RX-122 ケルデルクアウスラ
本図の3機のケルデルクアウスラは、それぞれに強化装備が異なっています。高機動パックパックを装備した高機動仕様やミサイルを装備した火力支援仕様などです。これらの異なる強化装備、特にバックパックの換装に関しては背部に「グラップルアーム」を装着することで、トランスパック機構を付与、多様な任務に対応した装備を換装可能としました。
ケルデルクアウスラは、ケルデルクの胴体部分をプリムローズに換装した「アウスラ」化改修機です。ケルデルクのベースとなった機体は、ガンダムTR-1[ヘイズル]と同じくRGM-79Q ジム・クゥエルですが、それぞれの機体で開発コンセプトが異なります。両者ともにガンダムTR-S[ヘイズル・フレア]を開発するための実験機でしたが、[ヘイズル]は専用の強化装備の開発を、後者は一年戦争から戦後にかけての装備のテストに加え、そこで得たデータをもとにパーツを運用するためのOSの開発を、それぞれ目的としていました。特にケルデルクで得られたデータは、様々な形で「TR計画」の発展に寄与したのです。
イラスト連載まとめに掲載されているピンナップでは、それぞれの機体についての解説もされていますので要チェックです!(ピンナップ内の機体名をクリックするとテキストが展開されます)
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