METAL STRUCTURE 解体匠機 サザビーのレビューです。
全身。νと同スケールでそちらより大きい機体なので全高43cmと物凄いボリューム。パーツ数もνより1000増え3000以上に。
顔。造形は少しアレンジが入っており、頭部は設定画より幅が広く、頭頂部アンテナも先が膨らんだ形状に。
モノアイは塗装されていますがレーンが狭い事もあり発光させてないとあまり目立たず。頬の銀塗装なども正確。
モノアイは頭頂部カバーを開きマスクを下げることで左右に動かすことが可能。
ヘルメットを上げるとコクピットユニットが露出。
カバーを上下に開くと中にはシャアのフィギュアが。
頭部ユニットは引き抜くことが出来、裏側には発光ギミックのスイッチ。
スイッチは2つあり、モノアイと、
コクピットユニットを光らせることが可能。なおνと異なり本体のライトアップ部分は頭部のみでした。
各部位など。胸部はやや細身。サイズ相応のディテールアップはされてますが、デザイン自体のアレンジは無く基本に忠実。
腰回り。この辺もディテールびっしり。今回は全体的に銀がアクセントとして使われてるのが特徴。
腕や足。肩アーマーは少し小さめ。この辺もマーキングなどが多く、赤も複数色使われておりマットな質感も綺麗でした。
肩のマーキングは左右非対称。
5指はそれぞれ第1、第2関節まで可動。
背中。
ファンネルとファンネルコンテナにはマーキングが入ってるのでそちらを合わせて収納。
コンテナ裏側にはアームが収納されており展開することでファンネルをホールド可能。
ファンネルの展開も可能。
底面のノズルを押すと銃口が出てくる仕組みになってました。
プロペラントタンクはオリジナルでは黒一色ですが今回は大部分が白でした。
下部を引っ張ると連動して装甲が展開。下部を捻るとバーニアも展開。
ファンネルコンテナ、プロペラントタンクはジョイント接続で柔軟に可動。
またコクピットユニットはνガンダム持たせることが可能でした。
続いて本体可動。首は上下には若干程度ですが、横には45度程回すことが可能。肩は横へはクリック関節で水平近くまで上がりますが、前後へはクリック関節では無いので武器を持たせると肩が負ける感じでした。
肘は90度近く曲げることが。手首もボールジョイントである程度可動。
腰の前後へのスイングは無し。横にもメガ粒子砲の干渉があってほんの僅かしか動かず。
開脚はこれくらい。接地性は高めですが、限界まで開くと足首の端が浮いて不安定になるので、あまり大きく足を開くのは止めた方が良さそう。
股関節は前へは70度程上げることが可能。膝は40度くらい。ただこれ以上動かすのが怖い所があったので、可動はどこも頑張ればもう少しくらいは動くかもしれないです。
オプション。
エフェクト一式。
人物フィギュア一式。
台座。
メイン支柱やアームなど。
側面台座やライトユニット、演台など。
台座キャップ一式。左下のはトマホークホルダー。
ライフル、シールド装備状態。
後ろ。シールドは大きめですが本体重量が凄いので装備状態でも自立は全く問題なかったです。
ビームショットライフル。なお射撃武器は今回こちらのみでロングライフルは後日販売されるオプションに付くとか。
銃身は伸縮出来、連動して銃口カバーも展開。また銃身後部も展開可能。フォアエンドのスライドも可。
前後のマガジンは着脱可能。
シールド。こちらもサイズに合わせたディテールがびっしり。
裏側。
ジョイントは前後左右に動き、接続部が回転もするので向きや角度など柔軟に調節することが可能。
各部を引っ張ることで展開も出来、禍々しい感じに見える内部メカを露出させることが可能。
裏側にはビームトマホークやミサイル3基を取り付け可能。
ビームトマホーク。こちらには3種のエフェクトが付属。こちらは小で、
こちらが中、
こちらが大で、こちらのみ中央部にもエフェクトを差し込み。
トマホークは専用のジョイントを使うことでシールド裏側先端にも取り付け可能。
シールド自体が大きいのでかなり派手な見た目に。
ビームサーベルの柄は手首を引き出すことで引き抜くことが可能。
全ての武器がそうですがピンがあるので保持は安定。こちらには小と、
大のエフェクトが付属。
またフロントアーマー裏側には隠し腕があり、そちらのツメに持たせることも可能。隠し腕は基部と中央2か所が曲がり、ツメ部分は回転可能。
続いて台座。全て取り付けると幅奥行き共に57cm程にもなり撮影スペースに収まらなかったので床で撮影。
後ろ。このサイズが入るガラスケースなどはほぼ無いと思うので全てきっちり収めたい人は特注でもするしかなさそう。
フル装備で台座に乗せた状態。支柱が太いので脚はある程度開いてしまい、また腿ロールの角度も制限される感じでした。
武装はラックに取り付けて、シャアフィギュアを演台に乗せライトアップした状態。
