6月29日に、劇場アニメ『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場する「インフィニットジャスティスガンダム弐式」がHGガンプラで発売される。「HG 1/144 インフィニットジャスティスガンダム弐式」は豊富な接近戦武装とシルバーの関節が特徴のガンプラとなる。
今回は本製品の組み味と遊びごたえを紹介する。特に面白かったのは下半身の構造で、鮮やかな殺陣が似合う「インフィニットジャスティスガンダム」ならではの可動構造が組み込まれている。
13枚のランナーでもう1人のヒーローを生み出す
本製品のランナーをチェックしよう。本製品にはシルバー部分に「リアルメタリックグロスインジェクション」を採用しており、美しく輝く。ビームサーベルやビームシールドのエフェクトパーツもきれいな色で成型されており、組み立てるのが楽しみになる。
合計10色のパーツで「インフィニットジャスティスガンダム弐式」を再現する。次項では実際に組み立てて、「機動戦士ガンダムSEEDシリーズ」のもう1人のヒーローの乗機を再現しよう。
銀色の関節が美しい。細かな色分けを的確に再現
では実際に「インフィニットジャスティスガンダム弐式」を組み立ててみよう。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』本編での本機そのものの活躍は少なかったが、パーツ構造には完成後のアクションポーズをカッコよく決め
胴体は「SEEDアクションシステム」を組み込むため、前後傾と脇腹を締めるロール軸などが追加される。肩関節にも前へ引き出すための軸が仕込まれており、かなり幅広い可動域を持つ。
手足は左右一気に組み立てられる。見えない部分まで関節が銀色になっていて、完成すると節々が鮮やかに輝くので見ていて面白い。
本キットの最大の魅力は下半身にありそうだ。腰サイドの装甲が脚を蹴り上げる動作のために避けられるようになっているし、股関節は脚を開くのに合わせて大きく展開できる。また膝には屈伸用の関節だけでなくロール軸も仕込まれ、仁王立ちをしたときにすね部分を内側に倒すことでより力の入ったポージングが可能となる。
完成した「インフィニットジャスティスガンダム弐式」本体だけでも、可動域の広さからいろいろとアクションポーズをつけて楽しめる。魅力の1つといえそうな蹴りポーズももちろん可能で、股関節を大きく開いてサイドスカートを背中側に避ければ装甲の干渉なくポージングできる。次項でバックパックを取り付け、アクションポーズを考える。
翼となり武器となるバックパック
ではバックパックと武器を組み立てよう。バックパックは4つの翼それぞれにビームエフェクトを取り付けられ、「インフィニットジャスティスガンダム弐式」本体と接続するだけでなく単体でもディスプレイできる。
武器類は簡単に組み立てられる。ビームブーメランはシールドに取り付けられ、後でエフェクトパーツを付けて遊べる。
斬撃こそ正義! 全身が武器のアクションポーズはどう作る
完成した「インフィニットジャスティスガンダム弐式」は非常にカッコいい。大事なのはここからどうアクションポーズを考えるかだ。翼や脚、頭にも武器が仕込まれているため、激しく動く姿が似合いそうだ。
実際に動かすと、腰や膝、足首といった下半身に可動ポイントが多く、足を使ったアクションに適していることが分かる。胴回りがすっきりしているので、「SEEDアクションシステム」を活用して胴を大きく屈めて力の入ったポーズを作るのも楽しい。
全体的にアクションポーズを意識したパーツが多く、ただ「SEEDアクションシステム」を組み込んだだけではない構成が非常に楽しかった。『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のガンプラの中でも、かなり遊びやすいキットだと感じる。サイドスカートや膝関節のロール軸など、「ここが動くのか!」と驚かされるポイントがあるのも面白いところだ。5月に発売した「マイティーストライクフリーダムガンダム」と合わせたりして、カッコいいシーンを作り出すのもいいだろう。