魔神創造伝ワタルより前回紹介した龍神丸、麒麟丸と同時に発売された風神丸
価格は1,925円で他の2体より少し高くなっています。
またこちらも初回限定武装が付属していました。
付属品は「烈風剣」2本と鞘のみとなります。
フレームランナー流用の関係で右下に写っているグリップは余剰パーツとなります。
シール類はありません。
こちらは初回限定版に付属する武装パーツです。
これらを組み合わせる事で「鎧爪甲」を組む事ができます。
魔神創造伝ワタルより宙部界の野牛御富良院流（やぎゅうおふらいんりゅう）の剣豪、御富良院という
シバラクに似た雰囲気のあるキャラが乗り込む魔神、「風神丸」がキット化されました。
こちらは戦神丸を意識したようなデザインとなっていますが名前通り風神要素もあり、背中に大きな袋状のパーツが取り付けられています。
武器は「烈風剣」という刀な事もあり和風の魔神となっていました。
キットはフレーム周りが他の2体と共通なのですが、カラーはホワイトとなっています。
頭身も戦神丸などと比べるとやはり若干高めでカラーはブルーグリーンとブラック、そしてゴールドがメインカラー。
風神の袋のようなパーツはクリアパーツが使われていました。
そのためか初回限定武器を除いてランナーは他の2体と異なり5枚と1枚多いため値段も若干高いのかも。
本体のカラーリングですがこちらはシールもなくほとんど成型色で再現されているのですが
肩アーマーや胸部のダクト状モールドの黒などは塗装で再現する必要があります。
肩のダクト周りは結構目立つので塗ると引き締まりそうです。
それと武器類はやはり細かい塗り分けが必要でした。
頭部アップ。戦神丸風のデザインで髷があります。
瞳は別パーツ化され少し隙間があり、周りに影が落ちるようになっていて黒い縁取りに見えるようになっていました。
ヘルメットや髷部分に合わせ目が出ます。
胴体のアップ。他の魔神と同じく胸部や腰がはっきり分かれた作り。
背面のジョイント穴は３つの3mm穴がありガンプラのパックなども流用しやすい作り。
バックパックは2ピン接続で巨大な袋状のパーツはクリアパーツで再現されています。
もちろん魔神同士の互換性もあり、腰の後ろにある装甲は取り外し可能で聖獣脚なども装着出来ます。
肩アーマーは角張ったデザインで後ろ側には鞘が装着されています。
肩アーマーは前後分割で合わせ目あり。鞘は3mmジョイントで回転可能。
腕部は合わせ目の出ない作り。
手首などは共通パーツですが関節が白成型色となっています。
股関節も変わらずBJ。
腹部は他と同じく左右分割で合わせ目あり。
脚部は和風な印象で足袋のようなソール部分なども特徴的。
太腿も脛も前後分割で側面に合わせ目が出ますが正面から見ればあまり気になりません。
膝の金色などは別パーツ化され色分けされています。
足裏は蓋パーツがあり肉抜きはありません。
可動範囲は他の2体と大体同じ印象です。
肩の引き出しが優れていて上半身は特に動きの付けやすい構造。
下半身も大きな違いはなく、接地などもまずまずでシンプルなため遊びやすい作りです。
武器は烈風剣のみで刺又などはありません。
刀は肩にマウントされていて回転もできますが柄に手は届きませんでした。
背面から見ると風神のような袋が目立ってアクセントになっています。
「烈風剣」はゴールドの成型色。
1パーツで成形されているため刀身や柄などかなり細かい塗り分けが必要になります。
また鞘も単色のためこちらもやはり一部塗り分けが必要です。
烈風剣は軽いので保持は問題ないのですが自分の物は結構手首とのクリアランスがタイトだったので
塗装したい場合は少しやするなどしてクリアランス調整が必要になると思います。
強風を巻き起こして戦うという必殺技「烈風剣」っぽく。
動かしていると肩の鞘と袋が若干干渉しやすく感じますが大抵のポーズの場合は逃がす事ができます。
続いて初回限定となる武装パーツ。
こちらには龍神丸の龍爪と同じパーツがあるため
移植すれば龍頭なしにする事も出来ます。
パーツを組んで「鎧爪甲」の完成。
名前通りクロー状の武装で手首に持たせて保持します。
グリップパーツはダガー状の造形になっていました。
グリップは根本をしっかり持てば回転しませんが、触っているとどうしてもずれてしまい
手首の中でクルっと回ってしまう場合があります。
とは言え初回限定のパーツながら他と同じくなかなか豪華な作りで3mmジョイントメインのためカスタム性もあります。
もちろん手足パーツを自由に組み替えに使ったりする事が可能で
脛を前腕に、前腕を脛にといった事も出来ます。
ただ太腿のボリュームがあるため龍神丸のような太い脛パーツとは合わず、軸がはまらないため組み換え出来ませんでした。
なので太腿は多少パーツを選ぶ印象です。
龍神丸、麒麟丸と並べて。
初回限定武装を3種組み合わせた姿は龍神丸のレビューで紹介しています。
一気に3体もリリースされましたがどれもシンプルながら良く考えられていて塗装しなければ時間もかからずサクッと組めます。
以上魔神創造伝 風神丸 レビューでした。
戦神丸ポジションの機体なのかデザインはそちらと似たような部分も多いです。
ですが風神の要素も加えられていて背中の袋状のパーツは面白いアクセントになっていました。
こちらもやはり武器に大きなギミックはなくシンプルではありますが
可動や色分けも良好で初回盤のみとなりますが追加武装もボリュームある内容です。
またこれまでの2体と異なり白いフレームが使われているので、関節を白くしたいという場合も便利そうですね。
