続きまして、来週発送開始となる「CSMロックシード チームバロンセット」の量産サンプルをご紹介!
こんな感じに仕上がっています。
ロックシード3種はプロップに合わせて塗装色を調整し、バナナはかなり明るいメタイエローになっています。
開いた状態のクルミロックシードも、シールの色味がDXとプロップでかなり差がありましたので、プロップ合わせで デザインを変更しました。
そして今回初登場のエナジーロックシード。
スーツプロップに合わせてラメがなくなったCSMの色味は、このようになりました。
かなり綺麗で安っぽくもならず、よい色合いとクリア感を両立できたと、開発者として思っています。
こちらは写真でなく実際にご確認頂くしか正確な色味が伝わらないと思います。来週の到着をお待ちください。
フタが開いた状態もプロップに合わせて塗装いたしました。
特にマツボックリエナジーロックシードは他のエナジーロックシードと異なり、スーツプロップも役者プロップもヒンジ部分までメタリック塗装されていましたので、写真のような見た目となっています。
CSMエナジーロックシードは、LEDの発光の見え方はDXに比べて光量が弱く見えてしまうのですが、DXにあった中央のロックジョイントを無くすための機構変更の影響になります。
最後にロックシード背面の電池フタの形状ですが、このバロンセット以降で下記のように変更となります。
これには理由がございまして、この構造の方がより、ベルトセット状態での音量を大きくすることができるということがわかったからです。
CSM戦極ドライバー・シャルモンセットのロックシードは、背面がプロップ合わせのデザインになるように設計し画像左のフタデザインになりましたが、商品発売後の社内関係者一同での振り返り・商品評価・改善点の洗い出しを行った際、偶発的ではありますが画像右の方が、戦極ドライバーの本体スリット部分を通過させたときに音が大きく響くということがわかりました。
戦極ドライバーはロックシードのスピーカーにフタをするような形で取り付けざるを得ないデザインになっているので、歴代変身ベルトの中でも一番音量の小さい変身ベルトといえます。
なのでCSM版を開発するにあたってはここを必ず改善するということを決め、電子的な領域を改善することでDXよりもハッキリ大きく変身音が聞こえるように改良しました。
シャルモンセットまでのロックシードの時点でも、DXよりも大きく変身音が響いています。
が、さらに良くできることに気づいてしまったからには、見ないフリのままにはできませんでした。
(ちなみに変身前のロックシード単独状態では、DXと音量が近しいままで制御し、ベルト装着後に音量が最大化するようなプログラムにしています。変身ポーズ的に顔の近くで開錠することが多いので、耳が痛くならないように音量をセーブしています。)
コレクションアイテムの面で考えて、裏面形状を同じままにしておくことも考えましたが、熟考の上、音量が大きくなるための形状修正を行うことに決め、進行途中の金型をとめて修正しました。
おもちゃとして迫力の変身音が楽しめた方が良い・本体側のBGMが鳴っているときに、それに負けないようにもう少し大きくできるならしておきたい、という思いからです。
「もっと早く気付いて、最初の商品からそうしとけよ!」と言われればその通りで、自分も本当に悔しく思っています。
コレクション性が第一という方にも申し訳ございません。
CSMファイズギアがあったからCSMカイザギアが進化できたように、同じシリーズ内でも研究を続け、より良く進化していけるように取り組んでいます。
呉島セット含め、ここから先のロックシードがより楽しめるアイテムになるよう、この形状変更で引き続き進行していきますので、よろしくお願いいたします。