S.H.フィギュアーツ ポートガス・D・エース -火拳-のレビューです。
全身。最近の進化した技術で生まれ変わったエース。旧版は伝説級に酷かったですが、今回はプロポーションやディテール、塗装、質感など完璧な出来に。
顔。通常顔はエースらしい余裕のあるニヤリ顔。輪郭や目鼻口などの各パーツ、そばかすなども自然で再現度は非常に高かったです。
アップだと多少の粗は見えますが肉眼ではほぼ気にならず。ウェーブのかかった髪もシャープかつ形状やボリュームなどイメージ通りでした。
別表情の笑顔。
こちらは歯を出して屈託なく笑う子供のような表情で、こちらも出来は良好。
別表情の食いしばり顔。
こちらは怒りを剥き出しにして相手を睨みつけた表情。眉間のしわや食いしばった歯なども自然で迫力ある見た目に。
別表情の叫び顔。
こちらも見開いた目や大きく開いた口など原作そのままで格好良かったです。
別表情の眠り顔。
頬張った状態で鼻提灯を出したギャグっぽい表情も一種付いてました。
各部位など。上半身が裸というアクションフィギュアでは再現が難しいデザインのキャラですが、筋肉造形や関節の処理などほぼ完璧な作り。数珠は軟質素材で再現。
腰回り。ベルトのディテールなども精密。ハーフパンツはかなり柔らかめの軟質素材になってました。
左腰にはナイフ。劇中でも使われなかった物なので抜くことは不可。なお着脱は出来ますが、ピンが剥き出しになるので見栄えがいまいちに。
腕や足。四肢の長さや太さも自然で、この辺の引き締まった筋肉のフォルムや骨格、ブーツのディテールなども良く出来てました。
左腕には書き間違えた名前の入れ墨。手首にはログポースとブレスレットを装備。ログポースの玉とブレスレットは取り外し可能。
背中。
可動は首腰ともに非常に広く可動し、肩も引き出し関節になっており上にも前後にも広く可動。肘も深く曲がり、膝も太腿を引き出すことで深く曲げられるようになってました。
股関節も前後横に広く可動し、接地性も良好。また今回ハーフパンツで隠れた部分に引き出し式のボールジョイント関節があり、脚部の可動が通常のワンピキャラよりかなり良かったです。
オプション。
帽子とバッグを付けた状態。
帽子は帽子付きの頭部と紐付きの専用前髪を分けた構造になっており、違和感なく被った状態の再現が可能でした。
表情パーツは各種使用可能。
紐は軟質素材で先端の飾りも原作通り再現。
リュックは原作通りそのまま肩にかけることが可能。スイカみたいなデザインも忠実に再現されてました。
持ち手もあり、紐を持たせることも可能。
火拳用エフェクト。こちらは手首用と腕用の2種のエフェクトを組み合わせて使用。
拳用は右拳の造形がされているので右手専用でした。
腕用のエフェクトは通すだけなので左腕にも使用可。ログポースの玉は外す必要あり。
別造形の炎エフェクトも付属。こちらは拳に取り付けるエフェクトともう1種を組み合わせて使用。もう1種の方は長い炎と、
短い炎を選択可能。もう1種の方の取り付け部はボールジョイントなので位置など調整可能でした。なお今回付属するエフェクトは全てサボにも流用が可能。
アニメにのみ登場するローブとマフラーも付属。ローブは縦横にワイヤーが入った布製で、マフラーもワイヤー入り。そんなに重要ではないこちらまで本気の作りに。
ボーナスパーツとして冒険の夜明けルフィ用の表情パーツが付属。
こちらは大きく口を開けて笑う表情で、いつも通り出来は良好。
この姿で並べるとエースは幽霊になってしまいますが、ルフィ、サボと。なお旧版は酷すぎて当時買う気もしなかったので見たい場合は公式で。
適当に何枚か。
可動は前述の通り非常に良く、炎化した手首なども付属し、原作の各場面を再現可能。
火銃。こちらは原作通り左右分付属。
両手首に付けられる炎エフェクトも凝っており59巻表紙のような雰囲気も再現可能。
腰はそれほど深くは回らず45度程が限界でした。
十字火用の左右手首も付属。
眠った状態を再現する表情も付属。なお脚部の可動は非常にいいですが、原作のようなヤンキー座りは流石に無理でした。
アニメ版アラバスタ編でのローブを着せて。
ボーナスパーツの表情を使ったルフィと。
「無茶ばっかりしやがって!」
終わり。以上、S.H.フィギュアーツ ポートガス・D・エース -火拳-のレビューでした。
旧版は酷すぎて買う気すらしなかった思い出がありますが、今回はプロポーションやディテール、顔の再現度、筋肉造形など、これまでのワンピアーツの中でも一段階進化してる印象で、非常に格好良く仕上がってました。
可動に関しても肩回りや太腿の隠れた部分に関節があるなど、特別凝った作りになっていて非常に良く動き、表情やエフェクトも豊富かつ、アニメにのみ登場したローブも付くなど、オプションも本気度の高さを感じさせる内容になっていて、満足度は非常に高かったです。
ここまで出来が良いなら、どのキャラでも欲しくなってくるレベルなので、今後もこのクオリティを維持していって欲しいところです。