パッケージ
付属品一覧
パーツ総数は多く、完成までは連続3~4時間程度。
並みのMG以上に多いですが、組み立てで加工が必要な箇所は特にありません。
また、キットの仕様でKランナーが二枚付属。
正直言って分けるのは面倒なので、好きな色をチョイスした方が手間が省けます。
ホイルシールは一枚付属。
ガンバスター
ということで、「ガンバスター」です。
バスターマシン1号(上半身)と2号(下半身)が合体することで完成する、超高速万能大型変形合体マシン兵器。
イデオンやゼオラマーと並び、日本のロボットアニメ史において最強の一機とされる怪物級スーパーロボットで、その強さはスパロボにおいてゲームバランスを完全に崩壊させると言わしめる程(作品によってバラつきあり)
1/1000スケールとは言え、全高は肩まで24cm、頭頂高は20cmとなり、同社の「3式機龍」に匹敵する巨大モデルとして立体化。
仮に1/100スケールで立体化されたとすると、ガンダムで18cmに対し、ガンバスターは240cm(2.4m)と、規格外の巨体となります。
今回は非変形モデルとして立体化されており、プロポーションと可動の両立に重点が置かれているのが強みで、今まで立体化されたガンバスター立体物でも屈指のプロポーションの良さ。
完全変形の超合金魂版やスタジオハーフアイ版と異なり、自然な体型なのが特徴で、各部ディテールも精密に造形化され、バスターコレダー等も再現可能等、ギミックも充実。
これまでのシリーズ同様、スナップフィット方式が採用され、パーツ精度はバンダイやコトブキヤと遜色ないレベルに達している程なので、組み立ても比較的楽な部類。
ただ、パチ組みでは色分けがかなり厳しく、特に手足のライン(オレンジ)はシールで再現出来ると記載されていますが、曲面主体のパーツに貼り付けてもシワクチャになって使い物にならないのが欠点。
平坦な部分にしかまともに使えないので、今回は頭部と肩部のみに使用。
シール無しだと、このように配色の少なさが深刻。
設定配色を再現する以上、塗装派必要不可欠。
頭部
フェイスは主人公機としては珍しいモノアイタイプ。
額のブレードアンテナはシャープに造形化。
モノアイは別パーツ化されていますが、非可動。
顎まで分割出来ているのに、全身のオレンジ色は分割出来なかったのか・・・(困惑)
首関節はボールジョイント関節で、引き出して可動域を広げることが可能。
多少引っ掛かる部分はあるものの、可動範囲は広め。
上下にも大きく可動。
肩部
巨大なショルダーアーマーが特徴的な肩部。
関節部はシリンダー部分等を細かく造形化。
ショルダーアーマーの一部は可動式で、腕の動きを阻害しないよう配慮された設計。
右肩には「バスターシールド」を配置。
左肩には「バスターホームラン」、「バスタートマホーク」を内蔵。
注意点として、あくまで内部メカの一部として造形化されただけで、取り出して武器として使用出来る訳ではありません。
肩の引き出し機構により、広い可動範囲を誇ります。
これにより、マッシブなプロポーションながらも柔軟なポージングが可能。
腕を水平まで上げることは可能で、見た目以上にフレキシブルに可動。
肩関節に近い胴体の一部も可動し、肩の自由度は高め。
腕部
円筒型の腕部は、オレンジ色のライン以外は細かい部分まで分割。
合わせ目も目立たない構成。
肘関節は引き出し式二重関節により、180°近く可動。
腕部装甲は開閉可能で、差し替えでコレダー展開状態を再現可能。
内部メカディテールも設定に忠実に造形化。
胴体
胴体は比較的シンプルな構成。
胸部装甲はオレンジ色が足りないので、塗装しないと大味気味。
腰部は他の関節部同様、カバーで覆われたようなデザイン。
ちなみに、胸部装甲を引っぺがして縮退炉を取り出したりは出来ません。
上級者はあえてスクラッチビルドで再現しても良いでしょう。
バックパックは固定式。
首周りのモールドは緻密に表現。
胴体は多重関節により、可動域はそれなりに良好。
上体を左右に傾ける動作も可能。
左右への旋回も問題無く可能。
また、反る・屈むといった動作もある程度可能。
腰部アーマーはボールジョイントで可動。
下半身
脚部はダイナミックロボ系の円筒型脚部。
股関節は軸関節により、可動範囲極めて広いのがメリット。
但し、腰部アーマーの可動範囲が狭いので、その影響をモロに受けて完全にポテンシャルを発揮出来ていません。
膝関節は2重関節で、180°近く可動。
足首関節はボールジョイント関節ながら、接地性は比較的優秀。
腕部と同じく、脚部はコレダー展開状態を再現可能で、内部フレームも精密に造形化。
内部フレームはかなり精密な造形なので、手を加えるとさらに見栄えするでしょう。
脚部のカバーの開閉に伴い、周辺のユニットも可動。
アオシマ製キットとしては、MGに近い機構が採用されており、非常に興味深い部分。
しかしながら、色分けに難を残す結果となっているので、劣化MGに思えなくもありません。
足裏のディテールも抜かりなく再現。