YAMATO VF-1無塗装キット製作指南 PART.1 字数限制分两贴发

dfire楼主LV9.大佬

2012-10-24 15:28 发布于 未知

1楼
本帖最后由 dfire 于 2012-10-24 15:32 编辑



おかげさまで好評発売中の「1/60完全変形VF-1 無塗装キット」シリーズ。
「ホビーとトイの融合」をテーマに、従来のやまと商品(完成品)とは逆ベクトルの「キット版」をリリースした以上、この「1/60完全変形VF-1」を本格的に「組立てキット」として取り組んでみた場合どうなるのか?といった点もご紹介しなければなりません!

そこで、昨年の「ヤマザキ軍曹によるSDF-1製作指南」に続いての第二弾として「VF-1 製作指南」をご紹介です。

今回の講師(笑)には『電撃ホビーマガジン』などで活躍中のKuWa氏(FRAMEOUT MODELS)をお招きし、ABSやPOMといった完成品由来のキットならではの素材との付き合い方や、見栄えを良くする小加工、エッチングパーツ使用のヒントなど盛りだくさんの内容でお届けします。
ご注意こちらでご紹介している工作方法は、必ずしもメーカーとして公式に推奨や補償をするものではございませんのでご了承下さい。
また、記事中でご紹介している工具・材料等に関しましては、 それぞれの商品に付属の取扱説明に従い、使用法を守ってご使用下さい。
万が一怪我や事故などがありましても弊社では責任を負いかねますので十分ご注意をお願いたします。
どうも!大役を任されましたKuWaです。
もともと変形トイである1/60 VF-1を無塗装キットで!となったとき「え、組むの結構大変なんじゃないの!?」と思ったものだけど、組んでみたらなんのことはなく、説明通りに組み立てていけばだれでも組み上げられる親切設計。これは正直驚いた(笑
なのでここでは、無塗装キットならではの模型製作らしい楽しみ方や、ちょっと手を加えての1歩上の仕上がりを目指す方へのアドバイスを中心にしてVF-1Jを1体組み上げてみたい。

PART 1 : うでまずは腕から。基本工作である"合わせ目消し"について説明をしたい。

[float=right]肩内部にはやっかいなポリパーツ!(※)があるのでいきなりの難題だけど、こいつの処理から。
ポリにかぎらず今回合わせ目消しに使用するのは「瞬間接着剤"シアノン"」
モデラーの中では愛用者も多い、盛り上げが出来る瞬間接着剤で、硬化後も普通の瞬着と比べてガチガチにならず加工がしやすいという利点がある。
※やまと注
ここでいう「ポリパーツ」とは、「POM(ポリアセタール)で成型されたパーツ」のことですね。
耐摩耗性にすぐれ、ABSなどに比べて割れにくいため、完成品トイでは強度のかかる部分や軸受けに使用されるのですが、反面、耐薬品性が高いために接着・塗装がしにくいというのが通説。
塗装に関しては後述ありますが、接着に関しては「ポリアセタール用」をキーワードにホームセンターなどで探してみると意外と対応する接着剤が見つかったりもします。

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[float=right]さてシアノンを組み立てた肩内部ブロックの合わせ目に盛り付ける。
少し隙間を開けてその中に充填したら・・・

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[float=right]ぎゅっと挟み込んで固定する。少し表面にあふれるぐらいに盛るといいよ。

盛り付けるときは、自分はデザインナイフの先に少量とってからにしている。後の切削加工の手間を減らすためにも必要量だけ盛るようにしたい。爪楊枝などを使うのもいいと思う。

シアノンは瞬間接着剤といいつつ硬化が遅いので、「硬化促進剤"シアノンプライマースプレー"」を使うとテキパキ作業できるよ。

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[float=right]スプレーで固めたらあとは合わせ目面をヤスリがけ。
ここでは「ウェーブ"ヤスリスティックSOFT"」の240→400→600で削りから表面処理までをしている。
ヤスリスティックはヤスリ面が長持ちする、ヤスる場所に合わせて手軽に加工できるなど大変便利。

なお、ヤスリを当てるときはできるだけ力を入れずシャッシャッと撫でるように動かすと、余計な傷をつけたり削りすぎたりしなくて結果として早くキレイに仕上がるよ。

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[float=right]完成!
ポリパーツも難なく合わせ目消しできちゃった。

