2018-07-09 14:00 更新

――ご自身のフィギュアが発売される感想はいかがでしたか。
嬉しいです。フィギュアになる経験なんて普通はないので、僕の人生において最初で最後の機会だと思っています。
しかも「新檀黎斗」と「檀黎斗神」の2種類も出してもらえるなんて、改名してもらって本当に良かったです(笑)。
しかも「新檀黎斗」と「檀黎斗神」の2種類も出してもらえるなんて、改名してもらって本当に良かったです(笑)。

――試作をご覧になった感想をお聞かせください。
ゲンムは過去商品もあったのである程度は想像できたんですよ。でも今回の黎斗はどうなるか分からず楽しみでした。
そして完成した試作はスタイルから指先まで、僕が画面でいつも見ていた檀黎斗そのものです。
シルエットだけで黎斗だと分かりますよ。自分はあまりフィギュアには詳しくなかったので、これを見て今のフィギュアのレベルを知ることができました。
そして完成した試作はスタイルから指先まで、僕が画面でいつも見ていた檀黎斗そのものです。
シルエットだけで黎斗だと分かりますよ。自分はあまりフィギュアには詳しくなかったので、これを見て今のフィギュアのレベルを知ることができました。
――ご自身の指だと認識できるのは、モデルさんならではの着眼点ですね。
いえ、キャラクター毎の手の違いを気にしたことはないんですよ。
でも、この手は自分っぽいと言いますか、他の人の手ではない気がしました。
でも、この手は自分っぽいと言いますか、他の人の手ではない気がしました。
――表情パーツの選択はどのようにされたのでしょう?
それは最初から決まっていました。
自分は似た表情が被るのは避けたいと思っていましたが、選ばれた喜怒哀楽の表情はすべて違っていたし、どれも黎斗らしい強烈な顔ばかりなので良かったです。
自分は似た表情が被るのは避けたいと思っていましたが、選ばれた喜怒哀楽の表情はすべて違っていたし、どれも黎斗らしい強烈な顔ばかりなので良かったです。






――担当者には「気持ち悪い顔にしてください」と仰ったそうですね。
言いました(笑)。
普通に格好良いフィギュアはいっぱいあるので、黎斗らしいフィギュアにしてほしかったんです。だから、これだけ表情パーツが揃っていながら普通の顔は1つしかありません(笑)。
そして、これらの表情を似せるためのやり取りを何度か繰り返しました。
たとえばこの「楽」顔は撮影時のカメラ位置が低かったので、「黒目の位置をもっと下げた方が良いです」などの提案をしています。あと手首をどの仕草にするかも一緒に考えました。
普通に格好良いフィギュアはいっぱいあるので、黎斗らしいフィギュアにしてほしかったんです。だから、これだけ表情パーツが揃っていながら普通の顔は1つしかありません(笑)。
そして、これらの表情を似せるためのやり取りを何度か繰り返しました。
たとえばこの「楽」顔は撮影時のカメラ位置が低かったので、「黒目の位置をもっと下げた方が良いです」などの提案をしています。あと手首をどの仕草にするかも一緒に考えました。

――特にお気に入りの表情はどれでしょう?
どの表情も何話の顔か覚えていますよ。台本にはなく自分が勝手にやったポーズですからね(笑)。
この中で気に入っているのは「哀」です。
専用手首と組み合わせることで「出してくれ!」のポーズになるんですよ。その状態でパッケージに入るそうなので楽しみです。
この中で気に入っているのは「哀」です。
専用手首と組み合わせることで「出してくれ!」のポーズになるんですよ。その状態でパッケージに入るそうなので楽しみです。
――商品では2種類の衣装を再現していますが、衣装の思い出があればお聞かせください。
パラドたちは一年間同じ衣装だったのに、僕は何度も変えさせてもらいました。パンツもジャケットも変えたし、コートを羽織ることもありましたね。
また第30話では「GAME MASTER」と書いてある衣装も着たし、レギュラーの中では一番オシャレをさせてもらったと思います。
そしてVシネマではピンクのシャツを着たり執事の格好をしたりで5回も着替えたんですよ。衣装さんは大変だったと思います。
また第30話では「GAME MASTER」と書いてある衣装も着たし、レギュラーの中では一番オシャレをさせてもらったと思います。
そしてVシネマではピンクのシャツを着たり執事の格好をしたりで5回も着替えたんですよ。衣装さんは大変だったと思います。
――今回の商品化で選ばれた2つの衣装はいかがでしょう?
このグレイのジャケットは社長時代に着ることが多かったですね。まだ永夢たちに優しく接していた頃を思い出します(笑)。
そして悪い人になるに連れて衣装も次第に黒くなったんですよ。Vシネマの最終回では真っ黒になりましたからね(笑)。
そのような撮影用の服については衣装さんと相談して決めていたんですよ。待ち時間の間にバスの中で資料を見ながら話し合いました。
そして悪い人になるに連れて衣装も次第に黒くなったんですよ。Vシネマの最終回では真っ黒になりましたからね(笑)。
そのような撮影用の服については衣装さんと相談して決めていたんですよ。待ち時間の間にバスの中で資料を見ながら話し合いました。

