舞台となる世界は数あるTF平行世界の一つであり、BT世界ではありません。
シリーズ名ともなっている「オルタニティ」は90万年の時を経て進化したTFの未来形の一つで、各個人があらゆる平行世界にまたがり存在し、時空の枠を越えて活動する種族のことを指すようです。
オルタニティは多数の世界にまたがれるほどの巨体ですが、一つの世界に干渉するときは通常TF程度の大きさの実体を持たなければいけないらしく、その場合は時空間移動に最も適したスポーツカーの形を取ることが多いんだそうな。
銀のGT-Rと赤のGT-Rは「オルタニティ・コンボイ(巨大。実体なし?)」が活動するために「別世界のコンボイ」の体をオルタニティとして借り受け、活動している状態である、とでも言えばいいのかな……ややこしい……
ということはスポーツレーベルのコンボイやヘケヘケのコンボイがオルタニティの干渉を受けると、たぶんまたGT-Rになるんだと思います。
設定上確認されているのは「今回の舞台」の世界のコンボイが顕現した赤のGT-Rと「バイナルテックの世界」で顕現したと言われる銀のGT-R。
今後の商品展開でもう一色出るんですが、さてはて敵か味方か。
さてそんなビークルモードですが、バイナルよろしく実車モデルを忠実に再現したものになっています。
ただバイナルテックと違うのは外装がプラであることと、後述する「シンクロテック」という技術を採用していること。
実際はフレーム部分が合金でできており、塗装も綺麗なので重量感も質感も十分です。
ちょっと各パーツの噛み合いが悪いのもバイナル譲り。塗膜ハゲが怖いのもバイナル譲り。
けどかっこいいのもバイナル譲りです。
なお、バイナルのようにストーリー・設定説明の付いたカラーの説明書入り。説明書部分は白黒ですけど(;´Д`)
で、バイナルバイナル言ってますが、スケールが異なります。オルタの方が1/32とダウンサイジング。
ちょうど変形ヘンケイのデラックスサイズと同じくらいのサイズです。
ディスクブレーキは再現されているものの、ギミックやサイズの関係からステアリングは切れません。
ただしドアやボンネットの開閉ギミックはぬかりなく。バイナルと違ってエンジンが武器になるということはありません。
ていうか手持ち武器、ないんですよね……(;´Д`)
未開封でも飾れるようにこんなパッケージになっています。
頭の中にバイナルサイズがある人は最初「ちっさ!」ってなること請け合いです(何
さて、新ギミック「シンクロテック」を使ってギゴガゴギ!
トランスフォームを進めていくと別の部分が連動して変形するだけでなく、次に変形させる部分がどこかを直感的に理解できる……
らしいんですが、正直ただの連動変形だとしか(;´Д`)
ちなみに連動するのは主要部分のみで、手足などの展開はすべて手動になっています。
紫苑亭はTF変形はネタバレしない主義なので、気になったら実際にてにいれてみよう!
というわけでロボットモード。メガトロンの野望をぶちこわすために赤のコンボイを助けに来た別の世界のコンボイ、という設定です。
変形難度はそこまでではなく、一度か二度動かせば覚えられるレベルでした。
中心フレームがダイキャスト製だからか、このサイズながら股関節と膝にクリック入り。
何故か発売直前までコンボイだとは明示されていませんでしたが、パッケージにはしっかり「正義の象徴・コンボイフェイス」と明記されています。赤い方もイメージカラーってことでしたし、最初は設定が固まってなかったんですかねー。
なお、頭頂部から目にかけてがクリアパーツとなっており、目の塗装もクリアブルーなのでいつもの集光ギミックありです。
