頭部。THE ORIGIN版の丸みのある造形と特徴的な渋めのフェイス。アンテナ中央やクマドリ下、顎パーツの赤、バルカンの黄色などがクリアー成型色に変更されています。ツインアイはクリアーイエローパーツにゴールドのシールを貼るようになっています。
ツインアイは別途クリアーのパーツが付属し、LEDユニット内蔵時に使用することで発光させることができます。(クリアーイエローのツインアイでも発光します。)
とさか前後のセンサーは、表面にシールを貼って色分けする方法(画像上)と、内側に貼ることで、クリアーパーツを活かす方法(画像下)がチョイス可能です。シール貼り替え時にパーツ分解するときは破損に注意です。
胴体部。胸部や腹部は全体がクリアー成型色になったことで、若干内部フレームが確認できるようになっています。
それほど内部が目立つ感じではないですね。内部フレームと重なることで深めのブルーになり、通常版とはひと味違った印象に。
背部からLEDユニットが内蔵できる構造。
コックピットハッチは下側に展開が可能。内部にはコックピットシートが造形され、カジュアル服のアムロ・レイフィギュアが内蔵されています。
メタリックグレー成型色の内部フレーム。このキットはコア・ブロック・システムを採用していないタイプです。
右肩には展開式のガトリング砲、左肩にはショルダーマグナムを2基装備しています。
右肩のガトリング砲は外装の違うパーツが付属し、組み換えることで色違いを再現可能です。腰のV字モールドはパーツによる色分け。小さいパーツなので紛失には注意が必要です。
腰アーマーはすべて裏打ちパーツが造形されています。ダボになっているマルイチモールドは白なので少し目立つ感じも。
股間部の軸は可動式で、脚部の可動域が広がるようになっています。
腕部。細身でモールドも少なめ。全体的にシンプルな造形になっています。肘左右の丸モールドは別パーツによる色分け。
肘が新規造形ですが、それ以外の内部フレームはMGガンダムVer.2.0と同じ構造。
二の腕は左右挟み込みタイプですが合わせ目は段落ちモールド化されています。前腕は筒型で合わせ目はモールド化。装甲の一部が別パーツ化されています。ハンドパーツは全指可動式のエモーションマニピュレーターを採用。指が外れやすかったり、手首が弱くなりがちなので注意です。
左前腕にはガトリング砲を装備。右前腕も組み換えパーツが付属するので同じように再現が可能です。
ショルダーアーマー。シンプルな形状ですが、一部がパーツ分割され、上部の装甲が展開します。
脚部。こちらも細身でシンプルな形状ですが、モールドが各部に多めに入っています。膝左右の丸モールドは別パーツでの色分け。
脚部は、流用ではない新規パーツによる内部フレームが造形されています。
ふくらはぎ後部の装甲が展開。内部には別パーツのバーニアが造形されています。
膝は完全に折り曲げることができます。曲げたときに大腿部の装甲がスライド。肘もワイドに展開します。肘関節パーツも合わせ目は段落ちモールド化されています。
ソール部はかなりの薄型。こちらも内部フレームはあまり目立ちません。足裏も別パーツで造形、色分けされています。つま先とかかとが可動し、足裏を反らせることができます。
つま先も少し左右に可動させることができます。
バックパック。2本サーベルを装備したガンダムらしい造形が再現されています。
バックパックはポリキャップによる横長ダボ接続。接続が1箇所で心もとなさそうですが、左右の小さい2爪で固定されるのでそれほど弱くもないですね。サーベル柄は引き起こしリブが自然に出てきてしまうので、気になる場合は強度アップしても良いかと。(個体差があるかもです。)
バックパックも内部フレームが造形。バーニア上部の装甲が可動し、バーニアも上下や付け根の回転など、フレキシブルに可動します。
サーベルホルダーは付け根がボールジョイント接続で適度に可動します。バックパック中央のパーツを回転させることで武器マウント基部が露出。
MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。ジムなどと同じ標準的なサイズ。全高は18.0m。
塗装済みですがMGガンダムVer.3.0と並べて。オリジン版のほうが若干マッシブ感があります。頭部も小さめでプロポーションもいいですが、どちらもスタイリシュ。
頭部は適度に上下可動します。左右へも干渉なくスムーズに可動。
腕はY字程度に上げることができます。ショルダーアーマーは付け根が全体が斜めに可動するのではなく、上部だけが展開するようになっています。肘は完全に曲げることができます。
肩は前後で同じくらいにスイングしますが、後方のほうが広めにスイングします。
上半身は後方に広くスイングします。
腰は干渉なく、360度ラクに回転します。アクションベースへは、付属のジョイントパーツを差し込んでのディスプレイとなります。パーツの固定強度はまずまずで、キットの角度を変えてディスプレイするとたまにはずれることもあるので注意です。それほどひどくはありません。
腰アーマーが前後とも可動し、脚部との干渉も殆どないため、前後開脚は広くバランスよく展開が可能です。
脚首は前後へは適度に可動し、左右へは深く広めに可動します。
左右への開脚は水平にまではいかないくらい。サイドアーマーはしっかりと展開しますが、付け根部分の可動に限界があります。
内股は水平まではいきませんがまずまず広めに可動します。がに股は水平以上に広く可動します。
立膝は若干不自然さはありますが、まずまずな形でこなすことができました。
可動域の総括としては、トップレベルとまではいかないかもしれませんが、全体的によく動きますし、いじっても安定した動かしやすさを感じます。ポロリ箇所もほとんどなく強度が高いので、安心してポージングできそうですね。