ハマーン・カーン率いる過去のネオ・ジオンで開発された局地戦用の水陸両用MS。ジオン公国軍のMSM-03Cハイゴッグの流れを汲み、同様に引き込み式の腕部が採用されている。各部を収納することによって球状の巡航形態へ変形可能。水上、水中での高速移動を可能とする。U.C.0096年、新旧の水陸両用MSと共に、宇宙世紀の海を戦火で彩る。


MSM-04G 玖阿格
『一年戦争』での連邦軍総司令部、ジャブローの攻略戦用に開発された特務MSの一機。両腕に備わる3連装ロケット・ランチャーに加え、機体前部に納められたメガ粒子砲の強大な火力、そして強靱な装甲はなんら衰えること無く、U.C.0096年の連邦首都ダカールを攻略するのだ。


MSM-08 佐寇克
水陸両用機MSM-07ズゴックの派生型で、格闘能力を向上させたMS。伸縮式の腕部によるアーム・パンチ、頭頂部に内装する射出兵器ブーメラン・カッターなど、他のMSには見られない個性的な兵装を有している。『一年戦争』から17年もの歳月は、そのものが兵器となる両拳にさらなる力を携行させる戦闘技術を生み出した。


MS-09G 多瓦吉
ジオン公国軍の重MS、MS-09ドムの最終生産仕様機。戦後に各種の改修を受け、第二世代MSに準じる規格にアップデートされた。『第一次ネオ・ジオン戦争』において、ジオン残党や反連邦ゲリラ勢力によって使用された記録が残っているが、U.C.0096年にあっても、本機に備わった陸上機動力の高さを改めて連邦軍に見せつけることとなる。


MS-09F/TROP 热带型大魔
ジオン公国軍の重MS、MS-09ドムを砂漠や熱帯といった局地戦用に再設計した機体。脚部ホバリング機構の改良、防砂・防塵性能が高められている。『一年戦争』末期にアフリカ戦線などに投入された。U.C.0096年、それらの残存機体がトリントン基地襲撃に参戦する。


MS-14D 沙漠型勇士
『一年戦争』末期に投入されたジオン軍MS、MS-14Aゲルググの砂漠戦仕様機。バックパックに砂中潜行用スコープ、左腕には実体弾兵器アームド・バスターを備えているのが特徴。U.C.0096年に確認された同機にはロケット・ブースターが増設されており、驚異的な跳躍力を獲得している。

