小さなお子様から大きなお友達にまで好評の「ダンボール戦機」。
アニメ2期「W」にて驚愕の3機合体を披露し話題をさらった∑オービスが、塗装済み完成品シリーズである
Z Modeレーベルにて、三機合体を可能とした三体セットという豪華内容にてリリースされました。
通期主人公である山野バンの第三の愛機エルシオン、二期主人公大空ヒロのペルセウス、二期ヒロイン花咲ランのミネルバを
それぞれで楽しめるだけでなく、変異結合型電磁石の力で分割再結合し∑オービスへと変形合体するシークエンス、
そして∑オービスとしての楽しみまで備えた、値段に違わぬプレイバリューを秘めた、個人的に今月ド本命のアイテムです。
で、流石に3機紹介に変形、変形後とあるため、今回もパケと3機、変形過程と∑オービスに分けてご紹介いたします。
それではまずは前編、ペルセウス?エルシオン?ミネルバの3機からご覧ください。
パッケージ





パケは結構横長。
差し替え手首とスタンドはランナーのままの梱包なので、ニッパーを用意しておきましょう。
スタンド



スタンドはクリアグリーンのプラ製。
中央部の箱には手首、箱の蓋にミネルバクロー、箱と後ろ支柱の間にペルセウスソード2本、
後ろ支柱にはエルシオンハルバード&シールド、マント2つがセットできます。
基本的に「∑オービスの時に使わないパーツを納めておく」ことが主目的であるため、∑ドライブソードエフェクトや
∑ガーダーのビームシールド部(耳側)は納めておく場所がありません。
スタンドの軸径はBB戦士のオマケなどで付いているスタンドと同じですので、アクションベースなどを
流用してやるのもいいかもしれませんね。
エルシオン


バンの初代愛機アキレスの正当進化といったところの、トリコロール白担当エルシオン。
合体時には頭?腕?膝から下?バックパックコアを担当します。



可動部位は首?肩?上腕ロール?肘?手首?腰?股関節?大腿ロール?膝?足首
デザイン的な都合もあって足首の可動はそこそこですが、全体的に楽しむ分には問題ないレベルの可動性を持っています。
また、肩には∑オービスにて武器保持を担当する腕となることから、軽いクリック機構が入っています。

差し替え手首は左右平手と左開き手
付属品はエルシオンハルバード?エルシオンシールド?マントとなっています。
左右の平手、説明書では武器が持てると書いてありますが保持力は皆無。
カスタムウェポンセットのグリップが大きい武装とか長物の添え手として使うことが目的でしょうか?
なお、本体取付の握り手はプラですが、ランナー付の平手?開き手は軟質素材製です。



付属品でポーシング少々。
握り手に平ピンにも○ピンにも対応できる穴が開いており、○ピン型のハルバードも平ピン型のペルセウスソードも
しっかり持たせてやることが出来ます。
マントも不織布製でしっかりした作り。クセが付けやすいので、たなびくような表情を付けておくと
ポージングのカッコよさがアップするかも。
唯一気になるところが、リアスカートの取り付け軸すぐ下にあるT字型の凸。
何に使うわけでもないのに不必要に出っ張ってて、てこの原理でリアスカートが外れやすいのが困りどころではあります。
ペルセウス


ひょんなことから波乱の運命に巻き込まれたヒロの愛機、トリコロール青担当ペルセウス。
合体時は胴?腰?大腿?膝とテールスタビライザーを担当します。



可動部位は首?肩?上腕ロール?肘二重?手首?腰?股関節?大腿ロール?膝?足首
変形機構の都合でもある肘二重可動と頑丈なダイキャスト製股関節が最大の魅力ですが、
変形時に取り外す都合で外れやすい足首がちょっぴり不満ポイント。
大腿ロールを回したときにサイドスカートの内側で大体上辺の白ライン塗装を削らないように注意したいところ。

差し替え手首は平手左右と左開き手
付属品はペルセウスソード2本と腰マントとなっています。
腰マントは平ピン接続なので、本体やスタンドへ付け外しする際にねじらないように注意したいところ。
こちらの手首もエルシオン同様の扱いです。



付属品でポージング少々。
足首ポロリ以外は良い感じに動いてくれるので、改修が用意なダンプラ版程ではないですが単体でもかなり楽しめる内容になっています。
ミネルバ


スタンドはBB戦士アーリーウィングガンダム付属のものを使用しています。
武道大会の景品という形でランの手に託された、トリコロール赤担当のミネルバ。
合体時はバーニア部及び武装を担当します。



可動部位は首?肩?上腕ロール?肘?手首?腰?股関節?大腿ロール?膝
ご覧の通りの脚部形状で自立はできませんが、近接格闘戦メイン機体としての楽しみ方が出来る分には
必要十分に可動してくれます。

差し替え手首は平手左右に左開き手
付属品はミネルバクロー2つとなっています。
こちらは平手がプラ、握りと開きが軟質素材製になっています。
ミネルバクローはグリップ部が狭いため、エルシオン?ペルセウスに持たせるには軟質平手を
多少損耗する覚悟が必要になります。



