月刊ガンダムエースで新たに開始された「機動戦士ガンダムエイト」
今回はそちらの主役機、ガンダムジリウスが新たにキット化されました。
こちらはプレミアムバンダイでの受注品で価格は2,970円となります。
ですがパッケージや説明書はカラーかつ機体説明などもある一般販売と変わらない物でした。
付属品はビームライフル、シールド、サーベル2本のみ。余剰パーツはありません。
シールの写真は目のシールを貼った後に撮った物でツインアイ部分のシールが抜けていますが
各種センサー類を補う物のみで最小限にまとめられていました。
「機動戦士ガンダムエイト」より早速キット化されたガンダムジリウス。
国際機関「太陽系同盟」が発足した「外宇宙探査計画」のためにイーストエンド社が開発した船外活動用モビルスーツという設定でパイロットは「ナオミ・スバル」。
シンプルな素体となる軽装態に様々な装甲や装備が装着されているのですが
やはり背面に装備された独自の最新技術が使われているという「フェザーエクステンション」が大きな特徴となります。
キットの構造ですが軽装態にきちんと装甲を取り付ける形で後で紹介しますが着脱も可能。
関節の作りですがKPSとPC-002が併用されています。
ですがポリキャップの使用は限定的でほとんどKPSの組み合わせとなっています。
また背面のフェザーエクステンションですがHGマクロスシリーズなどでも使われているような細かいパールが入ったクリアパーツで美しい仕上がりです。
キットの色分けもかなりのもので細かい胸部や肩部、脚部などの黄色いダクトも成型色で色分けされています。
軽装態のフレームなどもしっかり作られていて大部分は成型色で再現されていました。
ただ太腿や脹脛のダクトなど一部のグレーは塗装が必要となります。
頭部アップ。マスク部分はコンパクトなデザインですが
トサカ部分がトゲトゲしているのが特徴的。
またアンテナなども結構大きめです。
ツインアイや各所のセンサーはホイルシールで再現可能。
ツインアイはモールドで再現されていますがクリアパーツは使われていません。
胴体のアップ。
胴体は情報量が多く複雑なデザインで腹部の装甲が多層的になっています。
背面のパック接続穴は中央に3mmジョイントがあるタイプでした。
首周りは襟のようなセンサーがあり首はポリパーツです。
一応干渉しないストライカーパックなどを取り付ける事は可能です。
バックパックですが放熱板の役割も果たす「フェザーエクステンション」がやスラスターユニットのような物が装着されています。
フェザーエクステンション部分はアームで繋がれていて回転可能。
またスラスターユニットもクランク状のアームで繋がれBJ接続なので回転や若干の角度調整が可能。
このスラスターユニットのような部分ですが裏面に派手な肉抜きがあり結構目立ちます。
フェザーエクステンションはパール調のクリアパーツで美しい仕上がり。
こちらは蛍光パーツでした。
腕部はフレームが所々露出しているデザイン。
肩アーマーや前腕のダクト部分は色分けされ側面に3mmジョイントがあります。
また合わせ目はディテール化されていました。
股関節はシンプルな3mm軸。
股関節にはスタンド用の3mm穴があります。
腰アーマーはリアアーマーに裏打ちがあり全て可動します。
脚部は太腿の装甲などが特徴的な形状。こちらも合わせ目は基本的に段落ちモールド化されています。
脛のダクトは色分けされていますが脹脛や太腿裏のダクト内部はグレーで塗装が必要です。
足裏は肉抜きが無くつま先が若干可動します。
可動範囲など。
上半身は肩アーマーや襟のセンサーがどうしても干渉しやすいデザインですが可動範囲はまずまず。
胴体スイングも柔軟ですし肘も1軸ですが100度ほど曲がります。
肩はBJである程度前後スイングが可能。
腰もある程度横にスイングは出来ますが回転させようとするとサイドアーマーが干渉するので45度弱ぐらいしか回転できません。
脚部ですが太腿周りの装甲がやや干渉しやすいです。
膝は120度ほど曲がり、足首はBJなのでそこまで接地は良くないのですが
つま先が回転できるためかなり接地しているように見せる事は出来ます。
武器を装備させて。
大型のビームライフルや特徴的なシールドが付属します。
各所の関節はKPS部分がかなりしっかりしたテンションがあり保持力も抜群。
ですが肩が顕著ですがポリキャップ部分が柔らかい感じで
その落差からか腕のKPS部分を動かそうとすると肩が抜けたりする事が多かったです。
「EES-ARMS-001 ビームライフル」
EESシリーズ用にイーストエンド社が開発したビームライフルです。
かなり大型でミドルレンジモードとロングレンジモードの切り替えが可能。
一部にクリアパーツが使われ合わせ目は段落ちモールド化されています。
ガンダムエースの設定画を見るとこちらは展開状態で各所を閉じた収納状態もあるのですがキットでは再現されていませんでした。
「EES-ARMS-501 シールド」
こちらもイーストエンド社が開発したというシールドで
先端のクリアパーツは攻撃にも使えるようです。
グリップを持たせて前腕のジョイントに接続するので大型のシールドでもカチっと装着可能。
ですがジョイントが可動したりはせず構える位置は固定なので自由度は低めです。
一応グリップが回転可能でグリップだけでの保持も可能ですが
グリップの形状が長方形で正面に構えられないのでやはりあまり自由度は高くありません。
ビームサーベルのグリップは腰に2本、バックパックに4本ありますが刃は2本のみとなります。
刃はHGで良く使われるクリアピンクの刃でした。
グリップの長さには余裕がありしっかり持たせる事が可能。
劇中では細かい結晶状の物を操っていましたがそういったエフェクトなどはありません。
フェザーエクステンションや各所の装甲を取り外し「軽装態」へ換装。
通常の形態と比べるとかなりスッキリした姿になるのが分かります。
装甲パーツですがほとんど3mm軸接続となっていて色々交換出来る作りですし、
まだなんとも言えませんが後から装備違いなどがリリースされるのかもしれません。
この状態は装甲の干渉も気にならず動かしやすいです。
最後にHGUCガンダムや最近の機体、HG ジークアクスと並べてサイズ比較。
18mの機体なのでサイズはガンダムなどと同程度ですが
装甲の広がりがありなかなかのボリュームです。
以上HG ガンダムジリウス レビューでした。
新しく始まったガンダムエイトからの立体化となりますが
取り外し可能な装甲や特徴的なフェザーエクステンションなど見どころの多い機体です。
装甲は簡単に着脱可能ですし独特の装甲形状も面白いです。
もちろん分割もかなり力が入っていて胴体などもRG並に分割されていました。
まだどんな機体なのか謎な部分も多いのですが面白い部分が多く組むのが楽しいキットでした。