「ミニプラ」といえば、第1弾から野心的なアイテムを次々に送り出し、瞬く間に食玩界の定番アイテムにして台風の目と化した大人気シリーズ。食玩の域を超えた本格的なプラモデルとしての構成、唸らされるアイテムチョイスで現在もその動向が注目される熱いシリーズです。
その「ミニプラ」から、現在放送中の最新シリーズ『ガンダムビルドダイバーズ』より、スーパーショックガンダムが放映中リアルタイムで登場！ 内容もガンプラへのリスペクトが溢れ、ギミック面も5体合体によるショックガンダムへの変形という、食玩らしい破天荒さを誇っています。
合体はもちろん、合体前のそれぞれも驚きの完成度となっており、特に箱から開けたときの驚きは筆舌に尽くしがたいこのスーパーショックガンダム。今回は製品版で、パッケージから完成までのプロダクトをレビューいたします。
まずはパッケージをご覧ください。まばゆい金ライン、上下の黒帯に挟まれた本体イメージ、そして輝くバンダイのロゴにおなじみのフォント……。そう、まさにこれぞガンプラと感じられるパッケージ！ ミニプラとガンプラのロゴが並ぶのも特別で、コラボ感もマシマシ。開封前から期待させてくれます。
そして開封すればこの通り。多色成型にホイルシール、タッチゲートのランナーと「……食玩を買ったはずなのに、一体どうなっているんだ？」となること間違いなし。各アイテムの形状も良好、合体のためにトリッキーな部分に関節軸が入ったりして（後頭部など！）珍しい分割も多く、ぜひその組味を試していただきたい。
それでは各アイテムをご紹介。まずは合体前のショックガンダムです。オレンジを基調としたデザインで、二股に分かれた剣を持ったイケメンSD。鋭角な上半身に曲面主体の脚部など、見るほどに味のあるデザインです。背面の翼はスーパーショックガンダムの角になっています。
SGガンダム。SGフォーマットのガンダムとなり、シールと成形色でここまで完成します。武装はハイパー・バズーカとビーム・ジャベリンが付属。ストレートな造形、ディテールも過不足ない格好良いガンダムになっています。
SGシャア専用ザク。こちらはガンダムとはうって変わって、アレンジの強いデザイン。背面の連装砲のようなパーツは、ショックガンダム時の左手となります。頭部にはバイザーがセットされており、これは開閉が可能。武装はザク・マシンガンと手でホールドするシールドがセットです。
バイザーを閉じれば、往年のブラッディザクを思わせるスパルタンなイメージに。シールドの手持ちもサマになっています。
SGニューガンダム。両端にフィン・ファンネルを装備した、ダブルフィン・ファンネル風のデザインです。武装はニューハイパー・バズーカにビーム・サーベルを装備。ガンダム系のフェイスは造形が安定しており、ニューガンダムも特徴をとらえた心地よい仕上がりです。
フィン・ファンネルは右側を取り外せば、スタンダードなニューガンダムのセッティングにも変化。
SGサザビー。スタンダードなスタイルでまとまりもよく、頭部の複雑な形状もしっかり再現されたまさにサザビー。バックパックのファンネルラックにはキャンディ状のファンネルがセットされており、遊び心アリです。
そして5体が合体した、スーパーショックガンダムの雄姿！ かなり印象的なデザインですが、しっかり自立します。頭部はショックガンダムをベースに、背面に背負っていたマスクとアンテナをセットして完成します。可動範囲も多く、なかなかに表情豊か。その威圧感ある形状は、『ガンダムビルドダイバーズ』のオープニングそのままです。
武装も合体！ こちらは長大なサイズになったスーパーショックガンソード。
砲身をすべて正面に向けた、スーパーショックガンライフルにもなります。
一部のガンプラとは接続軸のサイズも近く、組み合わせてオリジナルモビルスーツのビルドも可能……というわけで、ダブルオーダイバーにセット。デカい両腕が迫力の機体になります。ミニプラブランドにガンダムが！ というだけでも大変な衝撃となっているスーパーショックガンダム。完成度も申し分なく、並々ならぬ熱量の伝わってくる仕上がりとなっています。ぜひ今後のミニプラシリーズにも定期的に食玩ならではのガンプラ系列アイテムが登場してほしいところ。ビルダーの皆さんには、ぜひ5体揃えてこのショックを体感していただきたい！
DATA
ミニプラ ガンダムビルドダイバーズ
スーパーショックガンダム
スーパーショックガンダム
- 彩色モデル1体（全5種）＋ガム1個
- 発売日：発売中
- 価格：480円（税別）
- 販売元：バンダイキャンディ事業部
