2018年7月27日発売の『月刊コミック電撃大王』に掲載の『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』最終話はもうご覧になりましたか? 戦いを終えたヨーンとアイリスは、無事デルフォイ隊の仲間たちと再会できたのか……まだ読んでいない方は要チェックですよ。
最終話までを収録した電撃コミックスNEXT『機動戦士Zガンダム外伝 審判のメイス』第3巻は2018年9月27日発売ですので、そちらもお楽しみに!!
ガンダム[グリンブルスティ]の戦い
さてコミック連載の完結を記念して、今回の記事ではガンダム[グリンブルスティ]が辿ってきた戦いの軌跡を振り返ってみたいと思います。
小惑星基地“ダモクレス”の襲撃事件から始まったネオ・ジオン残党との戦いにおいて、ガンダム[グリンブルスティ]はデルフォイ隊の中核として、さまざまな強敵とぶつかることになりました。
●vsシュツルム・ディアス
ガンダム[グリンブルスティ]の初陣にあたりますが、当初は本体の調整が終わっておらずヨーンはやむなくコア・ピグレットで出撃します。なんとか調整が完了したガンダム[グリンブルスティ]をヨーンに届けるべく、クリスティアン艦長はデルフォイから機体の射出を指示。ぶつけ本番ながらヨーンはドッキングを成功させ、シュツルム・ディアスと対峙するのでした。
“アクシズの騎士”を称するアルノーのシュツルム・ディアスは手ごわく、暗礁宙域で激戦を繰り広げるも、敵が撤退したため決着はつきませんでした。
●vsガンダム[ケストレル]
ヨーンが機体に慣れるために実施したシミュレーション――その相手はなんとガンダム[グリンブルスティ]の兄弟機であるガンダム[ケストレル]でした。マニューバ・エクステリアをはじめ搭載された機能を駆使するガンダム[ケストレル]に終始圧倒されるヨーンは、勝利することなくシミュレーションを終える結果となりました。
●vsリゲルグ
ダモクレス奪還に向かったヨーンたちの前に姿を現したリゲルグ。それを操るのは“アクシズの騎士”オーラフ・デールでした。歴戦の戦士たるオーラフはダミーバルーンや隕石の破片などを駆使してヨーンを追い詰め、ガンダム[グリンブルスティ]は左腕を失ってしまいます。苦境に立たされたヨーンでしたが、アイリスのサポートもあって辛くも勝利をつかみ取ります。
●vsハンマ・ハンマ
「審判のメイス」阻止作戦終盤、最後にして最大の障壁としてヨーンの前に立ちはだかったのはハンスのハンマ・ハンマでした。サイコミュによるオールレンジ攻撃に苦戦を強いられるヨーンは次々に被弾し、武器も残りわずかにまで追い詰められます。それでも最後まで諦めることなく戦い続けたヨーンは、一筋の光明を見出すのですが……?
番外編
ガンダム[グリンブルスティ]に搭乗する前も、ヨーンはパイロットとしてさまざまな戦いを経験していました。ここではデルフォイ隊着任直後、そしてそれ以前のグリプス戦役中のヨーンの戦いを見ていきます。
●vsパチモンガンダム・チーム
デルフォイ隊着任直後、物資運搬シャトルの救助任務を受けたヨーンは、ザクやジム、バーザムをZガンダムや百式、ガンダムMk-IIに偽装し、海賊行為を行う「パチモンガンダム・チーム」と接敵します。このときヨーンは調整中のガンダム[グリンブルスティ]の代わりにジムIII・Dに搭乗しての出撃でしたが、瞬く間に2機の敵MSを撃墜。残る1機は遅れて到着したエスターが撃破し、無事任務を成功させました。
●vsザク・キャノン
グリプス戦役中、キリマンジャロ攻略戦に参加したヨーンは、基地を防衛するザク・キャノンと交戦します。このときすでにヨーンの乗るワグテイルIIexはダメージを負っていましたが、彼の得意とするトリッキーな動きで敵を翻弄。格闘戦に持ち込んだものの、不意に出現したサイコ・ガンダムの無差別攻撃で、両機ともに行動不能となってしまうのでした。なお、この戦いこそがヨーンとアイリスの初めての出会いだったのです。
地球連邦軍から満足な増援も受けられない状況で、デルフォイ隊の戦力の中核をなしたヨーンとガンダム[グリンブルスティ]。着任当初は機体の性能に驚いていたヨーンも、徐々にそれを使いこなすまでに成長していきました。
その成長の軌跡が収録されたコミックスは1、2巻が好評発売中です。今回の記事で興味を持った方は、ぜひそちらも手に取ってみてください。