新連載!
マルチクリエイターとして活躍するNAOKIが、原作・企画・世界観設定・デザイン・総合プロデュースを務める模型発信のオリジナルコンテンツ『ティタノマキア』。同作に登場する機動兵器を中心に、その魅力に迫る連載企画「ティタノマキア機動兵器開発報告書」が今回からスタート。まずは大型人型メカ「グリムリーパー」の1/48スケール プラキット「エーデルシュタインⅡ(ツヴァイ)」を中心に最新情報をお届けする。
隕石群衝突による旧世界の崩壊と新世界の勃興
イラスト/今ノ夜きよし
今から600年ほど前に起こった「審判の季節」と呼ばれる隕石群の飛来に端を発する地殻変動をはじめとする地球規模の大災害で、人類の7割が死滅する。わずかに残った人類だが、世界の均衡は崩れ各地で紛争が勃発する。そんななか、旧イタリア半島の都市国家から現れたノヴム・ロマエ(新しきローマ)を標榜する後の大英雄が周辺諸国をまとめ上げ、初代ローランシア皇帝を名乗りフェイエトール帝国を勃興。しかし、それに対抗すべく3大大国が超巨大統治体制「ワイズ連邦」を発足。次々と領地を拡大しているフェイエトール帝国との間で戦争状態に突入する。
新たなエネルギーの発見とさらなる戦乱
地球に大災害をもたらした隕石群に含有されていたと思われる、地球由来ではない未知の鉱石「ラウズ鉱石」。そこから生まれるエネルギー「ラウジール」は、これまでの化石燃料に代わる新たな人類の希望となる。しかし、この未知なる新エネルギーが各国間で新たな紛争の火種となっていく。
ラウズ鉱石を守る異形の生物「クリプテッド(幻獣)」の出現と人型機動兵器の誕生
ラウズ鉱石を守るように現れた異形の生物「クリプテッド(幻獣)」。新エネルギーを糧とする人類にとっては最大の難敵となるこの未知なる生物に対抗するため、ワイズ連邦軍はラウズ鉱石採掘用多目的重機「レコンビネ−ター」のコアユニット「E- S(アインシュタイン)ユニット」をベースに、兵装プラットフォーム「ユングフラウユニット」を開発。このユングフラウユニットをコアモジュールとする機動兵器を完成させる。小型汎用機動兵器「リーパー」と、さらなる機動力と火力を備えた大型人型決戦機動兵器「グリムリーパー」の誕生である。
≫ to be continued…
リーパー
REAPER(パンヘッド、フォーゲルグ、ブリッツシュラーク)
ワイズ連邦軍をはじめ、世界各国の軍、私設兵団、傭兵に至るまで広く使用されている6m級小型汎用機動兵器。グリムリーパーよりも安価で安定した性能に加えてパイロット個々に合わせたカスタマイズの容易さから、戦場に多くの機体が投入されている。パンヘッド、フォーゲルグ、ブリッツシュラークもそれぞれ所属軍は異なるものの、共通規格のため装備や四肢の互換性がある。
グリムリーパー
GRIMREAPERグ(エーデルシュタインⅡ)
10m級大型決戦兵器。ナノサイズのモジュールリンクデバイスをインプラント施術されたパイロットが操縦する、高性能クラスのαグレード。一般兵でも操縦可能なβグレードに大別される。特にαグレードは高コストかつピーキーな性能のため、生産数ではリーパーに劣るが、運用方法やパイロットによってはコスト比を凌駕する戦力となる。
エーデルシュタインⅡ、塗装試作到着!!
『ティタノマキア』MODEROIDシリーズ第1弾「エーデルシュタインⅡ」の塗装試作が入稿締切直前に編集部に到着! 月刊ホビージャパン独占の撮り下ろしで紹介しよう。
▲ 携行武器はパーツを組み合わせることで、ロングライフルやショートバレルタイプなど、さまざまな形態を自由に楽しむことができる。形態の一例は次回詳しく紹介予定!
▲ 同スケールのフォーゲルグ試作モデル(写真左)とのツーショット。機体設定同様、コアモジュールが共通となっており、グリムリーパーとのパーツの互換性も考慮されている
MODEROID エーデルシュタインⅡ
●発売元/グッドスマイルカンパニー●価格未定、発売時期未定●1/48、約20.8cm●プラキット