けもプラ」の最新仕様をアオシマが2025年5月の静岡ホビーショーにて公開予定!

黑羽落辉楼主LV6.黄金玩家

2025-05-06 01:26 发布于 未知

1楼

電ホビ独占インタビュー!「けもプラ」の最新仕様をアオシマが2025年5月の静岡ホビーショーにて公開予定!その先出し情報と「DNAに響くケモ度とは何か」を企画チームが熱く語る!

プラモデル業界では日々さまざまな商品が登場していますが、近年特に注目を集めているのが「美少女プラモデル」というジャンル。これまでフィギュアやガレージキットで表現されていた美少女キャラクターが、組み立て式プラモデルとして数多く商品化され、国内外で人気ジャンルとなっています。

そんな中、2024年2月に開催された「ワンダーフェスティバル2024[冬]」で発表され、大きな話題となったのが、アオシマこと青島文化教材社の新シリーズ「けもプラ」。これまで「V.F.G.」や「新・合体」シリーズで支持を集めてきたアオシマが、次なるテーマに選んだのは“ケモノ”というディープな題材でした。「けもプラ」は、かわいらしい耳と尻尾の女の子だけでなく、獣人らしい姿にも組み換えられる高い“ケモ度”が特長。以降、ケモノ好きの間で大きな反響を呼んでいます。

SNSやイベント出展を通じて情報を少しずつ公開してきた本シリーズですが、電撃ホビーウェブでは2025年5月開催の静岡ホビーショーにて、その最新仕様が披露されるという情報をキャッチ! 静岡市のアオシマ本社にて、企画チームにインタビュー形式の取材を受けていただきました。

▲本邦初公開! 写真右が最新の可動検証用試作モデル! 写真左は2024年10月の全日本模型ホビーショーにて展示された初期原型。下半身のプロポーションはもちろん、ディテールにも大きく手が加えられています。


インタビューでは「けもプラ」の企画背景や開発の経緯、その魅力について、企画担当の金田辰也氏(以下金田氏)と、設定・プロモーション担当の岩間梨菜氏(以下岩間氏)に直接お話を伺いました。さらには、2024年5月から行われた「けもプラ」に関する読者アンケートの結果も開示していただきました! プラモデルファン、ケモノ好き必見の内容です!


商戦が激化している美少女プラモデル業界で生き残るためのアオシマのアンサー

――「V.F.G.(Variable Fighter Girls)」シリーズ(※)などを手がけてきたアオシマが、新たに“ケモノ”を題材とする美少女プラモデルシリーズを展開するというのは、とても衝撃的でした。「けもプラ」開発の経緯を教えてください。

金田:美少女プラモデルに関してはおっしゃる通り「V.F.G.」を中心にいろいろ展開させていただいています。「V.F.G.」は2018年に発売を開始しましたから、もう7年目ですね……おかげさまで、かなり長く続いていると思います。

(※)アオシマが展開している「マクロス」シリーズの“メカ”と“ガール”を組み合わせて表現する美少女プラモデルシリーズ

そうした中で「美少女プラモデル」というジャンルで最近特に感じるのは、参入メーカーがかなり増えてきたな、というところですね。この企画(けもプラ)自体は今から1年以上前に考えはじめたものですが、その当時でも、すでに多くの海外メーカー・ブランドが美少女プラモ市場に参入していました。あまりよい言い回しではないかもしれませんが、美少女プラモデルというジャンルそのものがレッドオーシャン化(※商戦の激化)しているように感じたんですね。そういう市場の中で生き残るには、自分たちの“個性が出るもの”をやっていかないといけない、没個性にならないものを模索しなければならない……そんな想いが今回の企画のそもそもの発端です。

▲青島文化教材社 「けもプラ」企画担当・金田辰也氏

金田:商品としての個性を出すのであれば、版権アイテム――当社でいえば「V.F.G.」のマクロスシリーズですね――という選択肢があります。それはそれでチャレンジしなければならないアイテムですが、やはり「オリジナリティのあるものを作りたい」という気持ちも強くありました。


――ということは、“ケモノ”にたどり着くまでは、いろいろ検討されたんですね。

金田:もちろんです。最終的に“ケモノ感”が強いものを出そうというのは、企画立ち上げからかなり経って決まったんですが、「V.F.G.」シリーズでも実は猫耳少女(※)という題材はチャレンジしていたんですよ。そのときも自分なりにネタを考えて、権利元であるビックウエスト様と相談しつつ、特色のあるキャラとなるように工夫していました。

(※ 「V.F.G. MC-03 マクロスΔ VF-31A カイロス」2018年12月発売。その後も、「マクロスΔ VF-31D スクルド」、「マクロスΔ VB-6 ケーニッヒモンスター」など、ケモ感のある“ガール”が登場している)

▲V.F.G.シリーズでは初の猫耳キャラだった「マクロスΔ VF-31A カイロス」

金田:その時感じたのは、やっぱり「ケモ耳+しっぽ」って、“かわいい”のキーになる部分なんだな、って。アニメでもイラストでも、コスプレでもそうですが、そういう要素を持ったキャラクターって、やっぱり人気が出る。確実に「刺さる」部分ではあるんですね。ただ、それだけだとやはり没個性になってしまう可能性があるので、そこをどう超えていくか。色々と考え、「外的要因に左右されない自由な発想で、オリジナルが出せるものって何だろう?」を突き詰めていったら、自然と“ケモノ”というアイディアに行き着いたんです。


“ケモノ”を愛おしい存在と感じるのはDNAに刻まれているから!?

