
只今より、魂ウェブ商店にて受注中の「S.H.MonsterArts ゴジラ(2016)第2形態&第3形態セット」のレク(チャー)を行う。
東京湾浮島沖に出現した巨大不明生物は、大田区蒲田より上陸のち品川付近まで移動を続け、周辺地域に甚大な被害をもたらした。発見当初は水棲動物かと思われたが、上陸にあたり二度の生態変化(後に自己進化と判明)が確認される。政府は当該の巨大不明生物を「ゴジラ」と命名、伴って当記事では蒲田上陸時のゴジラを「第2形態」、のちの直立~東京湾移動時のものを「第3形態」と呼称する。
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まず、多摩川河口より遡上した「第2形態」から説明しよう。
S.H.MonsterArtsでは、「第2形態」の特徴である爬虫類と魚類の中間のような容貌を細部まで立体化。
後肢と尻尾の付け根で自重を支える、這うような独特の姿勢の再現度も注目したい。



都民を驚愕させた大きな目玉、体液を流出させていたエラ部分など、特に印象に残った部位もS.H.MonsterArtsならばじっくりと観察することが出来る。
また後の進化形態から鑑みて、背びれや体表の様態には未発達さを残しているのが解る。出現当初はこの形態でも十分な脅威たり得たが、のちの惨状を一体誰が想像出来ただろうか。


ここで、テストショット品(上画像)で可動を検証してみよう。
実際の製品版は、この黒いモデルと同程度に動くと思って欲しい。首~尻尾にはジョイントが内蔵され、移動の際に見せていた全身を大きくくねらせる動きが可能だ。後肢も付け根からつま先まで可動する。
顎部の開閉可動との組み合わせで、都民が目撃した数々の姿が再現出来る。


高層建造物と衝突した「第2形態」は、直後に直立二足歩行能力を会得し「第3形態」へと進化。
後肢で立ち上がり、前肢にも発達の様体が見られる。この形態の際、ゴジラと対戦車ヘリ小隊が対峙したのも印象深い。





「第3形態」では「第2形態」との共通点も残されているものの、エラが閉じ、体表も硬質な質感となり、陸上での活動により適応したのが解る。S.H.MonsterArtsでは、その進化の様子も如実に立体で再現されている。
また頭部の隆起や尻尾の先端などには、この先にまだ残された進化の萌芽も伺わせる。この「第3形態」は、ゴジラの進化を学ぶための重要なターニングポイントなのだ。





「第3形態」のテストショット品(上画像)で可動を見てみると、その異常なまでの環境適応能力が深く解るだろう。
首から尻尾まで全身にジョイントが内蔵されている点は「第2形態」同様だが、「第3形態」では発達した後肢による歩行ポーズも可能。特に上半身の可動範囲の広さは特筆すべきもので、「第2形態」から進化した直後の、ゴジラが天を仰ぐ様子も再現できる。

本アイテムのサイズは、基本的な姿勢を取らせた際に「第2形態」が全高約50mm、「第3形態」が全高約130mmである。これは2016年11月に発売された同シリーズ「第4形態」(別売り)とスケールを合わせての仕様で、3体を並べることでゴジラの進化の様子がひと目で俯瞰できる。
この巨大不明生物が、いかに異様な存在であるか目で見て実感できる、それがS.H.MonsterArts化の意義のひとつでもあるのだ。

圧倒的な破壊力を見せつけた「第4形態」に対して、世間では未成熟さを残した「第2形態」「第3形態」に興味を見出す者たちも多いと聞く。見上げるほどの大きさであった彼らを、手のひらに乗せて観察できるのも、S.H.MonsterArtsならではの活用法だろう。


「S.H.MonsterArts ゴジラ(2016)第2形態&第3形態セット」は、現在発売に向けて鋭意開発中である。
デザインが完成したばかりのパッケージ試作(上画像)も初公開となる。パッケージ裏面には竹谷隆之氏のメッセージが掲載される。
繰り返す。「S.H.MonsterArts ゴジラ(2016)第2形態&第3形態セット」は魂ウェブ商店限定商品であり、購入には2017年2月20日(月)23時までの予約が必須である。