转日评 BANDAI 20年12月: PG Unleashed 1/60 RX-78-2 高达

阿宝.马沙楼主LV11.传奇

2020-12-18 23:25 发布于 未知

1楼


今から22年前の1998年11月、その当時の技術を総動員した最高峰のガンプラとして「PERFECT GRADE 1/60 RX-78-2 ガンダム」が発売されました。当時は1995年にマスターグレードがスタートして、様々なモビルスーツがキット化されていくたびに段々と技術が積み重なっていった頃合いだったのを覚えています。

 それから時を経ること22年。ガンプラ40周年となる2020年に「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」として、今回も現時点での最新技術をふんだんに用いて新たなパーフェクトグレード・ガンダムが登場することになりました。ブランド名に追加された”UNLEASHED”(解き放つ)はどういう意味を持つのでしょうか。パーフェクトグレードでの78ガンダムのアップデートを毎年のように待っていた筆者は今回のレビューが楽しみでしょうがありませんでした。

マスターグレード誕生から25年の年月が経ち、パーフェクトグレードとしても22年間の間にそれはもう想像を絶するほどの技術革新を遂げてきたガンプラですが、その革新のたびに複雑さを増している部分もありましたので、手に取った人によってはその大変さから作らずに積んでしまう方も多くなったのではないでしょうか。ガンプラ(プラモデル)は完成品ではなく”組立てる商品”なのですからそこへたどり着けないことはあまりいいことではないですよね。

 そんな中、先日「ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム」がリリースされ、1/144スケールではありますがその700円(税別)という価格と1時間もあれば組み上がってしまう組みやすさ、それでいて可動範囲はハイグレートシリーズにも引けを取らない、という内容でその評価は驚異的なものがありました。筆者もSNS等で皆さんが組み立てて喜んでいる反応を見るたびに”ガンプラってこうでなきゃ!”という思いが沸き起こってきたのを覚えています。



まずはランナーや構成部品を確認してみましょう
 ガンプラの部品が配置されているランナーには基本的に”A”や”B”などアルファベットが付けれらています。今回の「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」はPGならではの大ボリュームとなっています。
 アルファベットだけで”A”~”X”、他に”MSF”という今回の目玉となる全長180㎜程となるガンプラ史上最大の可動フレームのランナーが目を引きます。”MSF”という名称が気になりますよね、MSFは”モビルスーツ・フレーム”の略となります。MSFはこのガンダム専用のフレームではないという意味にもとれるので今後の展開が気になるフレームですね。
【ランナー:A~X】



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これまでに培われた技術が注ぎ込まれているにもかかわらずなんとシンプルなランナー達でしょうか。クロームメッキやゴールド・シルバーで塗装されたランナー等々組み上げていくのが楽しそうな色味と質感です

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MSF=モビルスーツ・フレームのランナー。脚部の全長180㎜といえば1/100スケールのガンダムの全高に匹敵する大きさです。それがこの1枚のランナーの中に完成したパーツとして配置されています。これは”インサート成形”という成型方法で、異素材を多重に挿入(インサート)することでほぼ完成した関節を持つパーツを成形することができるものです。RGシリーズの内骨格やMGシリーズのエモーションマニピュレーターなどもその成型方法が使われていますね。
【ランナー:MSF】



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ガンプラの成形技術はここまで来たんですね、脚部・腕部・腰部の可動フレームがもう組み上がっている状態です
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最初のPGガンダムでも驚きの機構として採用されていた棒状の電池(ピン型リチウム電池BR435)を使うことでビーム・サーベルの発光を実現します。このレビューでは【後編】でご紹介しますのでそちらも併せてご覧いただければと思います。そして頭部バルカン砲、ランドセルのバーニアノズルに異素材として金属パーツが使われています。金属だけあってその精度がすばらしく、組んでみるとアクセントにもなりそうです。
 
シール類も多数用意されています。とくに金属製のエッチングシールはゲートのないシールになっているので、ベースからはがして貼るだけで完成してしまいます。3Dシールも完成後のアクセントに効果的に見えます。今回シールドはなんと磁石での接続になりました。そのため両腕用にそれを受け止めるための金属パーツが用意されています。PGクラスのシールドはそれだけでも重量がすごいことになりますからこれはうれしい配慮ですね。
【ランナー:その他】



