
今回は「HGAC リーオー」のガンプラレビューです。

新機動戦記ガンダムWに登場したリーオーがHGACで発売されました。
GUNPLA EVOLUTION PROJECTの第4弾、「組み立てやすさ」を重点に置いたシリーズ最新作という事で「部位ごとに集約されたランナー」「シールなしのほぼ完璧な色分け」「新関節構造」という、今まで見たこともないような新次元のガンプラになっていました。
今回はその辺りを詳しく解説しつつ、最新フォーマットで立体化されたリーオーをじっくりとご紹介したいと思います!
HGAC リーオー
リーオーのガンプラは1996年に発売されたリミテッドモデル(LM)以来なので20年以上ぶりでのリリースとなります。
※リミテッドモデルはほぼ可動せず塗装必須プラモデル(一色成形)の為、HG基準で発売されたのは初

箱を横から見るとかなり薄いです。
HGUCベースジャバーぐらいじゃなかろうか。


そして今回のGUNPLA EVOLUTION PROJECTの一番の特徴は、ランナーが部位ごとにまとまって配置されている点です。

↑Aランナーを例に見てみると、図のようにまとまっているので、めちゃめちゃ早く組み上がりました。
実は今回どのぐらいで完成するか性格に時間を計ってみたのですが、1時間で組み上がりました……(*´ェ`*)
パーツがまとまっているだけでこんなに楽だとは思わなかったっす……。

↑残りのランナー。合計3つの色分けされたランナ+ビームエフェクトパーツ、ポリキャップというシンプルな構成。
そしてこのキット、パーツ分割による色分けが優秀過ぎてシールが付属しません。
ポリキャップも少ないしこれは確かに新次元のガンプラという雰囲気を感じました。

前置きが長くなりました、1時間で組み上げたリーオーさんがこちらになります。
ゲート処理、スミ入れもせず完全パチ組み状態です。

最新フォーマットでリーオーの姿が拝める日が来るとは思わなかったです(*´ェ`*)


RGとはコンセプトが違うので比べるのもあれですが、最近出たRGトールギスと比べるとゲート後は目立つ位置に来るので、可能なら処理してあげた方が良いかもしれません。


可動域についてはデザイン上顔が可動しませんが、手脚の広げ具合、立ち膝可能。腰が360度回るなどかなり動く感じです。

頭部センサーはイエローのクリアパーツが付属します。

このようにパーツごとの色分けが完璧なので塗装派のモデラーさんに親切設計になっています。

頭部の両下にあるグレー部分も色分けされています。

胴体前後で合わせ目が出ますが、肩の球体は段落ちモールドのようになっているので合わせ目ナシです。

肩アーマーは1パーツで球体に挟み込むだけなので塗装しやすいし合わせ目も出ません。
プラつく事もなくカッチリ装着できました。

胴体中のポリキャップが前面に倒せるので肩の前後可動が優秀です。

腕部をバラすとこんな感じで、新設計の関節のおかげで非常に塗りやすい構造になっています。
このリーオーさん、塗装派には最高のキットになっている模様(*´ェ`*)


腕は合わせ目が出ますが、先述した通り後ハメ加工などの必要がないので合わせ目消しもかなりしやすいかと思います。

小さなフロントアーマーは可動。

スラスターは前面に1、後ろに2つ装着。

脚部も腕同様ブロック構造のような新設設計になっています。
そして低価格プラモながら足裏に肉抜きがありません。
足裏の合わせ目も段落ちモールドのようになっているという徹底ぶり。

脚部をバラしてみた図。
凄い事に脚部に関しては合わせ目ゼロ設計です。


設置性は良好、重心バランスが良く片足立ちで蹴り上げるポーズも可能です。

背面はカバーを外せば穴が露出。
バンダイさん……知っているよ……
これからプレバンで色んなリーオー出すでしょ!!

シールドを装備させてみます。
肩アーマーを外し肩の球体に取り付けます。(両肩どちらでもOK)

グレー部分が裏側のパーツから露出する構造なので色分けもバッチリ。

シールドはフレキシブルに可動し、裏側にはビームサーベルが2本マウントされています。

ビームサーベルの柄を外してサーベルを展開させるのですが、接続面先端の凸が折れやすいので注意です。


リーオー、ビームサーゲルを抜刀!


ビームエフェクトパーツは短めのサーベル刃が2つ付属します。
短めのビームパーツが付属するってところが非常にわかっておられる……笑

105mmライフルを装備。
ここは円筒状のマガジン含めいつものモナカ構造です。

まさにリーオー!な姿ですね。

グリップ部分は内側に少し傾けられるので、両手で持たせる事も可能です。



この105mmライフルのデザインが特徴的で非常にかっこいいです。
低価格プラモながら色分けもバッチリな点が素晴らしい。

リーオーさんフル装備。




ウイングガンダムと交戦するリーオーさん。

HGACウイングガンダムと比較。

RGウイングガンダムEWと比較。

RGトールギスと比較。
こう見てみるとやはり似ている部分が多いですね。

この弱そうなヤラレメカ臭がタマランです。
HGAC リーオーの感想という事で、HGAC リーオーのご紹介でした。
GUNPLA EVOLUTION PROJECTの第4弾という事でどんなガンプラになっているだろうと思い組んでみましたが、一段ガンプラが*化した出来になっていました。
具体的に言うと、一番は「部位ごとにランナーが別れている」点。
これが予想以上に作りやすく、パーツを探す手間がほぼ無くなるのでストレスなく組めました。
シールがなくても色分けがほぼ完璧な点も素晴らしい。
ちなみに「ほぼ完璧」の「ほぼ」部分が↓になります

胴体前面にあるレバーのような部分だけ要塗装箇所になります。
合わせ目は↓

「頭部」「胴体」「腕」「105mmライフル」の4箇所です。
目立つのは腕ぐらいで、先述した通り塗装派のモデラーさんでも後ハメ加工いらずな楽な構造をしているので親切設計になっています。
総評としては怒涛のプレバンのバリエーションラッシュが恐ろしいキット。「新しい部位ごとに分けられたランナー構成」「色分けほぼ完璧」「新関節のおかげで塗装派に優しい」と、正に*化した凄いガンプラになっていました。


