今回は、RG 1/144 フルアーマー・ユニコーンガンダムのレビューをご紹介します!
RG フルアーマー・ユニコーンガンダムは、『機動戦士ガンダムUC』に登場する最終決戦仕様『ユニコーンガンダム』の1/144スケールモデルキットです。クリアーグリーンのサイコフレームを持つユニコーンガンダム本体に加え、ビーム・ジャベリンやプロペラントタンク、ハイパー・バズーカなど、新規造形を含むフルアーマー・ユニコーンガンダム各種パーツが付属。精密かつ大ボリュームなキットになっています。価格は5,832円(税込み)です。
機動戦士ガンダムUC episode6、episode7に登場したフルアーマー・ユニコーンガンダムがRGでキット化。ベースは2017年8月に発売されたRGユニコーンガンダムで、サイコフレームはグリーンの覚醒バージョンです。バックパックに大型ブースターとフルアーマーユニット、脚部側面に3連装ハンド・グレネード・ユニットを装備しています。
ユニコーンガンダム本体はユニコーンモードからデストロイモードへの変形が可能。
バズーカはRGユニコーンガンダムに付属していたものをベースに構成され、シールドはRGユニコーンガンダムのものと同型の物を使用。その他の武装はHGUCよりも細かく新造されたRG用のユニットとして造形されています。武装類に関してはまた後ほど紹介していきます。
バックパックにプロペラントタンクを装備しているため後方に比重がかかるので、タンクの支柱を使っての自立となります。支柱は自由に角度調整できるので、自立のサポートも柔軟に対応してくれます。
フルアーマーユニットはバックパックを前後パーツで挟み込む仕様。なので保持強度も高めですし、HGUCのような塗装による擦れもあまり気にしなくて済むようになっています。
純白の機体色を持ったユニコーンモード。外装や内部パーツなどはRGユニコーンガンダムから変わらずなので、サイコフレームが露出していない状態だとRGユニコーンガンダムとあまり違いは感じません。ところどころグリーンのサイコフレームが見えるので、その点が違うくらいですね。白いパーツは2種のホワイトで部分的に色分けされ、青いパーツもブルーとダークブルーの2色で色分けされています。
各部を簡単に。
コックピットハッチは展開可能で、サイコフレームパーツと同色ですが、コックピットシートも造形されています。
バックパックは差し込んで下に引くことで固定されるタイプ。
各部ともRGユニコーンガンダムと同じなので、ユニコーンガンダム本体の詳細(外装の詳細、可動域など)はRGユニコーンガンダムのレビューをご参考くださいm(_ _)m ⇒RG ユニコーンガンダム レビュー
RGユニコーンガンダムと並べて。ほぼ同じですが、部分的に見えるサイコフレームの色で見分けることができます。
それと、RGユニコーンガンダムは脚部側面のダクト部がパーツで埋まっていますが、フルアーマー・ユニコーンガンダムは3連装ハンド・グレネード・ユニットを装備するのでパーツを取り付けず、マウント部が空洞になっています。(赤◯の部分)※画像左がフルアーマー・ユニコーンガンダムです。
3連装対艦ミサイルランチャー×2、ハイパー・バズーカ×2、ビーム・ガトリングガン×6、シールド×3、グレネード・ランチャー×2、ハイパー・ビーム・ジャベリン、ビーム・マグナム、ハンド・グレネード×8(3連装ハンド・グレネード・ユニット×4)、ビーム・ガトリングガンやシールド用マウントパーツ3種類(合計7個)
大型ブースター×2、プロペラントタンク支持用補助台座×2、フルアーマーユニットマウントパーツ2種、ユニコーンモード用固定アンテナ、デストロイモード用固定アンテナ、バナージ・リンクスフィギュア、ビームサーベル刃、ビーム・ジャベリン刃2種、平手(左右)、持ち手(左右)、アクションベース用マウントパーツが付属。
その他、通常のハイパーバズーカ用パーツ各種、マウントパーツなどが付属。通常の(サイコフレームがグリーンの)RGユニコーンガンダムとして組むこともできますし、予備マウントパーツを使うことでいろいろと武装類を組み換えたりできます。
専用のマーキングシールが付属。
ハイパーバズーカ。伸縮する砲身部分が新規パーツになり、ミサイルポッドやハンドグレネードがマウント可能になっています。本体部分は合わせ目がモールド化されていますが、RGユニコーンガンダムでは1個パーツだった砲身部分が、2個パーツの組み合わせになっているので上下に合わせ目ができます。
砲身部分は伸縮が可能です。
上部のフルアーマーユニットやバックパックへのマウント部が展開可能で、後部のマガジンが脱着可能です。フルアーマーユニットを装備した時、手が当たったりするとマガジンが外れやすいので注意です。振動などでも外れることがあるので、ポージング時はストレスの元になるかもです。
通常版のハイパーバズーカと並べて。画像下がRGユニコーンガンダムに付属の通常版ハイパーバズーカです。成型色や部分的な形状は同じ。
3連装対艦ミサイルランチャー。弾頭が赤いパーツで色分けされています。簡単な構造ですが、合わせ目ができない仕様になっています。
弾頭は色分けされた別パーツ構成。
3連装ハンド・グレネード・ユニット。複数パーツの組み合わせで、弾頭も別パーツで色分けされています。
弾頭は脱着可能ですが、外すとダボ穴が露出します。