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PGガンダムの伝統、とも言うべきLEDのビームサーベルがうれしいですね。ゲートのないエッチングシールもすばらしいパーツです。キットには棒状の電池が付属していますが、本体電飾用に別途LR41ボタン電池が2つ必要です。
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メッキや金属色のランナー、本物の金属製パーツやゲート処理のいらないエッチングシール、LEDなどのパーツはこれまでアフターマーケットやプロモデラーが培ってきたものだと思うのですが、「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」ではこのキット1つですべて揃ってしまいます。それをランナーから切り離したパーツを組み立てるだけで誰でも簡単に超絶クオリティなガンダムが作れます。
 このキットの特筆すべき点が2つありまして、部位ごとに組み立てが終わるとランナーがまるまる廃棄可能となります。これまでのガンプラは複雑さを増すごとにある部位を作るためにいろんなランナーからパーツを持ってくる必要があり、作り終わるまでランナーが残っていることも多かったと思いますが、それからも解放されますね。組立途中でランナーが”捨てられる”というのがなんとも気持ちいいです。
 もうひとつは上記のような方法で設計されていることで各ランナーにはそれを使用する部位のアイコンマークもタグ付けされていてとてもわかりやすいですね。いずれも”大きな1/60スケールのRX-78-2ガンダム”だからできることでもありますが、組みやすさを大前提に設計されているので”ぜひ組み上げてほしい”という開発陣からのメッセージが読み取れてうれしい部分ですね。
【「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」キットの親切設計】



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”A”~”X”と多そうに見えるランナーですが組み*めるたびにランナーが減っていきます
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ランナー構成を見ていくとその構造がだいぶシンプルに見えますよね。冒頭で述べさせていただいたように、このキットは技術革新=複雑化ということではなくいかに作りやすくするかを大命題に掲げて設計されているかが伝わるかと思います。パーフェクトグレードだけにパーツは多く、大きく見えますが実際にはとても組みやすそうな印象です。それではさっそく組んでみることにしましょう。

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阿宝.马沙楼主LV11.传奇

2020-12-18 23:33 发布于

2楼
脚部だけでも1/60スケールだと大きい!本物のガンダムを”建造”する感覚を味わう
 この「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」の特徴として、5段階に分けられたフェイズで組み立てていくことで本物のモビルスーツを建造する疑似体験を演出しています。今回のレビューでは【前編:フェイズ1~2(ガンダム本体)】【後編:フェイズ3~5(外装取り付けとオプション他)】と2つに分けてお届けしてまいります。

 それではフェイズ1~2を*めていきましょう。実はあまり1~2の区別が明確ではなくて組み*めればフェイズ2まで終了することになります。”モビルスーツを建造する疑似体験”というテーマから脚部の組み立てから始まります。まず目玉ランナーのMSFから脚部フレームを切り出します。これは本当にすごいパーツで、切り出すだけで内部フレームが出来上がってくることになります。

【脚部:MSF(モビルスーツ・フレーム)】

切り出した状態で折れ曲がっている部分を指で押さえながらゆっくり回転させて延ばします

この時点ですでに脚部フレームは完成していることもあって、組付けるパーツはとても少なく感じられますね。これがこの「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」の真骨頂ともいえるガンプラ40周年の技術*化の証ということになります。パーツ数が少ないということはランナーからパーツを切り出してゲート処理する回数も減るということになって組み立てる以前の面倒なことへのストレスから解放されることになります。

【脚部:本体】






大きいサイズのHGシリーズのようなパーツ割りと部品数に見えますが、脚部フレームを可動させてみるとそれぞれのパーツが複雑に連携して動くことがよくわかります。内部フレームにもケーブルのようなモールドも発見できて楽しくなります

【脚部:ソール】













ソール部の底は3分割、後ろは足首を曲げると連動して上がります。足首は2重の回転軸を持っていて軸をずらすことができるため、設置性能がダンチですが外装をつけたらどうなるでしょうか

脚部のフェイズ2へ移ります。フェイズ2では完成したフレームに金属調パーツや機能部位などの組付けを行なっていく作業となりまして、フェイズ1と2にあまり境目がないのはこういった意味からです。これから先も同様の作業となります。

 エッチングシールの貼り付けも行っていきます。エッチングシールは保護シートをはがして、貼り付けるもの以外の金属プレートを緑色のベースからはがしておく必要がありますがこれが最初勘所がわかりにくいかもしれません。緑シートも金属プレートも硬いので尚さらそう感じますが角から両方ともゆっくりはがしていけば大丈夫です。

 はがし終えたら金属プレートはエッチングシールの番号が書かれているので一緒に保管しておきましょう。シールの糊面が正面側に来るので取り扱いには注意します。必要なシールを張り終えたら最初にはがした保護シートを貼り付けておくと汚れなくて済みますね。

