マックスファクトリーより予約受付中の、新シリーズ「少女発動機」。
イラストレーター“AF_KURO”氏とマックスファクトリー、千値練の3者がタッグを組んで贈る、クールな世界観をハイスペックに立体化した可動フィギュアです。
今回は、シリーズ第1弾として予約受付中の2体「MANDARIN SURF」「TECHNO AZUR」のリリースカットと共に、先日の展示イベント[Motored Cyborg Runner Figure Exhibition MOTORED LABORATORY]で抽選販売された先行モデル「MOTORED CYBORG RUNNER SSX_155T “PROTO SPEC”」を実際に動かしながら、その魅力とポテンシャルをお伝えしていきます！
原作となるのは、内燃機関を搭載した全身サイバネティックボディでストリート・レーシングに挑む少女たちを描いた、AF_KURO氏によるオリジナルイラスト。
「MANDARIN SURF」は、黒のスーツに鮮やかな青を交えた左右非対称のカラーリング。
「TECHNO AZUR」は、ニュートラルな渋めのグレー系をメインにしながら、脚部のオレンジが印象的。
いずれもAF_KURO氏の提案したカラーパターンから選ばれたもので、未来的なハイテク感のなかにも細部パーツまで精密な塗り分けで実在感を高めた仕上りとなっています。
こちらが、展示イベントで先行して販売された「PROTO SPEC」。未塗装の真っ白なボディに顔パーツも黒一色のプレーンな仕様ですが、それだけに製品の素材やディテールが伝わりやすいものになっています。
背面にはバックパックの下に、「少女発動機」の大きなテーマである内燃機関を搭載。スリムな少女のボディラインと、胴体に埋め込まれた無骨なエンジンが融合し、独自のフェティッシュな魅力を醸し出しています。
腰から突き出したマフラーも、ガソリンや排気の匂いが入り混じる空気を感じさせますね。
ローラースケートやサスペンションが一体化した脚部は、スピードの追求に特化したストイックなスタイル。
「PROTO SPEC」で判るように太ももの付け根と脛全体は金属製で、シャープな脚線の強度を保つとともに、ポーズを付けて遊ぶ際にも心地よい重みと安定感が伝わってくる仕様です。
関節ジョイントなどの細部にもメカニカルなディテールが施されています。「MANDARIN SURF」「TECHNO AZUR」ではさらに細かい塗り分けに、マーキングやカーボン風のテクスチャも加わり、見ごたえのある高密度な仕上りに！
そして、「少女発動機」の世界観の核となるのが、モータードボディの生み出す高速で市街を駆け抜けるストリート・レーシング。
イラストそのままに地を這うような低い姿勢で疾走するポーズがとれるよう、全身の可動には丹念なチューンが施されています。
顔をほぼ真上まで上げられる多重構造の首関節で、前方をしっかり見据えるポージング。交換用のなびいた前髪パーツもスピード感を演出します。
膝を深く曲げるための二重関節に加えて、ふくらはぎ部分が沈み込むギミックも。さらに、いっぱいに曲げても人体の丸みを崩さない関節パーツの形状まで、美しい造形となっています。
股関節もカバーパーツを挟むことで、太ももをいっぱいまで深く曲げても腰周りに隙間の生じない構造。
最も独特な足先は、足首に加えてつま先部分の関節によりローラー部分が独立して可動。低い姿勢でも車輪をしっかり接地させて、加速する様子をキープできます。
付属のベースは、金属製の支柱にバックパックへと接続するジョイントパーツを通して使用。このジョイントも、低い姿勢を前提に考えられた角度がつけられていて、アクションポーズでのディスプレイがしやすくなっています。
また、別売りのTHEシンプルスタンドや、figmaに付属するベースの支柱に使える専用の先端パーツも付属。こちらも低いポーズ用に通常のfigma用より深い角度をつけた軸になっているんです。
ベースの台座は、中に交換パーツを収納することのできる大型のものと、シンプルな板状のものの2種類が付属。
大型の台座は、ジャンプしたポーズなどでも安定したディスプレイが可能。
板状の台座は、低い姿勢でのディスプレイに向いています。
この台座パーツ、「MANDARIN SURF」「TECHNO AZUR」ではエッジ部分に本体と同じアクセントカラーを乗せるデザインもクール！
さらにポージングやシチュエーションの幅を広げる武器として、刀が付属。実は腰のスポイラー風パーツが鞘になっています。
腰から後ろ手に抜刀し、疾走しながら斬りつける！ ニンジャのようなアクションがサイバーボディに映えますね！
今後もシリーズ化していく予定の「少女発動機」。第1弾の2体が好評予約受付中です。
未来都市を駆け抜ける内燃機関×サイバネティック×少女の、ハイクオリティな仕上がりをぜひお手元で味わってください！
（文 TAC☆）