――たしかに、獣人や獣の擬人化は普遍的なモチーフですよね。とはいえ、猫耳がついてるだけの“かわいい女の子”から、二本足で立ち上がっている獣人的なものまで、“ケモノ”から連想するイメージは人それぞれだと思います。今回のプロダクトでは、全部とりこんでやろうという意気込みを感じるのですが、そこまで思い切ったのはなぜなのでしょう?

金田:「獣人」という切り口の美少女プラモデルを考えたときに、「この方向性は、実は相当にアリなんじゃないか!?」と思って、ちょっと深掘りしてみたんですよ。

それで、古代からの歴史や宗教、ごく最近のサブカル的なものまで調べてみて感じたのは、人間は昔から動物や獣を“かわいい”って思ってたってことなんですよ。たとえば、エジプト神話に登場するバステトやアヌビスは、動物が神格化されてますよね。あれは「崇めるほど愛おしい存在」だったからなんじゃないかな、と(笑)。

そういった信仰心や崇拝って、“親しみをもって敬うシンボル”となるわけで。いわゆる「トーテミズム」とかもそうですよね。人類が進化する過程の中で、動物的な存在に意味を見出してきたのは、DNA的に根付いてる感情だと思うんです。だから、“ケモノ”というモチーフを掘り下げれば、国や文化を越えて多くの人に受け入れてもらえる可能性があるのではないか。


金田:そして、さらに調べてみると“ケモノ”カルチャーって、ものすごく幅広いんですよ。海外では、二足歩行する獣人タイプのキャラクターが映画やアニメにたくさん登場してるし、そういうものがしっかり受け入れられている。海外にも“ケモノ”がテーマのコンベンションはありますし、着ぐるみのカルチャーも根強い。ですから、ワールドワイドでも絶対にウケるだろうという確信がありました。

「けもプラ」なら、レッドオーシャン化してる美少女プラモデル業界においても、まさに“毛色の違う”アプローチができるに違いないと思ったんです。


――なるほど。海外の需要という視点はちょっと意外でした。たしかに動物を擬人化したキャラが主人公のカートゥーン作品が数多く作られているのですから、もしかしたら海外の方のほうが“ケモノ”への解像度は高いかもしれませんね。

金田:そうなんですよ。幼少期からそういうビジュアルに慣れ親しんでるんですよね。だから美少女的なビジュアルになったとしても、きちんと楽しめる素地がある。これはまだ妄想の域ですが、海外にも熱心なファン層を獲得できるのではないか……と思っています。

岩間:ケモプラのX(旧Twitter)アカウントは、まだフォロワー数が7,000人ぐらいなのですが、かなり初期の段階から英語・中国語・韓国語のリプライや引用RTをいただいているんですよ。これってかなり珍しいことで、認知度はまだまだの状況なのに、しっかり反応がある。「ああ、需要あるんだな」と、プロモーションをやっててすごく感じます。


(C)かわらげ

3

点个赞吧~(4)

黑羽落辉楼主LV6.黄金玩家

2025-05-06 01:26 发布于

2楼

――普遍的な存在としての“ケモノ”というのはよく分かりましたが、では、実際にプラモデルでどのように表現するか、現在発表されている仕様には、どうやってたどり着いたのでしょうか。

金田:まず、商品コンセプトとして一番最初に決めていたのは、「組み合わせて遊べるもの、組み換え遊びができるものにしよう」なんです。自社IPですので、オプションパーツをはじめ、色々な展開がしやすくなる。ならば、「ケモノの度合い」で組み換えできるものはどうか?というのが、スタート地点の発想です。その上で、好みのケモ度を再現して愛でることで、幸せの世界線をみんなで共有したい、という思いがありました。やっぱりコアでディープな題材ですから、人それぞれに想い描く理想が違うんです。

▲可動検証用試作モデル3体。左から低ケモ、高ケモ最新試作モデル、2024年10月の全日本模型ホビーショーで展示された初期モデル。プロポーションや細部の際に注目!