【脚部:金属調パーツなどを組み付けていく】










異素材感とアクセントが入ることでリアリティが増していますし、あっというまにここまで組み上がるわりにPGならではともいえる各部位のモールドやディテールのすさまじさに圧倒されますね。パーツのモデリング担当した方大変だったろうなぁ……
阿宝.马沙楼主LV11.传奇

2020-12-18 23:47 发布于

3楼
腰部はリフトアップやアーマーの前後可動など新機構が目白押し!
 腰部は1/60スケールという大きさを活かして新しい機構を取り入れています。前後を開くことによって中央部がリフトアップする機構や、MSFを用いた腰部アーマー基部の前後可動を実現するなど意欲的な構造になっています。全てが組み上がったらどういうポージングができるか楽しみですね。

 アーマー基部のMSFパーツの取り扱いには要注意です。ランナーから切り出して所定の位置にまで折り曲げる必要がありますがその際は回転部を指でしっかり押さえてゆっくり曲げていきましょう。他の構成パーツは単体で見ると何がどう作用するかわかりにくいですよね。組んでみて前後を開くと中央部が持ち上がります。いったんパーツを分解してその構造をよく観察してみると力点と作用点が見つかって”そうか!”と思わずうなってしまいます。

【腰部:本体】












リフトアップと腰部アーマーの可動性能がわかるでしょうか

ボディ部を組み立てる!ここは複雑な構造を持っていて作りごたえ満点
 ボディ部はその部位内にコアブロックを内蔵する構造であり、腕部・頭部・腰部と脚部、ランドセルが接続されるまさにコアとなる部位になります。そのため構造としてはこのキットの中でも複雑になっていますが、トリッキーな組付けはなく難易度はそれほど高くはありません。

【ボディ部:本体】






クリアーパーツは電飾ユニットからの導光パーツです。完成したらどのように光るのか楽しみですね。肩部は前後へのスイング機構、上方への跳ね上げ機構をもっています。HGやMGクラスとは違う構造は見所満載ですね

【ボディ部:首部】





首の根元にシールを”裏貼り”します。これは導光された光を漏らさないのと、反射させるためだと思われます

【ボディ部:コアブロック】





これまでのコアファイターより、少々小さくアレンジされているようです。対比によって中のアムロ・レイが大きくも見えます。スコープが立体化されているのとコントロール・スティックが縦持ちのようです

【ボディ部:完成】








ボディ部はコアブロックを内蔵できるにもかかわらず前後左右に可動させられます。これも数多くのパーツが連動して動きます。そして段々と積み上がっていく様子を見ていると開発者のテム・レイになったような気持ちです
阿宝.马沙楼主LV11.传奇

2020-12-19 00:03 发布于

4楼
腕部を組み立てます。MSFは細かい部分の可動に注意!
 MSFは伸びている状態なのを細い関節で接続されている部分で折りたたむ必要があります。ここは本当に細いので細心の注意を払って作業しましう。この作業を超えてフレーム外装で固定できれば安心して肘関節を曲げられます。腕部本体にもシリンダー状のパーツが再現されていて”機械”としてのモビルスーツを演出していてかっこいいですね。

 そして特筆すべきはやはりシールドを接続するための金属パーツになるでしょう。マグネット本体はシールド側になりますから、両腕にはそれを受けるお皿のような形状の金属パーツを埋め込んでいきますが、フレームの形状・構造的には単純にマグネットのみで支えることになりそうです。

【腕部部:本体】











脚部同様、MSFにパーツを組み付けていけばすぐに組み上がってしまいます。お皿に見えるパーツがシールド接続用の金属パーツです。ガンプラにこの機構が標準搭載されるのはうれしいですね
 今回の「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」の詳細が発表されたときに話題に上ったのが”可動指ではなさそう”ということでした。今回のPGの目指すところは「簡単組み立て」で「プロポーションが素晴らしく」、「ポージングが取りやすく」、「遊びやすい」ことだと聞いていました。

 可動する指だとポロリやグニャリ、ライフルやサーベルは落ちやすくなるなど実はイライラポイントでもあったところでもありますので、そこからの解放にもつながるのですね。筆者個人的には可動指はガンプラの技術革新の最たるものの象徴でもあり、横浜の”動く実物大ガンダム”でのその表現力の高さは感動ものでもあるので今後オプションパーツとして別売というのも期待したいと思います。

