7m。
MGシェンロンガンダムEW(タウヤー装備)と並べて。その他の機体の『敗栄』オリジナル装備仕様のキット化も期待したいですね。