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[float=right]シアノンは指の裏側にあるような押し出しピンあとを修正するのにも重宝。このキットでは押し出しピンあとは目立たないところにあるので気にするほどではないと思うけどね。
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[float=right]ヒジ関節側は合わせ目消しをする代わりに目立てヤスリでスジボリ、ディテール風の処理をした。
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[float=right]整形した上腕。お好みの方法で無理なく合わせ目を消そう!
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[float=right]上腕を完成→塗装まで済ませてからマスキング、前腕も同様に合わせ目消しをした。
なお塗装については後々改めて説明するのでお楽しみに。

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PART 1のおまけ(?): 肩の改造完成品を見ていてどうも肩パーツが小さい印象だったので少しだけ大きくしてみた。
変形するので影響のない程度に手を入れてみよう。

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[float=right]肩の内側に1mmプラ板を貼り、手早く作業するため隙間にはシアノンを盛り付け。
正面を綺麗にヤスリがけしたら、貼ったプラ板部分を下のほうが狭くなるように整形。

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[float=right]整形後。比較写真は左がキットのママ、右が改造後。肩の上の方は変形時に干渉しないのでそこだけ大きくしたのだ。
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[float=right]同じく左がキットのママ、右が改造後。
上すぼまりだった肩の上の方の厚みが出たので、少しだけたくましくなったカンジがしないだろうか。
ささいな差だけど案外印象が変わるもの…だと思うけどどうだろう?

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背中のエンジンユニットのような、接着しての塗装がしにくそうな部分は合わせ目が目立たないような工作をしてみた。


[float=right]未加工の状態だと少し合わせ目が目立ってしまう。
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[float=right]そこでいったん合わせ目面をヤスリがけしてみた。だいぶ目立たなくなったんでこれでもよさそうだけど、まだ合わせ目が隙間になってるので更に追い込んでみよう。
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[float=right]隙間のようになってるのは合わせ部分のカドが丸いせいなので、丸くなってる部分にシアノンを盛り付けた。
出来るだけカドだけに盛り上げて、あとはパーツを合わせてもう一度面をヤスリがけ。

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[float=right]作業後。隙間がないだけでグッと合わせ目が目立たなくなったね。
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合わせ目をきちんと消さなくても、合わせ目面をヤスリがけするだけでも大分印象が違うので、合わせ目を消せるところは消し、挟みこむような手間のかかる部分はヤスリがけだけ、隙間が目立つようならシアノンで…と作業の手間に応じてやり方を変えてみるといいよ。

あと写真でわかるように、VF-1のような白い機体だとシアノンの白は同化するので、塗装せずに仕上げようという場合でも合わせ目消しをやっておくとずっと仕上がりが良くなると思う。



PART 3 : あし

[float=right]脚も腕と同じように合わせ目消しを行った。
ヒザ関節もポリパーツなのとヒケが大きいので、よく見える後ろ側だけシアノンで修正。

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[float=right]ひざ下も挟み込んで組み立てないといけないので、モモとヒザ、足首は塗装まで終えてからすねまで組み立てて合わせ目消し。
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PART 3のおまけ(?): 股関節の改造
VF-1で気になっていたのが股関節の可動範囲が少し狭いこと。
幸い股関節のモモ側はすっぽり抜けるようになってる(※)ので、市販パーツにお手軽変更してみた。



※やまと注
弊社製「1/60完全変形VF-1」シリーズ共通の仕様で、股関節とモモをつなぐブロックが「ぼこっ」っとひっこ抜けるようになっているのですね。
最後の方でKuWa氏も言及してますように完成品にも応用できるものですが、結構固いので脚を引っこ抜く時には勢い余って怪我をしないようご注意を!

[float=right]「ウェーブ"PC-05ポリキャップ"」のA、四角いポリキャップが股関節のボール径、モモ側の空洞ともにぴったりだったのでこいつを使う。
まずポリキャップは片側の軸を切り飛ばし、反対側の軸は1mm残して切断。
次に1mmプラ板をポリパーツ幅で切り出し、軸が収まるように3mmの穴を開ける。なお今回はスライド可動が出来るように軸穴を長く設定した。
それらを組み合わせてモモ側の空洞に収める。ワォ、ピッタリ! 空洞の形は真四角じゃないので、プラ板は少しすり合わせが必要。

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[float=right]左が製品版、右が改造版。可動範囲が大きく変わっているのが分かるだろう。
さらにスライド機構を組み込んでいるので大きく開いたり隙間を詰めたり出来るように。もちろん変形に最適な幅にすることも出来るよ。

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足が開くことでよりポーズ付けがしやすくなった印象。
股関節は完成品でも接着されていないので、無塗装キット版だけじゃなくて完成品にも組み込める改造、お手軽なので試してみては?