【腕部部:ハンド】






大胆な構造に驚きました。メッキでハンド全体を構成し、カバーのように上下から挟み込みます。隙間から見えるメッキのアクセントがかっこいいんですが、カバーパーツの割り方がモナカチックで合わせ目が目立つのが残念な部分でしょうか

【腕部部:完成】


ここまでくると1/60スケールという大きさもあって一気に迫力がでてきますね。手足が末端肥大していて”カッコイイ巨大ロボット”感が楽しいです。しかしながら親指の合わせ目がやっぱり残念……割り方を変えたカバーパーツでもよいかもしれません

ランドセルを組み立てます。金属パーツでできたバーニアノズルがリアル!
 ランドセルは割と薄い感じでデザインされているようです。パーツ数を抑えながら、中にLED光を導光するためのなんだか”アルパカ”みたいな形状のクリアーの導光パーツは互い違いに重ねることで均一の面白い構造で内装されます。

 そして金属パーツによるバーニアノズルが目を引きますね。塗装もされており、確実に他のパーツとの質感の違いがわかりますし触るとちょっとひんやりしていて触感でもその異素材感を感じることができます。さらに組み合わせるプラスチックのクリアーパーツで導光させることでノズルを光らせることもできます。

【ランドセル部:本体】








おしりのRがかわいすぎて”もふもふアルパカエンジン”と名付けてしまいました。そもそも”機械”を模していますし、導光素材ですから直線で設計してもいいと思うんですがなぜにこういう形状にしたのか……隠れた部分の遊び心かも?

PG UNLEASHED ガンダム、頭部を作り上げて上頭式を行います!
 ランドセル同様、頭部バルカン砲にも金属パーツが使われています。こういうパーツはアフターマーケットが担っていたものですのでBANDAI SPIRITSオフィシャルで採用されたのはとても素晴らしいことですね。金属ゆえそのディテールの鋭さと組付け精度はさすがの逸品だと思いました。

 頭部自体の構造も特別難しいこともありませんが、透明パーツによってLEDからの光がどう導かれていくかを確認できます。首元にあるLEDがどうすればデュアルアイとさらに頭頂部のメインカメラまで光らせることができるのか? 1/60スケールとはいえ小さい部品で実現しているのですからその設計の大変さがわかるというものです。

【頭部:本体】




首元からの光を内部でどう導き、透明パーツがによってデュアルアイ、頭頂部のカメラを光らせるのか組み立てることで見えてきます







デュアルアイは黄色のクリアーパーツ、耳の中(ラジエーター?)もメッキパーツで異素材感ばっちりです。そして本体と接続して上頭式完了、これにてガンダム本体フェイズ1~2終了!

PG UNLEASHED ガンダム、フェイズ1~2を作り終えて
 MSF(モビルスーツ・フレーム)がここまで効果的に作用するとは思いませんでした。これまでフレーム同士や装甲の連動可動を実現させるためにその構造は複雑になってきていたわけですが、そこの組み立てがバッサリなくなっていてランナーから切り出すだけでなかなか複雑で面倒な工程から解放された感覚というのはとてもスッキリした後味でもあります。

 そこを圧縮したデメリットとしては”構造のブラックボックス化”という面もあるにはあります。フレームから自分で組み立てればその構造や強度、可動範囲もわかり破損も防げる場面はあるわけですがMSFだとそれがわかりにくい部分があるということです。実際細い部分を曲げたりする必要が今回もあったのですが、そこは気を付けてゆっくりやれば問題はないでしょう。

【フェイズ1~2まで完了したガンダム本体】

この状態ですでにかっこいいですね。さらに外装が付けば78ガンダムが完成します!

【光るとこんな感じ】

後編の完成写真ですが、実際にどのように光るかがわかります
阿宝.马沙楼主LV11.传奇

2020-12-19 00:21 发布于

5楼
【前準備】

まずは作業しやすいように部位ごとに外しておきます

フェイズ3:メカニカル感がグッと増す金属色パーツ「トラスフレーム」の組み込み
 フェイズ3では基礎となるフレームにトラス状のフレームパーツを貼り付けていくこととなります。このトラスフレームには金属色が付いていて一気に華やかに、さらにメカニカルな風合いが漂い始めることになります。それでは*めてまいりましょう。

【フェイズ3:脚部】




2周目というイメージだと面倒そうな雰囲気ありますが、実際にこの程度のパーツ量となります

このトラスフレームの質感が素晴らしく、ゴールドやシルバーのつや消し処理がされています。組み付けるだけで一気にメカニカル感が高まる印象です。つや消しだと光りの反射が鈍くなってなめらかでありながら強めのグラデーションを作り出して重厚感さえ感じられますね。

