キンケドゥ、1月26日店頭に出る!「METAL BUILD クロスボーン・ガンダムX1」製品サンプルレビュー

叛逆の海賊、METAL BUILDに参上!
ガンダムシリーズにおいて新たな地平を拓いたコミック作品『機動戦士クロスボーン・ガンダム』より、主役機「クロスボーン・ガンダムX1」がハイエンド完成品となり登場!漫画家・長谷川裕一先生のメカデザインと監修のもと、このアイテムのためにコーディネイター・彩色・設計・そして初の使用となる布製素材のスペシャリストが結集。2019年1月26日(土)の店頭でついにその全貌が明らかとなる。それに先駆けて、製品サンプルレビューをご覧いただこう。

こちらの特設ページでは、PVなどアイテムの詳細や長谷川裕一先生インタビューも公開中である。
METAL BUILD クロスボーン・ガンダムX1

パッケージがこちら。ダークレッドの地色に金文字と装飾が輝き、アンティーク品のよう雰囲気を漂わせる。今までのMETAL BUILDシリーズにみられた近未来的なイメージとは、開封前の段階から一味違うのが解る。


まずはコアブロック・システムとクロスボーン・ガンダムX1本体へのドッキングから見てみよう。コア・ファイターのキャノピー部にはクリアパーツが使用され、本体同様の塗装・造形が施されている。付属の専用クリップとアームを使用すれば、コア・ファイター単体でもディスプレイできる。
ビーム・サーベル柄の取付部分と先端を変形し、背中からクロスボーン・ガンダムX1に押し込んで固定する。

フレキシブル・バインダーを展開し、右肩に小型偵察メカ「ビリー」、腰にビーム・ザンバーとバスター・ガンを装着すればMETAL BUILD クロスボーン・ガンダムX1が完成!背中に背負ったX字と、額に戴いたドクロ。クロスボーン・ガンダムを象徴する要素を十分に残しつつ、METAL BUILDでは唯一無二の魅力をさらに引き出す様々なアレンジが加えられている。


まず木星の重力に対応するために装備されたフレキシブル・バインダーでは、4箇所の基部とバーニアがそれぞれ可動。差し色のカッパーなど、白い装甲からむき出しになるメタリックな質感が見どころだ。バインダーは閉じた状態で押し下げることもでき、後述のABCマント着用時はこの形態が基本となる。

METAL BUILDの特徴のひとつに、量産の限界に挑む緻密なディテールが挙げられる。このクロスボーン・ガンダムX1も立体的な造形はもちろんの事、肩など全身の到るところに金の装飾が追加され、美しさとともに圧倒的な存在感を醸し出す。額のドクロや顔の赤い隈取など、キャラクター的な側面を際立たせるポイントの再現も忘れない。

接近戦用武器ブランド・マーカーとなる前腕部の装甲もドクロ風に、かかとのスタビライザーはカトラス(海賊が持っている曲刀)をイメージしてアレンジされている。関節部のダイキャストが放つ重厚感と、「海賊らしさ」を全面に押し出した装飾の対比。長谷川裕一先生の監修のもとでこのふたつを重ね、見るものを魅了して止まないアイテムに仕上がったのを感じて頂きたい。


クロスボーン・ガンダムX1本体、各種差し替えパーツ(手首・頭部など)以外に、装備できる武装として
・バスター・ガン/弾頭
・ビーム・ザンバー/専用エフェクト2種
・ブランド・マーカーエフェクト×2
・ビーム・シールド×2
・ビーム・サーベル×2
・ヒート・ダガー×2(グリップ部分はふくらはぎに収納)
・シザー・アンカー用チェーン×2
が付属。クリア素材を多用し、飾り映えする攻守のエフェクトが多数用意されているのも本アイテムのポイントである。METAL BUILDシリーズ共通の台座にもクロスボーン・ガンダムX1仕様のカラーリングと装飾が施され、基部に付属のアームを差し込むことでシザー・アンカー(後述)を保持出来る。



これらの豊富な武装、広い可動範囲、ハイエンドまで高めた本体の密度感が合わさる事で、圧巻のアクションが実現する。ザンバーやサーベルでの斬撃とバスター・ガンでの銃撃に加えて、足裏へとヒート・ダガー刃を装備しての蹴りやナックル状に展開するブランド・マーカーでの接近戦など、劇中でもキンケドゥがよく見せていた戦い方も楽しめる。


