■MS-14J.zm ゲルググIII(ジオンマーズ仕様)
ジオンマーズとアクシズは、部隊の派遣やMSの開発といった面で協力関係にありました。特に後者では、技術系譜を同じくしながらも、お互いの運用環境に合わせた兵器をそれぞれに生み出したのです。その中のひとつがこのMS-14J.zm ゲルググIII(ジオンマーズ仕様)です。MS-14 ゲルググの改修機としてアクシズはMS-14J リゲルグを開発しました。これに対し、ジオンマーズではリゲルグの設定データを基に、新設計機であるゲルググIII(ジオンマーズ仕様)を建造したのです。リゲルグ以上にゲルググの意匠を多く残したゲルググIII(ジオンマーズ仕様)は、ジオンマーズにとってより「ジオン」を意識される機体であったといえるでしょう。
ここではシルエットのみの掲載となりますが、ジオンマーズがゲルググの後継機として開発した機体で、指揮官機と一般機の2種が開発され、それぞれに武装などに違いがあります。先行して完成した機体はチェスターJr.艦隊に配備され、地球へと送られました。その後、本格的な生産が行われる予定でしたが、レジオン建国戦争の勃発により、生産計画は遅延することとなりました。
イラスト連載まとめに掲載されているピンナップでは、その全貌に加え、各種ギミックも紹介しているのでそちらもぜひチェックしてください。