



ブルーとホワイトのカラーリングでクールな印象のトールストライクグリッター。名称は製作者のサツキ・トオルとかけているとのことです。2014年に発売されたREVIVE版 HGCEエールストライクガンダムをベースに、各部が新規で造形されました。

両肩にグリッターレヴという「輝き」の名を持つ遠隔操作武器を装備し、バックパックにはエールストライカーと同じ形状のトールストライカーを装備。機動性と攻撃性を意識したスタイルになっています。ちなみにグリッターとは「きらきらと輝くもの」という意味です。

背中にトールストライカーを装備しているので後方に倒れやすいですが、関節強度の高さと足裏がしっかりと接地していることもあって自立は可能。若干前のめりになるくらいで自立してくれます。ですが自立でのポージングは難しいので、台座を使ってポージングさせたほうがいいですね。

自立が不安定なため、トールストライカーを外して各部をレビューしていきます。まずはトールストライカーとグリッターレヴを外した状態を全身から。軽装で身軽なスタイルになります。

トールストライカーは中央のダボ穴と、グレーの縁と角型パーツによってしっかりと固定できるようになっています。

頭部。ベースはストライクガンダムですが、アンテナと額パーツが新造された特徴的な形状になっています。バルカン含め両脇のダクロ類は白一色なので塗り分けが必要です。

後頭部のセンサーにシールはないので塗装による塗り分けが必要です。

胸部。イエロー、グレー、ホワイトのパーツでかなり細かく色分けされているので、このままでも十分な仕上がり。ストライクガンダムよりもさらに質の高い組み合わせになっています。

腹部、腰部。こちらもフロントアーマー類がパーツによって色分けされています。組み合わせもしっかりとしていてポロリもありません。フロントの中央アーマー両脇にある黒いダクトと、リアアーマー上部のダクト部は黒いシールによる色分けです。サイドアーマーとリアアーマーはストライクガンダムと変わらず。

腰部アーマー類の裏面は特にモールドはありませんが、そのままでも十分そうです。

腕部。ショルダーアーマー以外はストライクガンダムと変わらず。二の腕は筒型ですし、前腕部はパーツによる組み合わせで合わせ目はモールド化されているようです。肘裏にはシールドをマウントできるダボ穴がありますが、このキットにはシールドがないので気になるなら穴を埋めてもいいかもです。

ショルダーアーマー。前後はさみ込みタイプですが、合わせ目はモールド化されていて消す必要がありません。前後のセンサーのみシールによる色分けです。側面にはグリッターレヴを前後に可動させるギミックがついています。

グリッターレヴ。青と白のパーツによるシンプルな構造ですが、適度にモールドは入っていて合わせ目もあまりわからない組み合わせになっています。遠隔操作の飛行武器としてファンネル的な要素を持っていそうです。説明書では特に色分けされていないですが、前後のダクト類は塗り分けたほうがかっこよくなりそうです。

グリッターレヴ単体でアクションベースにマウント可能。

脚部。細身で長く、スマートな形状。前後はさみ込みタイプの大腿部は、側面に合わせ目ができますが段落ちモール化されています。スネの合わせ目も脇にできるので、そのままでもモールドとして処理できます。膝のセンサーとアンクルガードの一部のみシールによる色分けです。後部には縦に合わせ目ができますが、消すのは難しそうなので段落ちモールドなどを彫り込むといいかも。後部のダクトも別パーツ化されています。

トールストライカー。ワイドなウイングと高出力スラスターを持った存在感のある武装です。各部もパーツによって色分けされていて、素組みでも満足できる構造になっています。

青いスラスターや中央の白い部分は左右はさみ込みタイプなので合わせ目ができますが、分解できるので合わせ目消しはラクそうです。

HG陸戦型ジム、HGルプスレクスと比較してみました。トールストライカーがある分ボリュームがありますが、大きさ的には陸戦型ジムとルプスレクスとの中間くらい。王道のガンダムタイプなのでスリムですしスタイルの良さを感じます。




