ビーム・シールドは両腕に装着でき、フロントアーマーは仕込まれたアームを展開することでシザー・アンカーとなる。さらにアンカーはジョイントパーツを使ってビーム・ザンバーとの接続が可能。チェーンで繋がった射出状態も展開できる。このフロントアーマーも錨(いかり)をモチーフにしたデザインアレンジがなされている。
METAL BUILDのフォーマットを遵守しながら、とにかく「海賊づくし」となっている今回のクロスボーン・ガンダムX1。メカニカルな機能美とともに、原作の魅力であるヒロイックさやケレン味も存分に堪能して頂きたい。
Anti Beam Coating Cloak(ABCマント)


クロスボーン・ガンダムX1最大の特徴である「アンチ・ビーム・コーティング・マント」(以下文中「ABCマント」)は、布製マント部分・金色のストッパー・グレーのアームとウエイトで構成されている。上画像の1→4の順に、説明書通りに組み立てれば完成だ。(ストッパーとウエイトには予備が含まれていますが、小さいパーツの紛失にご注意下さい)
クロスボーン・ガンダムX1の肩に専用ジョイントパーツを接続→マントをかぶせる→さらに上からジョイントパーツを噛ませる、の工程で本体へと固定する。

耐ビーム兵装「ABCマント」を纏うと、フレキシブル・バインダー展開時とは雰囲気が一変する。ABCマントはMETAL BUILDシリーズで初めて布素材を使用したパーツで、パターン(型紙)から素材の選定、アクションフィギュアとしてのギミック性、そして実際に全高約170mmのクロスボーン・ガンダムX1が装備した際のシルエットまで考慮して開発が*められている。

ABCマントの前部分には2本の可動アームが内蔵し、はためかせるようなマントの表情付けが可能。また、穿たれた穴や擦り切れたような裾の表現にはレーザーカットが用いられている。マントの内側6箇所に設けられたウエイトは、その名の通りマントが不必要に浮かないための「重し」として活躍する。




アクションポーズでも、ABCマントを装着するとフレキシブル・バインダー展開時と大きく印象を変える。手前側のアームを様々な角度に広げるのはもちろん、布素材の良さを活かして腕や肩に掛けてみても違った表情が生まれる。マントの肩部分はシルエットを損なわない程度に大きくくり抜かれているので、腕の可動が妨げられることも無い。
劇中イメージの再現だけでなく、台座の角度や付属の武装を組み合わせて、色々な「クロスボーン・ガンダムX1参上」シーンを想像してみるのも楽しい。


記事前半でもおわかりの通り、このクロスボーン・ガンダムX1の頭部にはフェイスオープン機構が搭載されている。同シリーズ「F91」と同様に後頭部のとさか部分を上げると口部が開き、持ち上がったマスクによって睨んだような表情となる。このような、ガンダムをキャラクターのように描く長谷川裕一先生の演出こそ『機動戦士クロスボーン・ガンダム』らしさの真骨頂だ。
同時に「眼帯付きアンテナ」「非可動頭部パーツ」も付属し、アンテナを入れ替えることで「眼帯あり非可動頭部」の状態も選択できる。

そして、今回のMETAL BUILDのために新たに設定された小型偵察機「ビリー」の存在も見逃せない。専用ジョイントパーツでABCマントの有無を選ばず右肩に固定でき、とさか・翼・尾羽・足・体の左右傾きが動かせる。
マザー・バンガードの艦長ベラがそうしていたように、「海賊」の相棒といえばオウム。クロスボーン・ガンダムX1にふさわしい完成度の高さだけでなく、マスコット的な愛らしさも満点だ。端的に言えばとにかく可愛いので、お手元でずっと愛でて欲しい。

兵器としてのリアリティと溢れるロマンの融合、それが『機動戦士クロスボーン・ガンダム』の魅力!どちらも「やり過ぎと言われるまでやる」のがMETAL BUILDの矜持であり、破天荒でない”海賊”など誰が見たいだろうか。布製マントなどプロダクト面ではもちろん、METAL BUILDはこれからも『機動戦士ガンダム』シリーズの新たな可能性に挑み続ける。
2019年1月26日(土)、店頭で「METAL BUILD クロスボーン・ガンダムX1」がその先陣を切る!