 ブラックとグレーのフレームに金属色が乗るとすばらしい質感を醸し出してくれます。筆者も内部フレームで気になるところはメタリックでアクセントを入れるようなことをしていたのですがすでに用意(それも大きなパーツで)されているので組んだ瞬間”おっ!”ってつぶやくほどでした。

【フェイズ3:腰部】





腰部前後アーマーは展開可動しますが、このトラスフレームでその機構を実現しています。MSFにはカバー状のパーツが付けられます。さらにエッチングシールでシャープな印象に

ボディ部も比較的少なめなトラスフレームとなっています。内骨格フレームのままでは胴回りなど固定が緩い部分がありますので貼り付ける部分を裏などからしっかり押さえつつトラスフレームを組付けていきます。そして「もふもふアルパカエンジン」ことランドセル部は機外に露出したメカ部でもありますのでフェイズ3でのトラスフレーム組み付けが効果的に見えますね。

【フェイズ3:ボディ部】






胸部ダクトや腹部にエッチングシールを貼り付けることで、まさに金属の質感が添えられてシブすぎますね

【フェイズ3:ランドセル部】





ジオン兵に「モ、モビルスーツが飛んだ!?」(設定でのガンダム本体重量は43.4t!)と言わしめるほどの強大な推力を生み出すエンジンを補強するように効果的にトラスフレームが配置されています

腕部も少なめで肩アーマー下部の可動アーマーのベースになる部分を組み込みます。この可動アーマーはヒンジを取り付けて上部アーマーに収めているだけになり、フェイズ4の外装取り付けまで固定されませんので注意が必要です。

【フェイズ3:腕部】




全身が仕上がってくるとトラスフレームが筋肉のスジにも見えてきます。なんだかアイアンマン的な印象も持ってしまいました

フェイズ3最後は頭部になります。チンガードや頭頂部に金属調パーツが付けられることで双方衝撃から機体を守るための部材という印象が強くなります。

【フェイズ3:頭部】





モビルスーツの頭部は”ヘルメット”と表現されることもありますが、まさにそういった感じのトラスフレームです。こちらはトランスフォーマー的にも見えますね

【フェイズ3:完成】


フェイズ3完了です。もう、このままでも鑑賞に堪えられるほどのプロポーションと情報量ではないでしょうか。オプションでクリア外装が発売されるそうですからそちらを装着すればこの状態のまま飾れそうですね

qazwsxqwerqLV7.铂金玩家

2020-12-19 00:33 发布于

6楼
虾米的视频已经出来了。确实不错。不过对我来说,如果买的话,肯定是要代工喷涂的
阿宝.马沙楼主LV11.传奇

2020-12-19 00:39 发布于

7楼
フェイズ4:”外装の組み付け”、ついに眼前に大迫力のPGUガンダムが!
 フェイズ4ではおまちかねの”RX-78-2ガンダム”を出現させる最終装甲の取付になります。フェイズ3で組み付けたトラスフレームがほぼほぼ見えなくなってしまう作業にはなってしまいますが、「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」には本体全53箇所のハッチオープニングギミックが搭載されていますので完成後もそのメカニカル感満載な様子は確認することができます。

【フェイズ4:脚部】









まだフェイズ4は始まったばかりなのに、白い外装と赤いソール部が付くととたんに”ガンダム”感が出てきますね。それに1/60スケールは大迫力です!ハッチオープンギミックは小さなポッチで実現されている場所が多いのでつぶさないように注意しましょう
 腰部は可動する前後左右のアーマー、黄色いヘリウムコア全てがハッチオープンギミックが搭載されているのでクリアランスを確認しながら取り付けていきます。ヘリウムコアはその開き方など構造の認識が若干難しいところがあるのと、パーツ同士の接触位置にゲート跡が来ているのできれいに処理しておきましょう。

【フェイズ4:腰部】




いわゆるガンダムの”Bパーツ”が完成しました。脛から足先にかけてのラインがとても美しいと思いますがいかがでしょう?この状態を見て、実物大ガンダム建造中の様子を思い浮かべました。あれも下半身からでしたよね
 ボディ部は一番組み付ける外装が細かく、多い部位になります。首元の黄色い襟パーツがいつもは大体1パーツ構成ですが3パーツで構成されているのがすごいですね。フェイズ3で組み付けたトラスフレーム上に配置されたピンやモールドはフェイズ4で組み付けられる最終外装に開けられた穴に接続されます。

