
BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部の木村禎成氏。「DX超合金 マクロス」、「HI-METAL R」シリーズで弊誌でもおなじみの企画担当者だ。今回はマジンガーZに併せて「超合金魂 GX-02R グレートマジンガー(Tokyo Limited)」をフラグシップショップで販売する意義を語って貰った。ちなみに木村氏が来ている「超合金プリントTシャツ」もショップ限定アイテムで、価格は3,132円(税込)。ブラックとホワイト、レッドがある


9月21日より新しくショップ限定アイテムとして加わる「超合金魂 GX-02R グレートマジンガー(Tokyo Limited)」は、「超合金魂 GX-01R マジンガーZ(Tokyo Limited)」と対を成すアイテムだ。マジンガーZとグレートマジンガーを並び立たせたいというファンの願いが叶うのだ。
今回の商品の元となった「GX-01」と「GX-02」は、実は最初に登場したのが1997年と1998年。今から20年も前なのである。しかしそのフォルム、ギミック、“超合金としての魅力”は今でも色あせない。「大人のための超合金とはどういうものか」を提示し続けてくれる存在である。
BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部は現在、「超合金魂のマジンガー」としては、「超合金魂 GX-70 マジンガーZ D.C.(ダイナミック・クラシックス)」から始まるシリーズを展開している。それは今回紹介する商品とは異なるアプローチとなっている。よりアニメに近いフォルム、キャラクター性を重視した造形は強い魅力を放つ。現在一般店頭で購入できるのは「D.C.」シリーズなのである。
なぜTAMASHII NATIONS TOKYOは、20年の歴史を感じさせるバージョンの超合金を販売するのか? Zとグレートには何が託されているのか? 今回改めて本商品と「マジンガーZ(Tokyo Limited)」を企画したコレクターズ事業部の木村禎成氏にインタビューを行なった。

「超合金魂 GX-02R グレートマジンガー(Tokyo Limited)」は、マジンガーZに続き、1998年に発売された商品のリニューアルバージョンだ。20年以上前でも色あせない、現代の視点から見ても優れた完成度、クオリティの高さが最大の魅力だ

今回の発売により、「超合金魂 GX-01R マジンガーZ(Tokyo Limited)」と並べることが可能に

「超合金魂 マジンガーZ」は“大人向けハイクオリティ商品”を提供するコレクターズ事業部の“原点”といえる商品である

マッシブな体系、金属パーツの多用、シャープな造形。究極の超合金という呼び名にふさわしい

ロケットパンチの発射ギミック。これあっての“超合金”である。玩具としての楽しさを盛り込んだ商品だ

握手パーツも同梱

当時ほとんど立体化されていなかったグレートブースターの同梱も話題となった

やはり2体並べて遊びたいところだ

TAMASHII NATIONS TOKYOの文字が描かれたプレート。まさにここでしか手に入らないことの証明だ

「超合金魂 GX-70SP マジンガーZ D.C. アニメカラーバージョン」。コンセプトがはっきり異なる商品だ。本商品は後述する「画業50年“突破”記念 永井GO展」でも販売されている

こちらはやはり玩具としての*化形なのがわかる。比べると「D.C.」はフィギュア的アプローチだ

アニメそのままの横顔

関節構造など「GX-02R」と「D.C.」は設計思想そのものが異なる。どちらもそれぞれに魅力がある

ユーザーに幅広い選択肢が提示される、歴史とユーザーの希望がこのリッチな環境を生み出したのだと木村氏は語った。