付属品でポージング少々。
握り手は他二機同様○ピンも平ピンもOKな穴が開いていますが、かなりキツキツ。
平ピンでまっすぐに力をかけるのが難しいペルセウスソードを持たせるのは破損の危険が伴うかもしれません。

前編は三機集合で〆。
続いて後編、合体から∑オービスへの流れをご覧頂ければと思います。
LBX-Z Mode ∑オービス 後編
パケと分離三機を紹介した前編はこちらになります。
ここからは後編、変異結合型電磁石の力による三機合体と、合体形態∑オービスをご紹介。
バラバラ合体なのでちょっとばかり手が込んでいますが、∑オービスの雄姿をその手で汲み上げたときの達成感はかなりのものです。
合体プロセス



まずは各機の合体準備。
ペルセウスは胴体から額当て、頭、背中の蓋、肩リベット、手首、足を分離して目隠しパーツを頭部に装着
エルシオンは胴体から頭、腕、膝下を分離し、腕と脛を伸縮ギミックを使って伸ばして、ペルシウスの額当てを頭に装着
ミネルバは肩?手首?腰?リボンを分離
エルシオン以外の手首は使用しないため、スタンドの箱に突っ込んでおきましょう。



まずはメインボディの作成から。
ペルセウス胴体を取り出し、前腕の手前側装甲を下にスライドさせ、肘関節を上腕と前腕が密着するまで可動させたら、
肩から生えてるオレンジの突起の前半分を開き、前腕部に被さるように動かします。
続いて、肩アーマー後ろに生えている凸を胴体側にある凹に差し込むように両肩を胴側に押し込み、
膝アーマーの位置を正面に向けたまま脛を後ろに曲げて、腰後ろにペルセウス足を、足首の取り付け部に
ミネルバのリボンブースター○を取り付けます。
最後に肩リベットを外した穴にエルシオン腕、膝を曲げて出来た凹にエルシオン膝下、首にペルセウスの額当てを取り付けた
エルシオン頭を乗せて本体部は合体完了。



続いてバックパックの組み立て。
エルシオン胴体を取り出し、腰を180度反転、襟のオレンジ部を前方に起こし、大腿を少しリアアーマー側に持ち上げます。
膝部にミネルバのリボンブースター□、股間のスタンド穴にペルセウス頭を取り付け、腕部に
肩アーマーを前腕に付け替えたミネルバ腕を取り付けてバックパック部完成。

エルシオン背中の蓋を開けて出てきた穴にエルシオンのマント取付凸を差し込んで連結すれば、
∑オービスの完成となります。


続いて武装の組み立て。
ミネルバ上半身を取り出し、腕にペルセウス肩リベットを取り付け、胸アーマーを持ち上げバイザーを下ろしたら
胸アーマーの凹みデザインにバイザーの先が収まるように首を頷かせ、腰部と耳にビームシールドエフェクトを取り付てやれば∑ガーダーの完成。


最後に残ったミネルバ下半身を取り出し、脚部の白い部分を膝側にスライド、フロントスカートを一度持ち上げて
股関節で脚部全体を90度前方へ動かし、大腿部の穴とフロントスカートの平ピンがかみ合うように調整しつつ
フロントスカートを下します。
最後にリアスカートを180度動かしてグリップを起こしてやれば、∑ツインブラスターの完成となり、三機合体の全行程終了となります。
∑オービス


LBXとしての範疇を大きく超えた三体合体が生み出す迫力のボディはかなりのもの。
ペルセウス股関節やエルシオン脚部に使われているダイキャストのおかげで、ほぼ一体分の重量がある
バックパックを背負っても余裕で自立できてしまうのです。



可動部位は首?肩?上腕ロール?肘?手首?腰?股関節?大腿ロール?膝?足首
概ねペルセウス?エルシオンの可動部に準じていますが、肩だけはペルセウス肩の固定が緩いと
腕全体が武装の重みで垂れ下がってしまうので注意したいところ。

∑オービス用の手首として、武装保持用のプラ製手首が左右
付属品は∑ツインブラスター、∑ガーダー、∑ドライブソードエフェクトとなっています。
ソードエフェクトは、ミネルバ股間のスタンド取付穴と膝内側の穴の三点でガッチリ固定されます。



付属品でポージング少々。
各部の連結がカッチリしてるおかげで、合体状態でいじっててもポロリストレスはなし。
肩のクリックのおかげでアタックファンクション再現ポーズで飾っていても肩部から手首までしっかり保持してくれるのも
実に嬉しいところです。

昨日より世間的にはお盆の間に池袋サンシャインシティにて開催されているダンボール戦記EXPOにて
会場限定リミテッドクリアバージョンのダンプラ各種やプレバン販売品などが売られているほか、
今後の展開として数多くの参考展示とバンとヒロの新たなる愛機となるイカロス兄弟がギミック紹介付で展示。
また、文字情報のみながら新ブランド設立やZ-Modeにてイカロス兄弟セットがリリースという情報もあり、
ダン戦フィーバーはまだまだ続きそうです。
それにしても???劇場版イナイレVSダン戦とかどういうプレゼンをしたら企画会議通るんだろうか????