ディバインストライカーを外した状態でMGエールストライクガンダムVer.RMのストライクガンダムとも並べて。
頭部の上下可動はまずまず。顎引きはあまりできませんが、見上げる動きは広めに展開が可能です。左右へは干渉なくスムーズに可動。
腕はY字程度まで上げることができ、肘はU字のように深く曲げることができます。
肩は前方に45度程度までスイングが可能。
腰部ボールジョイント接続により、上半身を適度に前後スイングさせることができます。
腹部は左右にスイングさせることができます。
腰は少し浮かせば360度回転が可能。アクションベースやスタンドへは、付属のジョイントパーツを股間部に取り付けてのディスプレイとなります。
腰アーマーがそれほど広くは展開しませんが、前後開脚は水平程度までは展開が可能です。
膝は深くまで曲げることができます。膝装甲は裏打ちパーツもきっちりと造形。
足首は適度に前後スイングが可能。アンクルアーマーも合わせて可動します。左右へは幅広くスイングします。
左右への開脚は、サイドアーマーが干渉するのでハの字程度まで。
内股は大腿部と股間部が干渉するので45度程度までですが、がに股は水平以上にまで展開が可能です。
立膝はあまりきれいな姿勢ではないですが、MGで可動箇所が多い分、ある程度様になるポーズは取らせることができます。
可動域の総括としては、股間部周りにやや不自由さがあるので、開脚など脚の向きを調整するのが少し難しいかも。ただ、肘や膝は広めに可動し、関節強度も高いのである程度躍動感あるポーズは取れそうです。
攻盾システム「トリケロス改」。ブリッツガンダムのシールド武器「トリケロス」の改良型になります。3爪を持った個性的な武装になっています。こちらも昆虫っぽいモールドが造形されています。
先端(甲)の実体剣は脱着が可能。実体剣は1個パーツの簡単な作りになっています。
クローは付け根がボールジョイント接続でフレキシブルに可動します。第2関節も可動。
黄色いクローも左右に展開が可能です。
後部の装甲部分も付け根ボールジョイントによって左右に展開、上下にスイングが可能です。装甲はダクトなどがパーツで色分けされていますが、裏面の肉抜き穴が少し気になるところではありますね。装甲は少し反らせることも可能です。
トリケロス改の装備は前腕にジョイントパーツを取り付けて装備します。固定強度がまずまずあるので、ポージング時に外れたりすることはなさそうです。
ハンドガン。小型で取り回しが良く、近接戦闘で使用される武装になります。2丁付属。
モナカ割の簡易的な作りですが、表面には細かなモールドが造形されるなどリアルなデザインになっています。上下に部分的に合わせ目ができます。
ハンドガンはトリケロス改の装甲の内側にマウント可能。格納しても特に腕部との干渉はないようでした。
一通り武装して。
ディバインストライカーを展開してフライトユニット風に。
アームを角度を変えてクローを展開しているだけですが、背部にうまく配置されるのでエールストライカーを背負っているかのようなスタイルになっています。ストライカーと呼ばれる所以ですね。
後部には円形のスラスターが露出するなど、よく考えられたデザインになっていると思います。
トリケロス改は多少各部と干渉しやすいですが、左右の装甲は可動しますし、接続部の固定強度も高いので、特にポージングに難しさはなかったです。
股間部に固定するジョイントパーツの強度があまり高くないので、前のめりにするとキットがかなりの頻度で落下します。なのでジョイントパーツを補強するか、あまり角度を付けずにディスプレイ、ポージングさせる必要があります。ちょっともったいない感じも。
ハンドガンは小ぶりで保持もしやすいので、取り回しがしやすくポージングはラクでした。
ビームサーベルも柄が縦長のダボ固定なので、しっかりとした保持が可能です。ビーム刃はブラックライトで照らしても発光はしませんでした。
適当に何枚かどうぞ。
オリジナルギミックの大型クローを展開して。クローを展開すると自立はかなり難しくなりますが、うまくポージングさせると大迫力の演出を楽しむことができます。
以上です。赤いカラーリングと個性的な武装を持った存在感のあるキットになっています。武装類のギミックが豊富で様々な演出ができるので、いろんなスタイルを楽しむことができていいですね。長い頭部アンテナは気を使うかと思いましたが、意外とそんなに気にならなかったです。
気になる点としては、ディスプレイ用のジョイントパーツの固定強度が弱いので、浮かせた状態でのポージングはかなり制限されます。少し角度を変えるとキットが落下してしまうのでもったいないですね。
各部のパーツ構成もしっかりとしていて、色分けや合わせ目など見た目的な落ち度がほとんどないのもいいですし、ディバインストライカーの展開力にも目を見張るものがあります。大部分が新造され、完成度が高く仕上がっているのも嬉しいですね。