少し照明を落とした状態でも。
支柱に乗せる時は股間のパーツを引き出して内側の溝にはめる方式。重い本体を持ち上げたまま位置を調整するのでコツを掴むまで少し大変でした。
武装各種は後部のラックに取り付け可能。
台座の手前には演台をセットすることが出来、演説してる感じでシャアフィギュアを展示可能。人物フィギュア各種はまた後述。
νガンダムと同じく段階的な装甲の展開が可能。こちらは2段階目の高機動形態。
トサカは前方向に展開。
胸サイドアーマーは一旦外して一段階外に付け直し。
フロントアーマーは横に展開。なお個体差ですが自分のは左内側のピンクが一部塗り忘れられてました。
肩アーマーは上下のパーツ共に横に展開。また上側内側のバーニアも引き出して展開。腕部は肘と手甲の装甲を展開。脚部はふくらはぎ装甲の展開のみ。
バックパックやリアアーマーも各部引き出して展開が可能。プロペラントタンクも前述の通り展開。
更に装甲を展開させた3段階目のハッチオープン形態。こちらは整備時や開発時を演出した姿だとか。
頭部はこちらではバイザーを引き出して上位置に付け直し。
胸部サイドアーマー、肩アーマー前後は開きっぱなしの状態に。
フロントアーマーは隠し腕を出した状態に。
腕は内側の装甲を開いて手首を引き出し。
ファンネルコンテナのアームも展開しっぱなしに。
台座に置いて各部アームや人物フィギュアなどもセットした状態。
νの時と同じくメンテナンス風景を再現することが可能。
本体自体のボリュームがνよりだいぶ上なのでそちらの時よりも更に迫力ある見た目に。
ν同様各種フィギュアも付属。こちらはシャアとナナイ。約1/60で塗装もかなり細かい部分までされてました。
整備兵2種。こちらは置いて飾れるタイプ。
ケーブルを使って浮かせる整備兵も2種付属。
フィギュアはνの時と同じくタラップアームに乗せたり、裏にケーブルを差したりして展示可能。
ケーブルは本体支柱にも差し込み可。
ケーブルはリード線なので細かく動きをつけることが可能。
ファンネルラックも付属し、台座にファンネルをセットすることが可能。
アームは複数個所可動し、先端のツメも開閉出来るので本体各部を挟んだりして整備してる雰囲気を再現可能。
タラップアームも複数個所可動し位置など細かく調節可能。
そして格納時や機体オーバーホールに対応した4段階目のフルメンテナンス形態。こちらは台座が必須に。
後ろ。本当に組み立て中みたいな姿で独特な見た目なので個人的にはこの状態で飾ることは無さそう。
正面。少しナイチンゲールも意識したようなシルエットになってました。
横から。台座の支柱に腰を掛けてるような状態に。台座の支柱は前に畳んで低い位置にしてから取り付け。
この形態では腹部アーマーも展開させ上半身を丸ごと前にスライドした状態に。
なので胴体は空洞に。
通常時は股間の裏に収納されてる腰中央のパーツも展開。
脚部は、通常時は畳まれてる足首フレームを起こし、各装甲を開いて股関節、膝を曲げた状態に。
アームやフィギュアなどもセットした状態。なお通常時は台座まで含んだ高さは47㎝程ですが、この形態だと42㎝程でした。
シンプルに台座と支柱のみで本体を飾った状態。台座は最小だと幅約36㎝、奥行き約32㎝まで縮める事が可能。
なお支柱後部は宙に浮き、本体足首ははみ出ますが、全て取り払った状態だと幅約29cm、奥行き約30㎝まで縮めることも可能でした。本体の固定のみならこれでもいけそうでした。
同じ解体匠機のνと。スケールはνと同じく約1/60。全高はそこまで変わらないですが、幅や全体のボリュームがかなり違ってました。
MGのサザビーとも。全高はこちらの倍くらいでサイズ感がおかしくなってくる感覚に。
適当に何枚か。
終わり。以上、METAL STRUCTURE 解体匠機 サザビーのレビューでした。
どのシリーズでも高くなりがちな重MSサザビーの解体匠機版ということで、価格はνの倍近い凄まじい額になりましたが、全高43cmのボリュームに3000パーツ以上が使われてるという精密感、塗装やマーキングも細部まで手が込んでおり、1点塗装不良があった点だけは惜しかったですが、飛び抜けた価格も納得のこれまで見たことが無い迫力あるフィギュアに仕上がってました。
νと同じくサイズや重量的に動かして遊ぶという事はあまり考えられてないようで可動はそこそこくらいですが、こんなのを動かすのは怖いので個人的にはその点は問題なく、第4形態まである装甲の展開ギミックや、臨場感を高めるミニフィギュア、豪華な台座など、他に遊べる要素は盛り沢山なので内容的な不満も無かったです。
第1弾のνから3年の間隔が開いたので次もまた2~3年は開きそうで、次にどのMSが来るかは全然読めないですが、とりあえず今はロングライフルなどがセットになったレウルーララボラトリーの方が楽しみです。