HG 1/144 波利诺克・沙曼2024年11月30日(六)发售/3,520日元(含税)
出自‘机动战士Z高达’的波利诺克・沙曼搭载了最新机构于HG立体化。
专用护盾除了钩爪部位备有可动机构之外,也重现了末端的光束产生部位等细节。此外,只要将收纳于专用护盾内侧的握柄装设特效零件,即可重现光束战斧或光束军刀。
肩甲搭载了可供重现炸裂弹发射器发射状态的开阖机构。
附有表现雷达碟发光状态的头部零件。藉由反射切割和贴纸的搭配,可以替换零件重现雷达碟发光的状态。头部除了具有球形可动关节之外,在颈部基座也设有可动轴,可以大幅度前俯后仰。
肩部搭载了拉伸式机构,可以扩大臂部的可动范围。高机动性关键的推进背包备有复数球形关节,各个区块均可个别活动
今回の記事では、『機動戦士Zガンダム』からファン待望のキット化となったガンプラ「HG 1/144 ボリノーク・サマーン」を紹介します。「ボリノーク・サマーン」は劇中終盤に登場した印象深いモビルスーツでありながら、これまでプラモデル化の機会がありませんでした。2024年11月30日、ついにHGガンプラのラインナップに加わります。
パプテマス・シロッコが開発した情報収集を主任務としたMS
ボリノーク・サマーンは、1985年放送のアニメ『機動戦士Zガンダム』に登場したモビルスーツです。グリプス戦役期に木星から地球圏に帰還した宇宙輸送機ジュピトリスにて生産されたという出自を持ちます。開発者はパプテマス・シロッコ、メインパイロットはティターンズのパイロットであるサラ・ザビアロフが務めました。偵察用モビルスーツであり、頭部には特徴的なレドームを備えます。
本機はこれまで、アクションフィギュア等による完成品での立体化はされてきましたがプラモデルとしての立体化の機会がありませんでした。これまでの組み立てモデルの立体化はB-CLUBによるレジンキット等が発売されていましたが難易度が高く、価格も高価なものに限られました。今回発売される「HG 1/144 ボリノーク・サマーン」は本機初となるプラスチックキットとしての立体化であり、初心者でも簡単に組み立てが可能なキットとなっています。
現代の構造にて再現された令和のボリノーク・サマーン
それではキットを組み立てていきましょう。まずはキットを構成するランナーから見ていきます。本キットはPS樹脂のランナーが15枚、ポリキャップのランナーが2枚、シールが1枚で構成されています。Dランナー、Fランナー、Gランナーは同一形状のランナーが2枚付属しています。なお、Fランナーは「HGUC 1/144 シナンジュ」のランナーが付属します。
レドームの発光状態が選択可能な頭部パーツ
本キットの頭部パーツはレドームの発光状態の有無が選択可能となっています。2種類の頭部パーツが付属しているので、完成後も簡単に切り替えることができます。
特徴的な曲面を持った胴体パーツ
ボリノーク・サマーンの胴体は特徴的な曲面を持ったデザインとなっています。パーツ数は全19パーツにて構成されており、肩部接続部は引き出し式関節が採用されています。
左右で前腕部の形状が異なる腕部パーツ
腕部は肩部および上腕は左右対称の形状ですが、前腕部は左右で形状が異なります。肘関節は2軸可動となっています。肩部の炸裂弾ランチャーはハッチの展開機構を備えます。
左右同一形状となっている足部
足部は左右共通の形状となっており、左右各7パーツにて構成されています。完成後はつま先部も可動します。
二重関節で柔軟に可動する脚部パーツ
本キットの脚部パーツは左右対称構造となっており、各20パーツにて構成されています。膝関節には二重関節が採用されており大きく可動させることが可能です。
上下スイング機構にて可動域を拡張する腰部パーツ
腰部パーツは全7パーツにて構成されており、脚部との接続は軸接続、胴体部との接続はポリキャップによるボールジョイントとなっています。
これにてボリノーク・サマーンの素体を構成するパーツは完成です。一度組み立ててボリノーク・サマーンの素体を完成させます。
スラスターノズル内部が色分けされたバックパック
本キットのバックパックは全33パーツにて構成されており、各スラスターノズルは内部がパーツ分割によって色分けされています。また、各部スラスターはボールジョイントにより接続されているため、自由に角度を変更することが可能です。
クローが開閉可能なシールド
シールドは内部に格納されるビーム・サーベルを含め全21パーツにて構成されています。クロー部分は各部に関節が搭載されているため開閉が可能な構造となっています。
以上で武装パーツも全て完成です。本体に装備させてボリノーク・サマーンを完成させます。
ビーム・サーベルおよびビーム・トマホークはクリアパーツにて再現されています。ビーム刃のカラーはクリアイエローとなっており、2セット分付属しています。
これにてボリノーク・サマーンを構成するパーツは全て完成です。ここからは完成したボリノーク・サマーンを見ていきましょう。
特徴的なプロポーションと武装を有したボリノーク・サマーン
最初に完成したキットを前後左右から見てみます。大型の上半身と専用シールドが特徴的なデザインとなっています。
頭部は組み立て後もモノアイ角度の変更が可能であり、レドームの発光状態も頭部そのものの差し替えで切り替えられます。
専用シールドのクローを可動させることで様々なアクションポーズも表現することができます。
シールドに内蔵されたビーム・サーベルおよびビーム・トマホークは選択して再現することが可能です。
肩部の炸裂弾ランチャーはハッチを展開して射出状態を再現することが可能です。また、腰部にはアクションベース接続ジョイントが採用されており、宇宙空間をイメージしたポージングも可能です。
股関節は上下スイング可動により膝立ちポーズも行なうことが可能です。
今回発売されるボリノーク・サマーンは現代の最新技術を駆使して立体化されたキットでした。ボリノーク・サマーンが持つマッシブなシルエットを忠実に再現しながら、肩の引き出し関節や股関節のスイング、膝の二重関節といった工夫が各所に仕込まれています。一見動きのつけにくそうな機体が、驚くほどの可動域で多彩なアクションポーズに対応しており、最新のガンプラ技術が注ぎ込まれたキットだと感じました。偵察用モビルスーツなので付属武装はシンプルですが、専用シールドはクローの展開ギミックと十分な保持力を持っており、ほかの『機動戦士Zガンダム』登場機体と組み合わせて飾るといった遊びにもつながります。
また、HGガンプラでは「HGUC 1/144 メッサーラ」や「HGUC 1/144 ジ・オ」、「HGUC 1/144 PMX-001 パラス・アテネ」といったジュピトリス製のMSたちが発売中です。『機動戦士Zガンダム』の40周年イヤーを前に、ついに「ボリノーク・サマーン」もガンプラ化。これでシロッコが開発した4機のモビルスーツが全て揃いました。劇中では同じ戦場に出ることはなかった4機ですが、ガンプラでは是非とも肩を並べて展示してみたいところです。