――また「檀黎斗神 ~神の喜と怒~」にはフィギュアに加えて「神の復活台座」が付属します。
これは良いですね。CGなので現場ではドラム缶を使って撮影し、後からCGでドラム缶を消していたんですよ。
ゲンムにも使えるのが良いですね。
これこそ皆さんが待ち望んでいたアイテムだと思います。
ゲンムにも使えるのが良いですね。
これこそ皆さんが待ち望んでいたアイテムだと思います。
――『仮面ライダーエグゼイド』関係の玩具は何かお持ちですか?
ゲンム関係は随分といただきました。特に気に入っているのはS.H.figuartsのゲンム レベル2で、黒光りしている光沢感がすごく好きなんですよ。
頭の尖った部分もしっかり作られているし、アクションフィギュアならではのメカニカルな感じも格好良いですね。
頭の尖った部分もしっかり作られているし、アクションフィギュアならではのメカニカルな感じも格好良いですね。
――本物のゲンムと比べた感想をお聞かせください。
僕は一年間も本物を間近で見ていたので、あの格好良さは再現できないと思っていました。でも本物に勝るとも劣らない格好良さです。
サイズが大きいフィギュアは作り込みやすいと思いますが、このサイズなのに手を抜かずに作られているのが凄いです。
あと手足の可動にも驚かされました。スーツアクターさんが入っていないのに動けるのが凄いです。
それも違和感がなく、あくまでも人間的な動きなのが感動しました。
サイズが大きいフィギュアは作り込みやすいと思いますが、このサイズなのに手を抜かずに作られているのが凄いです。
あと手足の可動にも驚かされました。スーツアクターさんが入っていないのに動けるのが凄いです。
それも違和感がなく、あくまでも人間的な動きなのが感動しました。
――数あるゲンムの中で特にお好きなのはどのレベルでしょう? またレベルアップの度に演技は変えていたのでしょうか?
一番好きなのはゾンビゲーマーです。
その後にレベル0として黒ゲンムに戻りますが、以前のレベル2とは喋り方を変えていました。
レベル2の頃は対戦相手が弱かったので戦闘中も無口でしたが、レベル0の時はパラドへの怒りでけっこう喋っているんですよ。
スーツアクターの縄田雄哉さんも怒っているような芝居をしていたし、そのような芝居はレベル2時代にはなかったので面白かったです。
その後にレベル0として黒ゲンムに戻りますが、以前のレベル2とは喋り方を変えていました。
レベル2の頃は対戦相手が弱かったので戦闘中も無口でしたが、レベル0の時はパラドへの怒りでけっこう喋っているんですよ。
スーツアクターの縄田雄哉さんも怒っているような芝居をしていたし、そのような芝居はレベル2時代にはなかったので面白かったです。

――変身後のゲンムを演じる縄田さんとはどのような打ち合わせをされるのでしょうか?
「この台詞はどう喋ろうか?」とか話し合います。この打ち合わせは僕にとってすごく楽しい時間でした(笑)。
僕は生身なので表情で芝居ができますが、スーツアクターさんは動きで感情を表現し、さらにレベル毎に演技を使い分けてくれるんですよ。それが素晴らしいと思いました。
僕は生身なので表情で芝居ができますが、スーツアクターさんは動きで感情を表現し、さらにレベル毎に演技を使い分けてくれるんですよ。それが素晴らしいと思いました。
――変身ポーズもレベル毎に変えられてましたね。
最初は他のライダーとの差別化を考え、ガシャットの持ち方を工夫してみたんですよ。
レベルXになってからはゾンビのポーズを取り入れたり、「神」になってからは神々しさを意識するようにしました。
レベルXになってからはゾンビのポーズを取り入れたり、「神」になってからは神々しさを意識するようにしました。
――ゾンビゲーマーの変身時はご自身もゾンビポーズをとられているそうですね。実際の画面ではCGで隠れてしまっていますが。
撮影中はCGがどう被さるかが分からなかったんですよ。レベル2の変身も「周りを何かが回るので、それを押してください」という説明が最初はピンと来ませんでした。
でも映像を理解してからはカメラ位置によってポーズを変えたりするようになったんです。
あとVシネマでは新しいことをしたかったので、全裸で空中に浮かぶ変身をやらせてもらいました。
でも映像を理解してからはカメラ位置によってポーズを変えたりするようになったんです。
あとVシネマでは新しいことをしたかったので、全裸で空中に浮かぶ変身をやらせてもらいました。
――全裸変身は岩永さんご自身のアイデアだったのですか?
台本に「裸体の黎斗」と書いてあったので脱ぎました。
現場のスタッフさんも「前貼り」を用意してくれていたし、お尻から撮るならなら問題ないと思ったんです。
ちゃんと股間に光を当ててもらいましたからね(笑)。
ところが脚本の高橋悠也さんは第22話のような上半身裸をイメージしたそうなんです。
上半身裸も「裸体」って言うんですね。すっかり勘違いしていました(笑)。
現場のスタッフさんも「前貼り」を用意してくれていたし、お尻から撮るならなら問題ないと思ったんです。
ちゃんと股間に光を当ててもらいましたからね(笑)。
ところが脚本の高橋悠也さんは第22話のような上半身裸をイメージしたそうなんです。
上半身裸も「裸体」って言うんですね。すっかり勘違いしていました(笑)。

――最後に発売を楽しみにしているファンにメッセージお願いします。
神からもお勧めのフィギュアです。偶像崇拝を許せるほどの完成度です。
ご神体として家に置けば魔除けになるし、信仰が厚ければ夜中に動くかも知れません。
ご神体として家に置けば魔除けになるし、信仰が厚ければ夜中に動くかも知れません。
――いや、それはないと思います(笑)。
1年経っても応援し続けている方が多いので、その方々の反応がすごく楽しみです。
変なことをさせて様になるフィギュアは珍しいと思います。
買った人は色々な遊びをさせてSNSにアップして僕に教えてください。もし可能なら写真コンテストを開きたいです。
変なことをさせて様になるフィギュアは珍しいと思います。
買った人は色々な遊びをさせてSNSにアップして僕に教えてください。もし可能なら写真コンテストを開きたいです。