せっかく別売で専用のエッチングパーツがあるのだから使ってみよう。
金属という素材への抵抗感があったり、異素材故に接着が難しいのでは、とおもわれると思うのでイイ方法がないか考えてみた。

※やまと注
現在OnlineShopでは品切れ中でご迷惑おかけしておりますm(_ _;)m
各種イベントでのキット販売や時折行うフェアなどでオマケに付けたりもしておりますが、現在単品も再販すべく準備中です~

[float=right]まず切断。金属製とはいえシンチュウ素材なので柔らかめ、しかもそんなに厚くないのでカッティングマット上でデザインナイフを使えばキレイに切れる。エッチングパーツ専用のハサミ等は特に必要ないのでは。
カット時に潰れたり曲がったりしないよう、硬いマットの上で切るのが大事。

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[float=right]一般的には瞬間接着剤が推奨されるけど、平面同士で液状の接着剤を使うとどうしても接着後のハミ出しが汚くなったりしてメンドウなもの。
そこで提案するのは「プラス株式会社のハニカムドットテープタイプの"テープのり"」!
なぜかというと、ノリが単なる両面テープのようなものではなく細かい六角形の切れ込みが入っているハニカムドットパターンが施されており、ノリが切れやすくとても貼りやすいから。
この切れやすいという特徴がプラスに働き、エッチングパーツの裏面に使うと「パーツ部分のみにノリが付着する」のだ。

結果「ノリ付きエッチングパーツ(※)」を手軽に作れるので、切り出したらそのままポンと貼ることが出来る。
※やまと注
ちなみに「1/3000完全変形SDF-1マクロス 無塗装キットDX」に付属のエッチングパーツはノリ付きでございます(宣伝)

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[float=right]とはいえまったくはみ出さないわけでもないので、そういうときは綿棒にシンナーを付けてこすってあげればキレイになる。

ノリの粘着力は結構強いのでよほど頻繁に触るようなことでもなければまず取れたりズレたりする心配はないだろう。

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PART 5:機首
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[float=right]機首横に合わせ目が縦断しているのでシアノンで隙間を埋めてヤスリがけ。 ディテールがまたいでいるのでハセガワのトライツール・モデリングソースクライバーで合わせ目近辺のディテールを彫り直した。
元のディテールに沿わせて丁寧に前後に動かせば修正できるよ。

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[float=right]先端のコーンの合わせ目は背中のエンジンユニットの時と同じようにシアノン盛り付け→削りでエッジを立てた。
コーンはヒケも多いので表面をよくヤスリで撫でてあげよう。

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[float=right]コックピット周りには別売エッチングパーツでディテールアップ。ここも平面に貼り付けるものはテープのりで固定した。
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PART 6:キャノピー

[float=right]キャノピーは下側がすぼまっているバブルキャノピー再現のため、やむを得ず中央にパーティングラインが走っている。
これを消しておけば、製品版との大きな差になるだろう。

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[float=right]まずは600番のウェーブヤスリスティックないしは耐水ペーパーで合わせ目を消す。余計な傷がつかないよう最小限の範囲をできるだけ力を入れずにヤスリを当てよう。
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[float=right]次に1000番の耐水ペーパーに水をつけて、これも力を入れずにシャッシャッと撫でるようにヤスリを当てる。
大きな傷が見えず、全体的にキレイなつや消しになるように。

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[float=right]あとは「タミヤコンパウンド(細目)」で磨きこんで完成。柔らかめの布にコンパウンドをたっぷり目に、素早い動きで前後にこれでもかというぐらい撫でてやると最初のツヤが蘇る。
大きな傷はないけど今ひとつツヤが戻らないと感じる場合は、クリアー塗料をスプレーで塗れば大体の場合キレイになるよ。

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WINGZEROCUSTOMLV10.至尊

2012-10-24 17:12 发布于

2楼
够累人........
cutejiaLV9.大佬

2012-11-01 12:55 发布于

3楼
打磨啊,素组永远的痛

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努力修改中₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