今回は、MG 1/100 シェンロンガンダムEW (タウヤー装備)のレビューをご紹介します!
MG シェンロンガンダムEW (タウヤー装備)は、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』より、劇中に登場するオリジナル武装の「獠牙(タウヤー)」装備版『シェンロンガンダム』の1/100スケールモデルキットです。新規造形の特徴的な武装「獠牙(タウヤー)」が付属し、ケーブルパーツを使った臨場感あるポージングも再現可能なキットになっています。価格は4,860円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
2011年3月に発売されたMGシェンロンガンダムEWをベースに、『敗者たちの栄光』に登場するオリジナル武装の「獠牙(タウヤー)」を付属してキット化されました。シェンロンガンダム本体はMGシェンロンガンダムEWと全く同じ形状です。パイロットは張五飛(チャン・ウーフェイ)。愛称は「ナタク(哪吒)」です。
2011年発売のMGシェンロンガンダムEWが手元に無いので比較はできませんが、成型色もおそらく全く同じかと。ガンダムタイプらしいホワイト、ブルー・レッド、イエローを織り交ぜたカラーリング。
部分的にポリキャップを使用し、ABS素材による内部フレームが造形されています。関節強度も高めで整ったプロポーションなので自立は安定しています。
半分の内部フレームを露出させた状態で。MGの新機動戦記ガンダムW EW版キットに共通の内部フレームが使用されています。
MGシェンロンガンダムEWの各部や可動域を見ていきます。必要ないという方は以下のリンクをクリックして武器や付属品のレビューあたりから御覧ください。
頭部。ウイングガンダムに似た形状。前後挟み込みタイプですが、側面のダクト周りや翼が別パーツの組み合わせで合わせ目が出ないようになっています。顎両脇のガードが特徴的。バルカンは別パーツでの色分けです。
ツインアイととさか前後センサーはクリアー成型色の1個パーツ構成で、表面にシールを貼るようになっています。
胸部から腰部。複数パーツの組み合わせで細かく色分けされています。
腹部のコックピットハッチは開閉可能。
内部にはシートとウーフェイフィギュアが内蔵されています。腰アーマー裏は、前後は裏打ちパーツ造形ですが、サイドアーマー裏は簡単な作りです。フロント、リアアーマー共に広く展開が可能です。
腕部。モールドなどはそれほどないプレーン造形。
筒型パーツ構成で細かく分割されていて合わせ目はありません。ハンドパーツは親指のみ可動し、残り4指は組み換え式。
内部フレーム。
ショルダーアーマーも複数パーツ構成で、合わせ目はなし。上部の合わせ目も段落ちモールド化されています。色分けもよく、側面から見える内部も細かい造形になっています。
脚部。白でまとめられているため派手さはないですが、ガンダムW登場機らしい整った造形になっています。
内部フレームに外装パーツを細かく被せていくタイプで、合わせ目はモールド化されています。
内部フレーム。
ソール部。甲のダクトなどが別パーツで色分けされています。アンクルガード左右のダクトは色分けが必要です。足裏も別パーツによる基本的なモールド造形パーツ構成。
シンプルな小型バックパックを装備。内部フレームが造形され、モールドやフックが色分けされています。中央の円形パーツは脱着が可能で、武器がマウント可能です。
下部のバーニアは内部にモールドのないシンプルな作り。
バックパックは1ラインの横モールド接続。
サンドロックなどのバックパックも取り付けが可能です。
MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。MGジム系キットよりも小さいです。
MGサンドロック改EW、MGウイングゼロEW(スペシャルコーティング)と並べて。同シリーズ機で部分的に同フレームなので似ています。
頭部は適度に見上げる動きが可能。左右へは一応水平にも可動しますが、顎のガードが肩と干渉するのでかなり厳しいものでした。無理に回して破損させないよう注意です。
腕はY字くらいに上げることができます。肘は90度より少し深めに曲がる程度。
肩は引き出しギミックによって、前方に広くスイングが可能です。後方へはほとんどスイングせず。
腹部が可動しますが、上半身はわずかに前後スイングする程度です。
腰は360度回転可能。アクションベースへは、付属のマウントパーツを使ってのディスプレイとなります。固定強度はまずまずありますし、キットも小柄なので斜めにしても外れて落下したりすることはなさそうです。
腰アーマーが可動するので、前後開脚は前後とも広く展開が可能です。
膝も深くまで折り曲げることができます。膝の装甲には裏打ちパーツが造形されています。
足首は前後に広く可動しますし、左右へもアンクルガードと足首の2箇所がボールジョイントで可動するので広め。
つま先を伸ばすことができます。
左右へも水平以上に開脚させることができます。もっと上がりますが、サイドアーマーが分解してしまうのでほどほどにしておく必要があります。
内股は大腿部と股間部が干渉するのでごくわずか。がに股は水平程度にまで広げることができます。
立膝もある程度きれいな姿勢でこなすことができます。
可動域の総括としては、各部ともよく動くなかなか優秀なキットになっていると思います。股間部や脚部の付け根などがポリキャップ接続なので、あまり頻繁に動かしたり脱着しているとゆるくなってフラフラになってくるので注意です。