 これらはもちろん組み立て用の接続ピンだったりするわけですが、機体のディテールにもなっていて素晴らしい構造だと思いました。特に胸部上面の青いパーツ上に出てくるその下のトラスフレームのつや消しシルバーのピンのコントラストがとてもかっこいいですね。

【フェイズ4:ボディ部】












腹部の赤いパネルが少々コツがいるかもしれません。結構強めに”パチン”と言うまで押し込む必要があります。腹部をぐいーっと引き延ばすとトラスフレームが露出します。ポージングの際に現れることでリアリティが増すこと請け合いですね
 ランドセル部に最終外装を組み付けます。こちらはガンダム本体の華やかさに比べるとだいぶシブい印象となります。特に丸一モールドのサブジェネレーターが露出抑え目なのでなおさらそう見えるように思います。放熱口のようにデザインされた中央下部のエッチングシールの部分もチラ見えしててその機能を想像してしまいますね。

【フェイズ4:ランドセル部】




組み上がっていくたびに「かっこいい……」という言葉が漏れてしまいます。
 腕部に最終外装を組み付けるとボディビルダーの筋肉のパンプアップのように全体がボリュームアップします。白という色は膨張色ですからその印象も強くなるのでしょう。マッシブな骨太のプロポーションは”強力なモビルスーツ”という印象をもたらしてくれます。肘裏の細かい装甲の組み付けにちょっとコツが必要かもしれません。肘を折り曲げた状態で取り付けますが、上腕・前腕とのクリアランスを確認しながらゆっくり可動させて位置を確認しましょう。

 前腕と手首の間の隙間がそれほど開いていないのでその密度感が素晴らしいですね。前腕のマグネット接続用の部分にはスライドするハッチが用意されていて必要以上に露出するのを防ぐ構造になっていてこれはうれしい仕様です。ハンドの甲にカバーをかぶせれば腕部完成です。

【フェイズ4:腕部】









他の部位同様、接続用の穴が機体のディテールを強調するようになっていてとてもカッコイイですね。こういうディテールは多すぎても少なすぎても台無しになってしまうものですが、非常にバランスよく配置されていると思えます。あたかも本当にアーマーロック(装甲を固定する)部が露出しているような感覚です
 さて、やってきましたフェイズ4のラスト。頭部へ外装を組み付ければガンダム本体が完成します!さすがに1/60スケールともなるとV字アンテナが大きくて取り扱いやすいのがうれしいです。基礎となる頭部本体のフレームとそれを補強し耐衝撃性能を向上させるトラスフレームが装備されたところにRXモビルスーツ・ガンダムの意匠を形作る最終外装を取り付けて、あたかもガンダムの開発者”テム・レイ”になったような気分になります。

【フェイズ4:頭部】





少ないパーツでこのディテール!金属や金属色のパーツ、カメラ関連はクリアーパーツを効果的に使うことでどの角度から見ても”かっこいい……”という感想がピッタリ合う頭部となったのではないでしょうか

【ガンダム本体完成!】

あれから22年……ガンプラ40周年をも迎えたこの年に、超絶に組みやすくそれでいてハイディテール・グッドプロポーションな「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」が誕生しました
阿宝.马沙楼主LV11.传奇

2020-12-19 00:50 发布于

8楼
フェイズ5:装備類やコアファイターを組み立てる。コアファイターのアレンジに注目!
 さすがのパーフェクトグレードともなると装備類もかなりのディテールと気を配ったパーツ分割での設計となっています。ビームライフルは銃身などもディテーリングされ、なんと引き金も可動するようになっています。可動指ではないので実際に指で引くことはできませんが、”銃”としてのリアリティがグッと引き上がる機構ですね。シールドはマグネット装備が最大の特徴ではあるのですが、シールド裏の配色がとてもかっこいいのです。

【フェイズ5:ビームライフル】






スコープとも言うべきターゲットセンサーが色んな向きに設定できます。銃身上面のゴールドは光学センサーをバグらせないかと心配しますがカッコイイが勝ちますね
 シールドは下部がだいぶ長いデザインが特徴ですね。そして筆者イチオシのデザインが裏側です。シールドの構造としてはどうなのか?というところですけど表の赤をベースにトラスのブラック、枠の白というなんともシブイデザインとなっています。

