バンダイ魔神創造伝ワタルシリーズに新たな魔神、天翔丸が登場。
価格は1,925円です。
付属品は死地天罰刀2本のみとなり共通フレームのグリップパーツは余剰扱いです。
シールは最小限で頭部のダクト部分を補う物のみとなります。
12月から特にリリースが無かった魔神創造伝ワタルシリーズですが、3月に4体もの魔神がキット化されます。
今回紹介するのはカケルと共に行動を共にしていたショウの魔神、「天翔丸」です。
背中に天翔翼という翼があり、空を飛べる魔神で胸部は翼竜の頭のような形状になっているのが特徴的。
プロポーションは太腿などが少し細身でヒロイックなバランスになっていました。
キットですが今回も魔神創造伝ワタルシリーズ共通のフレームパーツが使われているため互いに互換性があります。
関節の作りは全てKPSが使われていてABSやポリキャップは使われていません。
またタッチゲートが採用されているため一応ニッパー要らずで組み立てる事が出来ます。
機体のカラーリングはイエローとブルーが中心の配色です。
今回も比較的シンプルなカラーリングな事もあり成型色でほぼ色分けされていました。
目の色分けの関係で頭部の４つのダクトがピンクになってしまっていますが、こちらはシールで補う事が可能です。
頭部アップ。
長い角が特徴的でマスクなども精悍に作られています。
目部分はいつも通りパーツとパーツの間に隙間を作る事で影を落とし、フチの黒を再現しています。
胴体のアップ。
翼竜の頭のような部分は口が大きく開閉可能。
内部ディテールもある程度再現されています。
背面のジョイント穴はガンプラなどと同じ2穴ジョイント+3mmジョイントの組み合わせ。
同じシリーズの他、ガンプラや30MMなどのパーツも取り付けられる高い互換性があります。
天翔翼の接続部分はBJ。また取り付け基部でスイング可能で動かしやすい作りです。
天翔翼は1パーツ成形。
そのため片側はほぼ全て肉抜きとなっているためしっかり埋めたい方は大変そうな部分です。
また翼の中央には死地天罰刀をセット可能です。
腕部はシンプルな形状で手首オプションも特になし。
前腕側面に合わせ目が出ます。
股関節軸はBJ。
スタンド用の3mm穴ももちろんあります。
大きな爪が特徴的な脚部。
こちらもシンプルな形状でどちらも側面に合わせ目が出ますが正面から見れば気になりません。
関節は共通構造のため可動なども似ています。
足裏は爪に肉抜きがありますが青いパーツには蓋パーツがあります。
可動範囲など。
共通関節ですが干渉するようなパーツも無く肩周りの自由度も高いです。
肘は90度ほど曲がり首周りも動かしやすいデザインでした。
肩はかなり前方にスイング可能。
腰はBJなので左右にもある程度動かせます。
脚部は股関節と足首がBJ接続のため接地は並です。
膝は90度ほど曲がります。
天翔翼を展開して。
今回は成型色のツヤが使い分けられていて
翼などのネイビー部分のみグロスインジェクションでツヤのある成型色となっていました。
スタンド用の3mm穴は前後分割のパーツの中央にあるため、しばらく付け替えたり動かしたりしているとはめ込みが緩みクルクル回ってしまったりする場合があります。
気になるようだったら接着してしまっても良いかも。
天翔翼にマウントされている「死地天罰刀（しちてんばっとう）」。
どちらも1パーツですが適度な太さがありペラペラ感はありません。
胸の口から発射される「天翔弾」
劇中ではミサイルのような弾頭を発射していましたがキットには付属せず。
高速で動き残像を作る「天翔残像陣」
風神丸と組み合わせて。
今回の天翔丸と最終的にどのような位置に落ち着くか分かりませんが一気に戦わせる組み合わせが増えました。
同時発売されたマイガーの重號丸と。
両方同時に発売されたのは良いですね。
2機で繰り出す必殺技「天翔重號剛力波」
さすがに巨大な火輪エフェクトでもないと再現できないので回転前っぽく。
もちろん共通関節のため四肢のパーツなどを入れ替える事も可能。
手軽にカスタム出来ます。
最後に龍神丸やHGUCガンダムとサイズ比較。
サイズは龍神丸などと変わらず標準的な大きさでした。
i以上バンダイ 魔神創造伝ワタル 天翔丸 レビューでした。
去年の12月以来久しぶりの新作となった天翔丸。重號丸と同時にリリースされましたが
今回も手軽に組める内容なのは変わっておらずシールも最小限です。
また成型色のツヤに変化が付けられていたりするのは面白いですね。
翼の肉抜きがどうしても目立ってしまいますが、
可動も相変わらず良好で天翔翼も自由度が高く大きな動きが付けられます。
ギミックなどはシンプルですが動かすのが楽しいキットになっていました。