脚部とハイパーバズーカに取り付けるもので裏のダボ形状が異なります。脚部が縦型ダボでバズーカが丸ダボ接続です。
ハッチの展開方向も違う構造になっています。こちらがバズーカにマウントする3連装ハンド・グレネード・ユニットです。
脚部に装備。固定強度はまずまずで、ポージング時に外れることはなさそうです。中央の連結部が可動するので、ちょっとした表現が演出可能です。
グレネードランチャー。HGUCでは砲身と一体型でしたが、RGでは単体で用意されています。
砲口は開口され、グリップは前後可動します。マガジンは脱着可能。マガジンはモナカ割ですが、合わせ目は段落ちモールドっぽくなっているようです。グレネードランチャーは全体的に合わせ目ができないパーツ構成になっています。
ハイパーバズーカに各種武装を取り付けた状態で。どの武器もまずまず固定されているので、ポージング時でもそれほど外れることはなさそうです。バズーカのマガジンだけ外れやすいので注意です。
ビーム・ガトリングガン。HGUCではガトリングガン単体では使用できず、2個が組み合わさった形状でしたが、RGでは単体で造形されています。本体部分は一部の合わせ目は段落ちモールドっぽいですが、部分的に合わせ目ができるような構造になっているようです。HGに比べ、グリップやフォアグリップなどが細かいメカニカルな造形になっています。
砲身部分やセンサー、フォアグリップがそれぞれ独立して回転し、フォアグリップの付け根も可動します。
グリップは内部でスライド可動するので、組み換えることなく保持、装備ができます。
マウントパーツを使用することで2本のビーム・ガトリングガンを組み合わせることができます。
ハイパー・ビーム・ジャベリン。こちらもHGUCのものよりもモールドがやや多めで、各部が可動するので収納形態と武装形態が両方再現可能です。色分けもよくできています。
武装形態へは、グリップパーツ以外は組み合わせた状態でも変形が可能ですが、説明書に記載の通り分解して変形させていきます。まずは4つにパーツを分解します。(画像上)そして伸ばした状態で組み合わせます。(画像下)
斧刃の部分を展開し、グリップパーツを取り付けます。画像上)槍刃の部分も展開したら(画像下)ハイパー・ビーム・ジャベリンの武装形態への展開完了です。
ビーム刃を取り付けて。かなりのロングサイズ武器になります。ビーム・ガトリングガンと比べるとこのサイズ差。
刃部分や槍部分はサイコフレームが展開可能です。
槍部分を斧刃の背部分に取り付けることでジャベリンタイプにすることができます。グリップは3箇所にマウントできるので、ポージング時の自由度が広がります。(赤◯のところにマウント可能)
その他、違った形態にもすることができますし、槍部分は外してビーム・マグナムにマウントすることも可能です。ビーム・マグナムにマウントするときは槍刃を真横にしておきます。
斧部の基部パーツも脱着可能ですし、収納形態もダボ固定なのでそれなりの固定強度があります。
ビーム・マグナム。RGユニコーンガンダムに付属しているものと同じです。左右挟み込みタイプですが上下の合わせ目は段落ちモールドなどで造形されています。
フォアグリップやマウント用ダボは展開可動し、マガジンは脱着可能です。
シールド。形状はRGユニコーンガンダムに付属のものと同じですが、サイコフレームがグリーンになっています。
展開が可能。
ビーム・ガトリングガン、ハイパービームジャベリン共に専用のマウントパーツを取り付けることで、それぞれ連結が可能です。ビーム・ガトリングガンとシールドだけでもマウント可能です。
前腕にマウントパーツを取り付けることで、これらの装備がマウント可能です。
MGやPGのような重さはないので、片腕でも僅かな比重のみで保持が可能です。関節強度も高いので、特にスタイルが崩れることもありません。
バックパックとビーム・ガトリングガンにそれぞれマウントパーツを取り付けることで、大型ブースター用のユニットパーツを取り付けなくても単体でバックパックにマウントが可能です。もちろんバックパックにユニットパーツを取り付けた状態での装備も可能。この状態でもまだ自立に影響はありません。
ユニットパーツの側面に武装したハイパーバズーカを取り付けます。武装したバズーカは1本取り付けるだけで自立が難しくなります。2本装備すると自立はできず、後方に倒れてしまいます。
大型ブースター(プロペラントタンク)基部は適度に左右に可動します。
大型ブースターを左右、上下から。プロペラントタンク部分はモナカ割ですが、合わせ目は段落ちモールド化されています。HGUCのフルアーマーユニットともHGUCナラティブガンダムA装備やHGUCジェスタ(シェザール隊仕様)A班装備に付属しているものとも違う形状で、支柱のマウント部が造形されています。
後部のバーニアは内部が赤いパーツで色分けされています。4つ脚のマウントパーツは1個パーツでの造形です。
他キットのプロペラントタンクと並べて。上からHGUCナラティブガンダムA装備、RGフルアーマーユニコーンガンダム、HGUCジェスタシェザール隊仕様A班装備になります。
タンクの直径もマウント基部の形状も違うので、HGUCの大型ブースターをRGに取り付けることはできませんでした。
支柱は肉抜き穴っぽいですが、全体的にメカニカルな造形になっています。プロペラントタンク接続部や脚底への接続部はボールジョイント型でフレキシブルに可動します。