MG ガンダムサンドロックEW(アーマディロ装備)は、『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光』に登場するMS『ガンダムサンドロックEW(アーマディロ装備)』の1/100スケールモデルキットです。増加装甲の展開や着脱ギミックを搭載したオリジナル武装「アーマディロ」を新規造形で再現。大型化されたバックパックやシールドブースターを纏った重武装仕様のサンドロックになっています。価格は6,380円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
漫画『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 敗者たちの栄光(敗栄)』にて、オリジナル武装『アーマデュロ』を装備したガンダムサンドロックがMGでキット化。2011年10月に発売されたMGガンダム サンドロックEW(以下、ノーマル版)をベースに、アーマデュロの増加装甲やバックパック、シールドブースターなどが新規造形で再現されています。アーマデュロとは『アルマジロ』の意味。
成型色はホワイトやダークブルーをベースに、部分的にイエローを配色。アーマデュロはダークブルーやダークグレーに色分けされるなど、サンドロックのカラーを活かしつつも全体的に落ち着きのある渋めのカラーリングになっています。
上半身左右にシールドブースターや増加装甲、背部にバックパックやヒートショーテルを装備していますが、比重は比較的安定しているため自立は問題なく可能です。サンドロック本体は関節、内部パーツにABS、アーマデュロ装備は部分的にKPSが使用されています。
赤熱化用のクリアーレッド成型色ヒートショーテル刃×2、ビーム・マシンガン、シールド、シールド用ジョイントパーツ、ディスプレイ用のジョイントパーツ、指パーツ(平手用左右、武器持ち手2種左右)が付属。クリアーレッドのヒートショーテル刃はブラックライトで照らしても発光しませんでした。
余剰パーツがいくつか付属。ショルダーアーマー用パーツも付属するので、ノーマルのガンダムサンドロックEWとして組むこともできます。
専用の水転写デカールが付属。
アーマデュロ装備を外した状態で。一般発売のガンダムサンドロックEW(ノーマル版)が手元にないのでカラーリングの比較はできませんが、ネット検索画像と比較する限り成型色は少し渋めになっているようです。
頭部。形状はノーマル版から変わらず。とさかやメットの裾が長いサンドロック特有のデザインになっています。こめかみのバルカンやとさか上部など、細部までパーツで細かく色分けされています。
とさか前後のセンサーやツインアイはクリアーパーツにシールを貼っての色分けです。メット部上部に合わせ目ができますが、モールドとしておいても良いのかもです。
胴体部。肩のセンサーやエアインテーク内外など、各部ともパーツで細かく色分けされています。
胴体内部フレーム。
コックピットは開閉可能。内部には私服姿のカトル・ラバーバ・ウィナーフィギュアが内蔵されています。
サイド、リアアーマーもパーツで細かい色分けを再現。背部には別途簡単なバックパック(1個パーツ構成のジョイントパーツ?)が造形。腰アーマー裏は適度に造形されています。
直接の背部はノーマルサンドロックと同じポリキャップ接続です。
腕部。形状自体はノーマル版とほとんど同じです。ショルダーアーマーの一部にアーマデュロ装備用のパーツが追加されているくらい。
腕部内部フレーム。
二の腕、前腕ともに筒型パーツで合わせ目はモールド化されています。肘左右には別パーツで丸モールドが造形。ハンドパーツは親指のみ可動し、残りの4指は組み換えるタイプです。
ショルダーアーマーも大部分はノーマル版と同じですが、アーマデュロ装備用の基部が造形されています。基部パーツは上から取り付けるのではなく、ショルダーアーマーで挟み込むタイプになっています。側面下部の装甲は可動式。
脚部はノーマル版と全く同じ形状です。スネや足首の装甲、膝のダクトなどが別パーツによる色分け。
脚部内部フレーム。
内部フレームに外装を被せるタイプで各部とも合わせ目はモールド化。ふくらはぎ裏の合わせ目も段落ちモールドになっています。
ソール部もノーマル版と同じ形状。アンクルガード裏の合わせ目も段落ちモールド化され、下部装甲が黄色いパーツで色分けされています。足裏もモールド入の蓋パーツが造形。
バックパック。ノーマル版のバックパック下部に特徴的なスラスターが連結造形されています。新造されたスラスターはパーツによって色分けされています。
バックパック接続部(赤◯)はノーマル版と同じ。新造された小型バックパックに連結しますが、比較的抜けやすく、バックパックが外れやすいので注意が必要です。
スラスターは脱着が可能で、バーニアを組み換えるだけでノーマル版のバックパックとして使用可能です。
ヒートショーテルのホルダーは左右への回転や上下へのスライドが可能。
ヒートショーテルはノーマル版と同じ。湾曲した特徴的な武装になっています。刃はシルバー成型色で、ウェルドラインがやや目立つ仕様です。
基部は左右挟み込みタイプで側面に合わせ目ができます。グリップはスイング可動し、ハンドパーツで保持させる場合とバックパックに収納しておく状態で形態を変化させることができます。
刃は基部から引き抜くだけで脱着が可能。
クリアーレッドの刃に交換することで赤熱化状態が再現可能です。
アーマデュロ装備の増加装甲。サンドロックEWのショルダーアーマーにマウントするようになっていて、シールドブースター、肩部増加アーマー、正面装甲などで構成されています。肩のセンサーは肩部増加アーマーで隠れるようになっています。
肩部増加アーマー。作り自体はそれほど複雑ではなく、適度にパーツで色分けされている程度です。前後にグレーやイエロー成型色パーツでワンポイントが加えられています。
サンドロックEWとは角型ダボ接続。固定強度が高めで、肩を動かしてもアーマーが外れることなく装備させておけます。シールドブースターの接続基部は回転が可能。基部裏には肉抜き穴があります。
正面装甲も簡易的な作りですが、表面の白い装甲はパーツで色分けされています。特にぽろりもありません。
シールドブースターは裏表共にパーツで完全に色分けされています。裏面のブースター基部は白、バーニアはダークグレーパーツで色分けされています。
バーニアカバーは展開が可能。フチも白いパーツで色分けされています。
シールドブースターは挟み込みタイプですが、側面の合わせ目は段落ちモールド化されています。
前後へは広めにスイングしますが、上下へのスイングはわずかです。
MGガンダムサンドロック改と並べて。アーマデュロ装備が機械的なサンドロックなのに対し、サンドロック改は布感のあるマントが造形されているので自然な印象が強くなっています。 サンドロックEWはアーマデュロを、サンドロック改は耐ビームコーティングマントを外した状態で比較。肩とバックパックがアーマデュロ装備用になっている以外、形状はほぼ同じです。改はパープルベースのカラーリングになっています。