MG 1/100 ∀ガンダム/ターンX[ナノスキンイメージ]のレビューをご紹介します!
MG ∀ガンダム/ターンX[ナノスキンイメージ]は、『∀ガンダム(ターンエーガンダム)』に登場するMS『∀ガンダム』と『ターンX』の特別仕様1/100スケールモデル豪華2機セットです。「シド・ミード展 PROGRESSIONS TYO 2019」の開催を記念した特別仕様で、外装にメタリック成形色を採用し、「ナノスキン」をイメージした川口名人プロデュースの水転写式デカールが付属。価格は12,650円(税込み)。プレミアムバンダイ限定の商品です。
まずは∀ガンダムのレビューです。ターンXは次回、別記事でレビューしていきます。
キット自体は2007年8月に発売されたMG ∀ガンダム(ターンエーガンダム)と同じ。ナノスキン装甲(外装)がシド・ミード展仕様のメタリック成型色でキット化されています。∀ガンダムの通称は「ホワイトドール」、「ヒゲ(白ヒゲ)」。他のガンダムタイプとは一線を画したフォルムが特徴的。
ホームページの解説にはメタリック成型色とありますが、比較的パール感のあるホワイト成型色になっています。多少ウェルドラインが目立つ感じも。ブルーやイエロー、レッドの部分はメタリック成型色で再現されています。 ポリキャップは不使用。やや細身で弱さも感じますが、特に一方に比重がかかることもなく自立は安定しています。四肢には内部フレームが造形されています。
頭部。∀ガンダムの特徴であるチークガードが口元から上部に伸びています。全体的にパーツで色分けされていますが、それほど複雑さは無いですね。
簡易的ですが、頭部には内部フレームが造形されています。ツインアイは内側から黒いシールを貼るようになっていますが、シールの裏面はシルバーなので、クリアーイエローが引き立って輝きが増すようになっています。
胸部。ガンダムタイプのセオリーであるエアインテークなども造形されていないシンプルなフォルムに、特徴的なモールドが造形されています。
シド・ミード氏の画稿に合わせた白い十字装甲パーツが付属。組み換えて一味違ったスタイルにすることが可能です。ハッチ開閉ギミックによって内部ミサイル口やビームキャノンが露出。画像は用意していないですが、内部の核ミサイルもスライドして先端が露出します。
胸部にはマルチパーパスサイロ(多目的プラットフォーム)が造形されています。
内部のコンテナは引き出せ、表面の装甲は脱着が可能。コンテナ内部のミサイルも脱着が可能です。
腰部。フロントアーマーはコア・ファイターになっていて脱着が可能。リアアーマーなどは造形されていません。
コックピット内部はパイロットが造形されています。サイドアーマー裏はモールドが造形されています。
コア・ファイターは裏面にモールドが造形されています。
変形して飛行形態が再現可能。
アクションベースディスプレイ用にはなっていないので、コア・ファイターを単体で飾るのは少し難しいかもですね。
腕部。細身で近未来的なデザイン。前腕には浅めのモールドが入っていますが、ウェルドラインが混じり合っているので、ものによってはモールドの原型がわかりにくいところがあるかも。
腕部は内部フレームが造形されています。
二の腕は筒型、前腕は合わせ目ができない組み合わせで一部パーツで色分けされています。ハンドパーツは親指と人差指、残り3本が可動するタイプ。
ショルダーアーマーはモールドがほとんどないシンプルでプレーンな造形。
前装甲がロール可動し、側面や後部の装甲も展開するようになっています。
脚部。こちらも近未来感のある造形になっています。このナノスキンイメージカラーでは外装が少し透けて見えるため、内蔵されているモールド色分けパーツによって膝周りに赤みが出ています。
脚部も内部フレームが造形されています。
大腿部、膝から下ともに後部が特徴的な放熱フィンが造形され、スネを内側に曲げるとフィンも合わせて可動します。
外装は複数パーツの組み合わせで合わせ目はモールド化されています。部分的に内部フレームが露出。
ソール部はシンプルですが、こちらも形状は独特。
つま先は伸ばし切ることができます。
背部には「月光蝶システム」用のナノマシン散布用ベーンが造形されています。ベーンのハッチはそれぞれ展開が可能。背部には別売りの月光蝶エフェクトユニットを取り付けることができます。
MGジム・コマンド(コロニー戦仕様)、MG強化型ダブルゼータガンダムVer.Kaと並べて。MGの中ではやや大きめのキットです。∀ガンダムの全高は20.00m。
MGターンX(ナノスキンイメージ)と並べて。ターンXのほうが大きめ。通常のMG∀ガンダムが手元になく、成型色などの比較はできませんでしたm(_ _)m
首周りがスッキリしていることもあって、頭部の上下可動はまずまず広めに。左右へも干渉なくスムーズに可動します。
腕部は水平にまで上げることができます。ショルダーアーマーが上下に可動しないので、これ以上に上げることはできませんでした。肘はV字程度に曲げることができます。
肩は前後とも同範囲に可動します。(ショルダーアーマーを外して撮影しています。)
上半身は前後、左右ともに適度に可動させることができます。
腰は360度回転が可能。アクションベースへのディスプレイは、背部中央のパーツを外し、付属のジョイントパーツを差し込んでのディスプレイとなります。
背面に取り付けるため、どうしても設置位置が低くなります。高い位置でディスプレイしたい場合は支柱が長いものを使う必要がありますね。
腰アーマー類がそれほど大きなものではないので、前後への開脚は干渉なく広く展開が可能です。
膝は深くまで折り曲げることができます。膝内部構造も独特。
足首の前後、左右可動はあまり広くはありません。
左右への開脚は水平程度にまで広く可動します。
内股は殆どできず、がに股は45度程度まで。
立膝はあまりきれいな姿勢ではないですが、ある程度はこなせるかと。
可動域の総括としては、動くところは動きますが、足首や肩などやや不十分な箇所も見られます。なので、多少ポージングは制限されそうなところも。動く箇所をフルに使って躍動感のあるポーズを再現したいですね。