【フェイズ5:ビームサーベルとシールド】







このビームサーベルには発光機能はなく、別に専用のLED内蔵型が付属しています。シールドも本体同様接続ピン類がディテールになっています。これはほんとにいいアイデアですだと思います
 注目のコアファイターを組みます。こちらはだいぶアレンジされているようで、これまでに比べてだいぶ小型化されているようです。マスターグレード版ガンダムVer.2.0やVer.3.0に付属するコアファイター準拠の構造でもちろん変形できます。それでいて、ランディングギアの出し入れも可能となっていたりとだいぶ意欲的な構造になっています。

 ミサイルも再現されていてプレイバリューもありますがとても小さいので飛ばして無くさないように注意が必要です。小さいといえば機首先端のセンサー的なデザインの部分がクリアーパーツでこれまただいぶ小さいです。クリアーは探すの大変ですからこれこそ要注意部位となりますね。

【フェイズ5:コアファイター】












小型化された影響もあるかもしれませんが、キャノピーが引っ込むことも跳ね上げることも十分にはできませんでしたが、コクピットは回転します。引き出し式の主翼は長さも十分で空力で飛びそうな雰囲気が出ています
 ハンドは左右で8個、デザインでは4種類あります。これまでに組んだ、握りと平手と同様に装備用の2種を組み立てます。ビームライフル用の人差し指に非常に細かく定着が難しいパーツがあるのでそこは注意です。

【フェイズ5:他のハンドパーツ】



この人差し指が気を遣うところですね。メッキパーツはカバーの中に確実にはめ込む必要があります。それでもこの指先が定着しないことがあるようなので、あまりにも取れるなら接着するほうがいいかもしれません
 電飾用にLED関連のパーツが付属しています。素晴らしいことに、LEDビームサーベルは完成品です。テスト用に棒状のピン型リチウム電池BR435が付属しておりそれを入れてフタをし、スイッチをONにするだけで明滅・点滅が行われます。本体用LEDは1ユニットにRGB2灯式になっていて別売のLR41ボタン電池が2つ必要になります。

 写真左上のパーツはツールでして、本体LEDユニットのボタンを押すことができます(ガンダム本体でももちろん押せます)。ボタンの押し方には少々コツが必要で、ガンダム本体での操作はコクピットハッチを開く、閉じるを割と短い間隔で行う必要があります。この開閉動作でパターンを変えたり、消灯したりできるのですがそのタイミングが難しいので何度か試す必要があります。

【フェイズ5:LED関連】



本体用は小さいLEDということもあり、輝度はあまり高くない印象です。連続点灯可能時間は1分です。ビームサーベルは基部から直*する光で比較的明るい印象、サーベル自体も特殊な成形とのことできれいにグラデーションします。※上記の写真は露光時間1分です
阿宝.马沙楼主LV11.传奇

2020-12-19 01:07 发布于

9楼
【ポーズ集:全身】











フレームだけのときよりは可動域は狭まるようです。それでも過去のものよりヘタることも少なそうですし、だいぶ強度が必要ですが飾れるスタンドがあれば相当なポージングができそうです
 接写してみると、1/60スケールという大きさもあってその存在感は圧倒的なものがありますね。

【ポーズ集:近影】























大スケールならではの絶妙な角度付けも難なくこなせます。脚部のラインにしびれますし、各部のディテールやアクセントがバシバシ目に入ってきてその情報量にいくらでも眺めていられます
 いくつかハッチオープンも撮ってみました。ハッチを開けてなかの金属調のトラスフレームやエッチングシールで再現された部分がチラ見えすると思わずため息が漏れてしまいます。この機構は無理のない設計で実現されていて破損もしにくい構造ですが、もちろん無理は禁物です。ハッチを開けたまま可動させるのはやめておくほうがいいと思います。

【ポーズ集:ハッチオープン】













ほんの少し内側が見えるだけでこの情報量はすごい!ガンダムのフルハッチオープンは初期のころからのファンの憧れでもありますので、このキット標準でそれをいとも簡単に実現できてしまうのはガンプラ40周年の技術革新のたまものですね
 コアファイターも接写すると結構なディテールが垣間見えてきます。なんだか実際に飛びそうにも思えてくるから不思議ですね。

【ポーズ集:コアファイター】









やはりランディングギアが収納可能なのがトピックだと思います。デザイン的には「ガンダム THE ORIGIN」に登場する”コアポッド”的な印象もあるでしょうか。
22年ぶりの邂逅。過去と今、そして未来をつなぐパーフェクトグレード・ガンダム
 筆者宅には22年前に組んだ「パーフェクトグレード・ガンダム」がまだ残っています。若さゆえの過ちかシルバーで塗装してしまっていて色褪せている部分もありますが、ご登場願うことにしました。関節はヘタってきてはいますがまだ直立はできるようです。

