
サンプルですが、すでに製品と同様の箱になっています。「機動戦士Zガンダム」冒頭の一場面をイメージした箱絵です。

説明書の表紙です。
ここからはランナーなどの画像です。実物大に近いサイズになっているはずです。

多色成型の「A」ランナー。「HGUCジムⅢ」とは一部が異なりますが、基本的には同じランナーです。タグの刻印も「HGUCジムⅢ」ですね。

「B」ランナー。こちらもジムⅢと共通ですが、シールド表面のパーツだけでランナーが構成されています。

「C1」ランナー。このランナーもジムⅢとの共通部分が多いです。

「C2」ランナー。

「D1」ランナー。こちらはジムⅡ専用のランナーです。

「D2」ランナー。

すっかりおなじみの「PC-001」ポリキャップです。

サーベルのビーム刃は「SB6」です。クリアーイエローの成形色のビーム刃は貴重ですねぇ。

付属のシールはマーキング用のテトロンシールです。カメラ部分の水色や首のグレー部分も一緒に印刷されています。
さて、筆者が個人的に気になっていた部分ですが…


試作品の写真を見た時から、すねがかなり長い印象がありました(設定画との比較以外にHGUCジムⅢと比較しても)。今回初めてジムⅢとのすねの長さを比べることができましたが、実際にはほとんど長さの差はありません。
ひざ関節下側のポリキャップ受けと足首関節のポリキャップ受けとの間隔は、ジムⅡの方が若干長い(目分量で約1㎜)ですが、足首関節のパーツが異なるため、現時点ではジムⅡの方が脚が長いとは言い切れません。
今後の続報をお待ちください。上半身の組み立てをお送りします。

胸部とバックパックを構成するパーツ群です。胸部本体はジムⅢと共通パーツで、バックパックはジムⅡ専用パーツです。

ジムⅢと同様、肩関節基部には前方にスイング可能なポリキャップが採用されています。


完成した胸部です。前から見るとジムⅢの色違いといった印象ですが、後ろから見るとほとんど別物です。
バックパックはジム改のものより厚みがあり、スラスターノズルも若干大きいので、とりあえずジム改には推力で勝りそうに見えます。「ジム改よりも高性能なのかな? でも、やっぱりジムカスタムやクゥエルよりは弱そう…(←個人的感想です)」という微妙な立場のジムⅡのキャラクター性を上手く表現していると思います。
次は頭部です。

頭部を構成するのは4つのパーツで、最近のキットとしては少ないです。

目のカメラ部分などの内部メカは顔面のパーツに彫り込まれています。なかなかの男前だと思います。


写真左:完成した頭部。クリアーグリーンのバイザーがキレイです。今回は塗っていませんが、バイザー内のメカはシルバーなどで塗装すると見栄えが良くなります。
*バイザーは顔面にかぶせるようにして取り付けますが、一度はめ込んでしまうとなかなか取り外せません。気を付けましょう。
写真右:ヘルメット後頭部の下端が下に向かって長く伸びたデザインのため、あまり上を向くことができません。
三世代のジムの頭部比較。右から初代ジム、ジムⅡ、ジムⅢです。
*初代ジムのヘルメット下端は少し削って顔が小さくなるようにしてあります。



どんどん頭が小さくなっていますねぇ。ジムⅡの頭部はどちらかというと初代ジムに近いサイズです。
次は腕です。

右腕を構成するパーツ群です。ほぼ左右共通です。

最近のHGクラスのキットと同様のパーツ構成です。

ひじ関節は二重関節で、よく曲がります。

ただし、ちょっと難点が…。関節の曲げ具合によっては、ひじの丸いパーツ(通称:マルイチ)の位置が不自然に見えてしまいます。どちらかというと、写真左側のような状態に曲げた方がマシかなぁと思います。

ひじ関節部は見栄えよりも可動を優先した構成になっていると思います。その分、可動性能は優秀です。
それにしても、どんなポーズを取っているのか分かりにくい写真……(汗)。
下半身の組み立てと武器についてをお送りします。

足を構成するパーツ群です。ジムⅢと色違いの共通パーツで、左右共通です。

完成した足。スリッパをはいた足のような可動部も健在です。

脚を構成するパーツ群です。全て左右共通パーツで、太もも上部の関節ブロックの向きで右脚か左脚かを決定します。

外装パーツは一部異なりますが、基本的にはジムⅢと同じです。HGUCパワードジムとジム改との関係に似ています。

ひざは二重関節、足首の可動範囲も広いです。

足首関節の横方向への可動範囲はこれぐらいです。ボールジョイントを引き抜き気味にすると、もう少し可動範囲が広くなります。

腰部を構成するパーツ群です。こちらもジムⅢと共通です。

股関節はおなじみの3軸可動式で、股関節基部は回転可能です。「バンダイ アクションベース」に対応する穴も開いています。
完成したジムⅡ本体。


旧キットに比べるとかなり強そうな、シャープな造形です。



「サンプルレポート(その1)」でチラッと話題にした、ジムⅢとの脚の長さの違いですが、ほとんど同じ長さでした。

今回の製作では貼っていませんが、付属のマーキングシールには連邦軍・ティターンズ・エゥーゴ・トリントン基地のマークが入っています。さらに、胸正面の襟とコクピットブロックとの間の「-GM-」のロゴも入っています。このロゴは貴重ですねぇ♪

次は武器類を構成するパーツ群です。ビームサーベルの柄以外はジムⅢの基本武装と共通です。
組み立て後の武器類の写真を撮り忘れてしまいました…(汗)。まあ、ジムⅢとほぼ同じということで…。m(- -)m
ところで、剣時さんからご質問のあった「黄色のサーベルはAGEのUEに流用できますかね?」の件ですが…

無加工でバッチリ流用できます。1本余りますので、ぜひガフランに取り付けましょう♪


武器を装備した状態の正面と後ろ姿。



ジムⅡといえば、やられ役のイメージがありますので、ポーズ付けもなんとなく弱そうな雰囲気に…(笑)。
最後に、旧キットの箱絵のイメージで…。

HGUCジムⅢと多くのパーツを共通とするキットですが、ジムⅢとの違いはキッチリ再現されてあり、ほとんど別の機体に仕上がっています。成形色がキレイで、新規パーツのエッジやモールドもシャープで品質感が高いです。マーキングシールも豊富に入っていますので、カラーリングをいろいろと楽しむことができると思います。
ややすねが長く太ももが短いプロポーションですが、見慣れるとけっこうカッコ良いですよ~♪
以上、HGUCジムⅡのサンプルレポートでした。