MG 1/100 ガンダムF91 Ver.2.0(ハリソン・マディン専用機)のレビューをご紹介します!
MG ガンダムF91 Ver.2.0(ハリソン・マディン専用機)は、『機動戦士クロスボーン・ガンダム』に登場するMS『ガンダムF91 ハリソン・マディン専用機』の1/100スケールモデルキットです。ハリソン・マディン機の特徴的な専用カラーを、成型色と水転写デカールで再現。ヴェスバーなどは配色を変更するため、カラバリパーツが一部追加されています。価格は4,620円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
「連邦の青い閃光」と呼ばれた青いF91がVer.2.0でキット化。2018年5月に発売されたMG ガンダムF91 Ver.2.0(以下通常版)をベースに、頭部アンテナや各部ダクト口、背部のヴェスバーなどが異なる配色で再現されています。胸部や肩部、脚部などの特徴的なイエローラインは水転写デカールによる色分けとなっています。
成型色はダークブルーとイエローがメイン。内部パーツは通常版と同じダークグレーのABSパーツです。ツインアイやセンサー、三角形のモールド内部などをホイルシールで補いますが、貼る箇所はごくわずかです。
背面にヴェスバーを背負っていますが、自立にほとんど影響はありません。通常版が経年劣化で関節などが弱くなってきているので、これもそうなる懸念はありますね。
ハリソン・マディン機のイエローラインなどを補う水転写デカールです。キット本体の大半がダークブルーなので、デカールを貼らない状態だと全体的に物足りなさを感じるかも。あと、貼っても成型色のダークブルーが透けて、イエロー成型色の部分との色差が出るかもです。
頭部。アンテナはハリソン・マディン機の特徴である白成型色での再現。通常版とは異なるカラーリングが印象的です。左右のバルカンはイエロー、額と顎パーツはレッド成型色での再現となります。このキット(ハリソン・マディン機)にはフェイスオープンギミックやダクト型マスクの再現はありません。
胴体部。胸部左右にあるメガマシンキャノンは、通常版と同じイエロー成型色での再現です。素組みだとイエローラインやV字がないので少し寂しい印象も。腰部は三角モールドやダクトなどがパーツで色分けされています。
上部のコックピットハッチはスライド展開が可能。コックピットはクリアーパーツの全天周囲モニター、パイロットフィギュア、モニターが造形されています。パイロットやモニターの固定強度が弱いのがちょっと気になりました。(個体差があるのか、金型流用による劣化か・・・;)
腹部のヒートシンク内部には、通常版と同じくゴールドのエクストラフィニッシュパーツが使用されています。
腰アーマー裏はすべて裏打ちパーツが造形されています。
右サイドアーマーにはビームシールド発生機、左サイドアーマーにはビーム・サーベル柄×2を装備。
腕部。通常版から外装が変わっただけになります。ショルダーアーマーにマーキングがない素組み状態だと物足りない印象も。
左腕部には引き出し可能なビームシールド発生機が造形されています。発生機の表面三角モールドはシールでの色分け。左右とも前腕はロール可動します。
肩のバイオコンピューター冷却用スタビライザー(3枚羽)は展開可能です。
脚部。配色自体は通常版と変わりませんが、ハリソン・マディン機の特徴であるイエローラインがない分、素組みだと物足りなさを感じるかも。前後の三角モールドはパーツでの色分けで、後部は中心のブラックをシールで補います。膝左右のダクト内部にはゴールドのエクストラフィニッシュパーツが使用されています。
後部の3枚フィンは展開が可能です。
ソール部。脚底がイエロー成型色で、通常版とは違った雰囲気が出ています。
ヴェスバーを含めたバックパック。イエローで色分けされたヴェスバーが特徴的。
バックパック中央部(ジェネレーター)は通常版と同じ、クリアーやダークグレー、エクストラフィニッシュに外装パーツの混合で、特徴的な造形になっています。
ヴェスバー。通常版とは配色が異なります。こちらはデカールで補う箇所はなく、ほぼ成型色で色分けされています。
各部を展開した状態。
通常版のヴェスバーと並べて。配色の違いが確認できます。
通常版と並べて。成型色の関係か、ハリソン・マディン機のほうが少し小さく見えます。
ハリソン・マディン機の各部可動域については、通常版(MG ガンダムF91 Ver.2.0)と全く同じなのでそちらのレビューをご参考くださいm(_ _)m