 この22年の技術革新は素晴らしく、当時も最新技術を盛り込んで組みごたえたっぷりだったのを覚えています。今回の「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」も簡単な構造でありながら、多重に組み込むという仕様になったため別の意味での組みごたえがあったと言えると思います。旧PGを久しぶりに触ってみたのですが、脚部にはサスペンション再現のためにスプリングが入っているんですよね。これも当時としては意欲的な仕様でした。

【新旧パーフェクトグレード・ガンダムの共演】







そのディテールや可動など時代に合わせて生まれ変わったパーフェクトグレード・ガンダムの雄姿。どちらがよいか、ではなくどちらも”よい”ですね!両方を片手ずつで持つとすごい充実感です
現在の最新技術と理論でリリースされたガンプラ40周年記念「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」を組んでみて
 今回、レビューさせていただいた「PG UNLEASHED 1/60 RX-78-2 ガンダム」ですが、以前開発担当のBANDAI SPIRITS ホビー事業部の開発担当・齊田直希氏にインタビューさせていただいたときに、「今回のPGではぜひ遊んでほしい」という言葉がありました。これは「パーフェクトグレード」クラスになると、組み立てても直立で飾っておくことが多いという分析結果があったとのこと。

 筆者も同じように考えることがありまして、ガンダムのパーフェクトグレードシリーズは1/60スケールとなっていますから本来は手に持って動かしやすいサイズなはずだと思うのです。ハイグレードやマスターグレードなどはパーツも小さくなるのでパーツの取り扱いや関節の強度不足などにも気を使わなければなりません。その点パーフェクトグレードであればある程度ガシガシ動かしても強度バッチシですからその大きさもあいまって動かしやすいと思います。

【大きなガンダムはアップにも耐える!】

全体を見てもとてもバランスよくディテーリングされていてプロポーションもマッシブで素直にカッコイイ!
 今回のレビューをご覧いただいていればMSFによる内部フレームはもちろん、かぶせていくトラスフレームや外装のパーツの割り方がとても簡単で、組みやすいことがわかっていただけたのではないでしょうか。【前編】冒頭でも書かせていただいたように技術革新=複雑化の路線はいったん置いといて、まずは”組んでもらう”・”遊んでもらう”を大前提に設計にすることで、これがパーフェクトグレード・ガンダムの22年後の解答ということになりますね。筆者もこの方向性は大賛成でガンプラは”組み立てるもの”だと思っているためです。

【ハイディテールなガンダム】

難しい組み立ては一切なく、誰にでもこのガンダムが組み立てられる!
 コロナ禍でおうち時間が増えた方も多いのではないかと思います。お子様がいらっしゃるご家庭ではお父さんがフレーム系、お子様が外装系と作業を分担して一気に組み上げてしまうというのも面白いのではないでしょうか。そんな中で”ガンプラってこうだったんだよ”なんて会話をしながらガンプラを”組み立てる”・”構造を知る”・”ガシガシ動かす”といった楽しさが伝わっていけばいいな、と思う今回のレビューでした。楽しかった!


7estigeLV9.大佬

2020-12-19 03:17 发布于

10楼
啧啧 为了腰部可动核心机缩这么小 也就PG这种大尺寸可以这么干 尺寸小的模型因为塑料成型的厚度所以没法随意改内部空间
这货除了造型手出戏其他都蛮好的 不知道会不会出配件包 然后塞一对可动手 毕竟快乐筒 流星锤 长矛 都还没亮相
zhangrx78LV6.黄金玩家

2020-12-19 07:46 发布于

11楼
b站几个人几乎同一天出了视频,看来是上面的人要求而有意为之
kiSSShotLV7.铂金玩家

2020-12-19 09:42 发布于

12楼
看起来真的馋 可惜没买到
junyLV11.传奇

2020-12-19 19:38 发布于

13楼
厉害了
肛大木LV6.黄金玩家

2020-12-19 20:40 发布于

14楼
小了两号的核心战机+截肢的骡子.....不知从何开始吐槽
zcxpandaLV4.高级玩家

2020-12-19 21:02 发布于

15楼
好了 够豪华了,我攒钱还不行吗。。
ryanchanrLV6.黄金玩家

2020-12-19 21:45 发布于

16楼
我是错过了光剑怎么组吗,想看看怎么导光
knightzwsLV7.铂金玩家

2020-12-19 21:54 发布于

17楼
什么都要抢的年代。3080要抢 PG也要抢。

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