「F91ガンダムは、シーブック・アノーで行きます!」
■METAL BUILD 「ガンダムF91 CHRONICLE WHITE Ver.」レビュー
1991年より30年―。斬新なデザインが新世代の到来を存分に感じさせた『機動戦士ガンダムF91』より、「ガンダムF91」が特別仕様で登場。
価格:31900円(税10%込) 発売:2021年3月
2017年版の「METAL BUILD ガンダムF91」からカラーリング&マーキングをマットパールをベースに再構築。
パッケージにはメカニックデザイナー大河原邦男氏の画稿を使用した特製スリーブを用意。MSV装備となるオプションパーツも付属する決定版として発売。
2021年は「METAL BUILD 10th ANNIVERSARY」、シリーズ10周年を迎えてさらに進化。
そして30周年記念でもある「ガンダムF91」が4年ぶりにリニューアルされました。
当初はカラバリだしスルーしようかなと思いましたが割と豪華な内容だったので購入。
今回は新しくなったCHRONICLE WHITE Ver.をご紹介いたします。
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METAL BUILDガンダムF91 レビュー
METAL BUILD ガンダムF91 MSVオプションセット レビュー
スリーブ、中箱
箱の大きさは割とコンパクトに収納され以前のF91と同じ大きさ。
スリーブが付属し豪華なパッケージですね。
中身
■付属品
MSVオプションセット
台座
台座のロゴも変更されています。
■ガンダムF91 本体
フロント
全高:約17cm
基本的には以前発売されたノーマルな2017年版ガンダムF91と造形は共通。
一部肩装甲が改修されております。
特徴的なのはポリカーボネート製で成型色仕上げだった以前の物から、今回マットパール塗装になったのと新規マーキングに変更された所です。
白い外装は暖色系のパールホワイトとクールホワイトの2色で構成。
全塗装によるパールの主張はそれ程強くなく落ち着いた質感の仕上がりになっている印象です。
流麗なフォルムがカッコイイ!
ヴェスバーと本体の接続は最初は固めですが一度付けるとすぐ馴染む感じ。
リア
俯瞰
頭部正面アップ
頭部は可動タイプの物がデフォルトで装着されています。
特徴的な「フェイスオープン」を再現するギミックを搭載。
ギミックを内蔵している為か、見栄えは口元の分割線など若干大味ですね。
トサカを上げると「フェイスオープン」を再現するギミックを搭載。
トサカの上下可動でマスクがパカパカと開閉するのがちょっと楽しいです。
非変形頭部
フォルムを優先した非変形頭部が付属。
こちらはマスクの差替えでフェイスオープンを再現可能。
フェイスオープン
腹部はエッチングパーツを内蔵しているのが特徴的で精密感が素晴らしいです。
肩部は新規形状。
比較画像
(ノーマル版、クロニクルホワイト版)
丸みのある流麗なフォルムに変更されているのが特徴的です。
肩部放熱フィン
肩の改修により放熱フィンは大きくスライドし、上に角度が付けられるように変更されました。
フィンは成型色仕上げから塗装に変更。
可動範囲
ダイキャストフレームを内蔵した可動域は以前の物と共通。
各関節保持力も良好。
腹部は仰け反り前屈に連動するフロントスカートのスライドギミックを搭載。
脹脛のフィンユニットは展開可能。
膝の屈伸により膝とフィンがスライドする連動ギミック搭載。
足の裏の塗装も精密。
ビーム・ライフル
手首はPVC製。固くて手首交換や武器を持たせ難い場合はドライヤー等で10秒程温めてから行うと良いです。
グリップ力は良好。
腰部リアアーマーにマウント可能。
ビーム・ランチャー
グリップ力はまぁまぁ。
腰部リアアーマーにマウント可能。
武器が重いのでグラグラして安定性はちょっと低め。
背中のヴェスバーは基部に可動ポイントがありレールに沿ってスイング可動。
