HG ククルス・ドアンの島シリーズから新たにキット化されたシャア専用高機動型ザクII。
価格は2,750円でプレミアムバンダイでの受注品となります。
パッケージは単色タイプで説明書もモノクロかつ機体説明なども無い物でした。
付属品はザク・マシンガン。バズーカA2型、対艦ライフル、ヒートホーク2種、
スペアマガジン、スタンドジョイント、それに右銃持ち手と平手が付属します。
シール類は細かいマーキングを補う水転写デカールが付属。
余剰パーツもいくつかあります。
HG ククルス・ドアンの島シリーズでキット化されたシャア専用高機動型ザクII。
これまでありそうでなかった06R-1A仕様のシャア専用ザクとなります。
キットですが作りはもちろん他と合わせたHG オリジン仕様のザクがベースで
過去に発売された黒い三連星の高機動型ザクIIのパーツが流用されています。
ですがオリジンのシャア専用ザクの特徴の1つだった胸バルカンが内蔵されています。
キットはオリジンザク系という事でPC-001が使われたタイプで関節はKPSとポリキャップが併用されているタイプです。
カラーはシャア専用ザクIIの物を引き継いでいますが高機動型ザクらしいメカニカルな脚部が格好良いです。
またオリジンザクという事で通常のHGよりも分割が豪華で肉抜きなども目立たない仕上がりなのは変わっていません。
機体のカラーですが元々パーツ分割も細かいですし
配色自体は比較的シンプルな方なので十分再現されています。
ただランドセルや大きいバーニア内部などは流石に色分けされておらず塗装が必要となります。
またジオンマークや腕やスカートにある白いラインなどはデカールで再現する方式です。
頭部アップ。
頭部はもちろんアンテナありのタイプ。
こちらはこれまでのオリジンザク系と同じ造形でモノアイも可動します。
胴体のアップ。
胸のバルカン砲は色分けされていないので塗装が必要です。
06R-1A型の大型ランドセルはグレー一色。
こだわる場合は一部の赤やスラスター内部などを塗り分ける必要があります。
バーニアのみBJで可動します。
また付属のスペアマガジンはマシンガン用を腰、バズーカ用はシールドに装着可能。
右肩のシールドは特に変更なし。
これまで通し回転やスイングが可能で厚みも十分です。
スパイクアーマーは前後分割で合わせ目あり。
腕部はザク系共通の作りです。
細かいバージョンがあるオリジンザクでは前腕の合わせ目が段落ちになっている物もありますが
こちらは普通に合わせ目が出るタイプです。
股関節はこれまで通りスイング軸あり。
スタンドはスタンドジョイントを取り付けるタイプです。
06R-1A型らしいカバーが無いメカニカルな脚部。
黒い三連星仕様などと異なり、膝などを除きほぼ単色のシンプルな配色です。
装甲は側面に一部合わせ目が出ます。
足裏は肉抜き無しでつま先も可動します。
可動範囲ですがこれまでのオリジンザク系キットと大きな違いはありません。
相変わらず広い可動範囲が確保されていて腰のスイングはもちろん
肩もかなりスイング出来、胸部の左右ブロックもスイングできる作りは変わらず。
脚部も良く動き接地もまずまず。
ただ個体差なのかサイドアーマーがいつもよりポロッと外れやすい印象でした。
ベースとなっている黒い三連星仕様の高機動型ザクII(ガイア/マッシュ機)と。
胸にバルカンがあるなど細かい違いは少しありますが基本的には流用となります。
今回も対艦ライフル含めた豊富な武装が付属。
ヒートホークは腰に取り付けられます。
スタンドジョイントは股関節に取り付けるタイプですがアクションベースに対応しているものの、
3mm軸のスタンドには対応していないので使うスタンドは選びます。
ザク・マシンガンなどの武器類ですがどれも流用で成型色も特に変わっていないようです。
ザク・マシンガンは砲身部分に合わせ目が出ます。
砲口やマガジンは別パーツ化されスコープとサブグリップが可動。
付属の持ち手はこれまで通り角度が付けられていてストックの干渉を逃がせるようになっています。
MS用バズーカA2型。マガジンがあるタイプのザクバズーカです。
マガジンは3つあり予備はシールドに取り付けておく事が出来ます。
もちろんマガジンの交換も可能です。
こちらもスコープとサブグリップが可動します。
オリジンザクは肩などの可動が優れているため両手持ちも楽に出来ますし構えの幅も広いです。
ちょっとサイドアーマーがいつもより取れやすかったですが格闘ポーズも十分取れる可動範囲があり動かしやすく作られています。
太腿のボリュームも増えましたが膝可動の窮屈さは特に感じません。
ベルト給弾式のザク・マシンガンは省かれていましたが対艦ライフルは付属しています。
こちらも左右分割で合わせ目が出るもののかなりの長さで見栄えのする武器です。
平手があるため左手を添えて構える事が出来ます。
またヒートホーク以外の武器には保持用のダボがありぐらつく事はありません。
ヒートホークはこれまでの流用で手持ち用と腰装着用の2種が付属。
1パーツなので塗装が必要となります。
夢の中で出た機体ですがこういった物もキット化されるのは嬉しいですね。
最後に多少これ以外にもパッケージのバリエーションなどはありますがオリジン系のシャアザクと比較。
左からHG ザクI(シャア・アズナブル機)、HG シャア専用ザクI、HG シャア専用ザクII(赤い彗星Ver.)です。
多少ソール部分などの色味は異なったりしていますがどれもオリジン系シャアザクらしい暗めの赤色となっています。
以上HG シャア専用高機動型ザクII レビューでした。
ありそうでなかったシャア専用の高機動型ザクIIがHGククルス・ドアンの島仕様でキット化されました。
今回は他と同じくオリジン系がベースとなっているため大部分は黒い三連星の高機動型ザクIIと共通です。
そのため可動範囲もかなり広く動かしやすいキットで肉抜きなども少なめで今でもやはり良い出来です。
シャアザクといえば06Sのイメージが強いので組み慣れたはずのオリジンザク系ですが新鮮な気分で組めるのも良いですね。