














8月に開催された“キャラホビ2010”において、RCベルグが出展した、ユニコーンガンダム・デストロイモードは、サイコフレームのクリアパーツが美しい力作だ。原型製作は小松原博之氏(studio RECKLESS)。
展示品の横にも記されていたが、これはワンオフ作品で、全身をピンクのクリアレジンで成型し、サイコフレーム部分をクリア吹きしてからマスキングしてそのほかの装甲の白などを塗装したというモデルだ(ほかにも“キャラホビ2010”には、サイコフレームをグリーンで塗装された簡易仕上げの作例も展示されていた)。
このユニコーンガンダムだが、等身が可能な限り設定画に準じている。変形などを考慮するとどうしても等身が高くなってしまうが、設定画の8.5頭身程度を再現しているのだ。
もちろん全身の装甲はそのシャープさと絶妙な角度での形状再現が施され、その精密感に圧倒されてしまう。細部では設定画にあるような頭部のアンテナの複雑な凹凸ある形状や、フェイス部の精悍さなどにも拘りが見ることができる。
なお、販売されたキットには、ユニコーンモードへの変形をイメージしたようなアンテナや初期から今に至るまでの表情の異なるフェイスも複数同梱されユーザーが好みでチョイスできるのが嬉しい。
もう1つ注目したいのは、スミ入れを薄いピンク系で行っていること。これはサイコフレームからの光が溢れているイメージを表現したものだという。クリアパーツとともに、このラインで、全体にピンクの光が周り込んだかのような美しさを感じることができるはずだ。
ライフル以外、サイコフレームの実装されている部分は関節部分に至るまで全てピンク系でスミ入れされている。同系色のスミ入れとした事で白色部分がくすまず清楚な凛としたユニコーンガンダムのイメージを再現している。
※このモデルは「キャラホビ2010」に出展されたもので、現在、購入などはできません