MG ジム(寒冷地仕様)は、『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』に登場するジムバリエーション機『ジム(寒冷地仕様)』の1/100スケールモデルキットです。寒冷地仕様の特徴的な各部形状を再現。新規造形で再現された主兵装の90mmマシンガンをはじめ、ブルバップ・マシンガン、ビーム・サーベル、シールドといった武装が付属。価格は4,212円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
2017年12月に発売されたMG ジム・コマンド(コロニー戦仕様)をベースに、寒冷地仕様の特徴的な形状が再現されたキットです。拠点防衛用として、北極基地などの寒冷地に配備された機体。頭部や腕部、腰部、脚部、ランドセルといった各部、そして90mmマシンガンが新規造形で再現されています。設定では、各部に氷結対策、防寒処理が施されているとのこと。 成型色はクールなホワイトがメインカラー。関節や内部フレームなどもMGジム・コマンド(コロニー戦仕様)とは異なり、若干濃いめのグレーになっています。
内部フレームはMGジムベースで、MGガンダムVer.2.0やMGジム・スナイパーⅡなどのフレームが組み合わさって構成されています。ポリキャップの使用箇所は少なめですが、組み立て直後は強度も高めで自立も安定しています。ただ、肩部などは経年劣化やヘタレによって弱ってくる場合も。
頭部。寒冷地仕様の形状が新規造形で再現されています。ジム・コマンドに似ていますが、顎なしでのっぺりとした印象も。こめかみのバルカンは別パーツでの色分けで、後部にはアンテナが造形されています。頬のダクトは別パーツ化されていますが、内部は塗り分けが必要です。
前後挟み込みタイプで斜め上に合わせ目ができますが、モールド化されています。
内部は1つ目センサーなどは造形されていませんが、額は丸型のセンサーが造形されています。センサーの表面はシールでの色分け。
胸部から腰部をジム・コマンド(コロニー戦仕様)と並べて。胸部はジム・コマンドと似ていますが、エアインテークやコックピットハッチ、腹部といった部分が新造され、肩のアンテナがオミットされています。腰部はプレーンなフロントスカートや中央のV字部分などが新規造形で再現されています。V字は黄色いシールでの色分け。
その他、サイドアーマーが新造され、リアアーマーのサーベルホルダーがオミットされています。
胸部と腰部の内部フレーム。
コックピットハッチは開閉可能で、内部にはMGジム系キットと同じくコックピットが造形され、パイロットフィギュアが内蔵されています。コックピットハッチは2個パーツによる色分け。
腰アーマー裏は各部ともモールドが造形された裏打ちパーツで構成されています。ただ、新造パーツとの隙間に肉抜き穴ができるのはちょっと・・・・。裏打ちパーツも新造されていると良かったかも。
腕部。ほぼMGジム・コマンド(コロニー戦仕様)と同じですが、前腕が新規造形パーツになっています。ただ、形状はほとんど同じで、わずかにモールドが違っている程度。
MGジム系キット準拠の内部フレームに、二の腕、前腕共に筒型パーツを被せる仕様で合わせ目はありません。ハンドパーツは親指のみ可動し、他の4本は組み換え式です。
ショルダーアーマーはMGジム・コマンド(コロニー戦仕様)と全く同じです。合わせ目は出ない組み合わせで、側面のダクトは別パーツでの色分けです。
脚部をジム・コマンド(コロニー戦仕様)と並べて。造形はほとんど同じですが、膝の駆動パーツが新造され、ふくらはぎや膝関節パーツも新造されています。
脚部内部フレーム。外装の新造によって、内部フレームも膝やふくらはぎなどが新しいものに変更されています。
膝裏もチューブのようなモールドが造形されています。
大腿部の前後外装の組み合わせは変わらず。ふくらはぎのスラスターはオミットされています。
膝は駆動パーツの一部がカットされ、脚部外装との干渉を避ける構造になっています。
ソール部はジム・コマンドと同じです。
バックパックは寒冷地仕様として新規造形されています。内部フレームなどは造形されておらず、前後挟み込みタイプの構造になっています。バーニアは内部パーツによって色分けされています。
背中にはポリキャップが内蔵されていますが、バックパックは普通に各柄ダボのみの固定となります。固定強度は適度にありますが、脱着はラクです。サーベルホルダーの裏には肉抜き穴があります。
サーベルホルダーは角度変更が可能です。バーニアは特に可動はしません。