胸部サイド装甲は開く事でヴェスバーと腰の干渉をさける事が出来ます。
ヴェスバー(Variable Speed Beam Rifle)
ジョイント基部が可動に連動して後部装甲が展開。
砲身は引き出す事で3段階に展開し迫力あるフォルムに変形。
グリップを展開可能。
片方だけスライドがちょっと緩かったので多少の個体差はあるかも。
手首を交換してヴェスバーを構える事も可能。
ビーム・サーベル
グリップ力は良好。
サーベルは左側腰部に収納可能。
ビーム・シールド
ビーム・シールドはパーツ差替えで再現。シールドの基部は回転可動。
右側腰部にビーム発生器を収納可能。
ジョイントパーツA、ジョイントパーツB
股下とバックパックに付けて支柱でのディスプレイが可能。
■ガンダムF91(パワードウェポンタイプ)
フロント
以前は別売りだったMSVオプションセットが同梱。
肩アーマーとパワードウェポンのパーツ交換でガンダムF91 MSVのパワードウェポンタイプを再現可能です。
カラーも本体と統一感のある塗装&マーキングに変更。
造形やギミックは以前の物と共通。
リア
パワードウェポンはビーム・ガトリングガンとミサイルランチャーで構成。
ビーム・ガトリングガン
グリップ力は良好。
砲身は伸縮機構を搭載。
レールを可動させて展開を再現。
肩部装甲は展開させる事も可能です。
ツイン・ヴェスバータイプへの交換はヴェスバーを外しキャップを付けてます。
バックパックはツイン・ヴェスバータイプに交換。
■ガンダムF91(ツイン・ヴェスバータイプ)
フロント
バックパックを交換しMSV ツイン・ヴェスバータイプを再現可能。
F91はサイズが小型なので迫力はそれ程でもないですがカッコイイ出来です。
リア
ツイン・ヴェスバーは伸縮機構を搭載し大きく展開可能。
4本のアームは可動ポイントが多くフレキシブルに可動。
関節保持力は良好。アームは一カ所だけ緩かったので多少の個体差はあるかも。
グリップを握る事が出来、「ツイン・ヴェスバーの展開(1)」を再現可能。
「ツイン・ヴェスバーの展開(2)」
フロント
4本とも機体上部に展開する事で異なる形態を再現可能です。
リア
比較画像(画像サイズは大き目)
「ガンダムF91(2017年版)」、「ガンダムF91クロニクルホワイトVer.」を並べて。
フロント
以前の物は光沢仕様、今回のはつや消し。
全塗装された事で見映えも結構変わっています。
個人的には全塗装の方が好みですが以前の物も安っぽさは無くフォーミュラー感があって良いです。
今回のカラーリング、マーキングは大河原邦男氏らしいMS感がありますね。
比較画像(画像サイズは大き目)
リア
以下、適当に。
「抵抗するんじゃない!行っちゃえよ!」
色々持たせてみて(笑)
「なんとぉぉぉー!!」
ガンダムF91がCRONICCLE WHITE Ver.としてリニューアル。
基本的な造形やギミックは以前の物と共通ですが、全塗装による落ち着いたパールの質感と高い情報量による見栄えが素晴らしい印象です。
アレンジされたデザインが特徴的なメタルビルドですが、
今回新規形状の肩部はオリジナルに近い流麗なラインを再現しているのが良かったです。
肩のフォルムが改修されバージョンアップし決定版に仕上がっている感じですね。
とはいえ以前のフォーミュラー然としたカウルの様な質感も似合っていて良かったのでお好み次第でしょうか。
多少の個体差はあるかもしれませんが関節保持力や塗装精度は概ね良好。
サイズは小さ目ですがダイキャストフレームによるずっしり感はメタルビルドならではでした。
オリジナルギミックやオプションパーツも豊富でプレイバリューも非常に高い!
マーキングは大河原邦男氏仕様といったテイストが格好良く、30周年記念アイテムとしても豪華な内容になっていると思いました。
以上、
「METAL BUILD ガンダムF91 CHRONICLE WHITE Ver.」レビューでした。