金田:例えば、「全身モフモフのケモノが好きです」から「私はケモ耳だけの女の子が好みです」まで、趣味趣向の幅って、すごく広いですよね。ならば、そこをプラモデルで自由に組み替えて楽しんでもらえばいいじゃないか、自分の中で思い描く「理想のケモ度」を再現して自由に遊べるようになれば最高じゃないか!と。ここがコンセプトの核心です。企画を立てる上でも、そういう遊び方を前提にするといろいろ考えやすくなりますし、商品としてもすごくマッチするんです。

▲こちらはケモ度(低)(=低ケモ)の可動検証用試作モデル。「V.F.G.」で培われたノウハウがつぎ込まれており、可動とプロポーションをハイレベルで両立しています。(衣装協力:そらとびえいるーむ)


▲「けもプラ」では、当初からドール服を着せられるよう設計しているとのこと。「“ケモノ”だとコーディネイトも自由で色々な組み合わせができるので、そこも楽しんで欲しいですね」(金田氏)


金田:ケモ度の低中高を自由に組み合わせて遊べる美少女プラモデル——「けもプラ」を思いついた瞬間に、社内承認を取る前にプレゼン資料だけ作って提出し、ワンフェス(※)で1枚でいいから看板を置かせてくれと会社に頼み込みました。「これは絶対にイケる」という確信があったので、とにかく「『けもプラ』をやります」という宣言を世に出したかった。でも、普通の会社は、こんなこと許してくれないですよね(笑)。

(※) 2024年2月に開催された「ワンダーフェスティバル2024[冬]」のアオシマブースで、「けもプラ」開発の第一報を掲出。1枚のパネルのみの展示だったが、大きな反響を呼び話題となった。

▲こちらが「WF2024[冬]で掲出された「けもプラ」開発発表の看板。この時点では完全に見込みでの進行だったというのだから驚き。


金田:2023年のコロナ禍明けくらいから、アフターコロナで巣ごもり需要も落ち着いていく状況で、社内では新規事業IPの重要性も感じられるようになってきて。そんな中自分がコロナにかかった時に仕事に悩みつつ「ホビーとしての癒し」を求めた結果、年末にふと思いついたのが本企画でした。ただこれは誰しもが思いつくものであろうという気もしたので、「元祖」、「パイオニア」となるべく先手を打った形です。

▲金田氏が「けもプラ」を思いついた際に書いた企画メモ。


金田:そういう背景があって一枚看板を出して、そこから試算や開発がはじまりました。なので、実際に動き出すまでに少し時間がかかってしまって、期待してくださっているみなさんにはお待たせする形になってしまいました、すみません。


愛されている題材だからこそアオシマの考えを丁寧に伝えたい

――今回は完全新規立ち上げのシリーズですが、SNSでの発信や動画を拝見して、かなり丁寧に“ケモノ”についてフォローされているのが印象的です。ここまで丁寧にプロモーションをやろうと決めた理由を教えてください。

岩間:金田が「けもプラをやります!」と言って社内でプレゼンをはじめたとき、私は“ケモノ”が好きで知識もある程度あったので「めちゃくちゃかわいい! 欲しい!」って思ったんですが、“ケモノ”について詳しくない、知らない社員には伝わらないんですよね。「“ケモノ”って何?」って反応が返ってくる。

▲青島文化教材社 「けもプラ」設定/プロモーション担当・岩間梨菜氏


岩間:『猫の恩返し』のバロンや、アニメの『名探偵ホームズ』に登場するハドソン夫人……みたいな、具体的な作品やキャラクターの名前を聞いてピンとくる人もいたんですが、やはり知らない人には「何それ?」状態で、よさが伝わらない。ですから、SNSで発信していくときは「わかってる人向け」だけではダメだ、と。今回の「けもプラ」は、“ほぼ人間でケモ耳と尻尾があるだけ”みたいな軽いところから、“完全な獣人”までカバーできる幅広さがコンセプトなので、プロモーションも全て網羅しなければなりません。ですので、「そもそも“ケモノ”ってこういう感じだよ」という入り口から丁寧に説明したかったんです。

▲「けもプラ」の公式Xで2024年10月の全日本模型ホビーショーに合わせて公開された、けもプラ説明動画。これを見ても、けもプラ、“ケモノ”についてバッチリ分かります。


岩間:あと、“ケモノ”が好きな人たちの中でも、“ケモノ”の度合いや、言葉の定義とかが人によって微妙に違う場合があるんですよね。知らない人からは全部同じに見えるかもしれないけれど、好きな人たちの中ではそれぞれに、「これは好きだけど、あれはちがう」「○○といったらコレじゃないの?」みたいな、線引きがちゃんとある。最初に「ケモ度:低・中・高」みたいなイメージで発信した時は、「耳と尻尾だけで“ケモノ”に入れるの?」という指摘もありました。

ですのでそういった引っかかりを極力なくせるように、プロモーションで「アオシマとしてはこのような考えで作っています」、「あくまでも『けもプラ』での定義ですよ」というのを、丁寧に発信していきたいと思っています。


(C)かわらげ



黑羽落辉楼主LV6.黄金玩家

2025-05-06 01:27 发布于

3楼

「けもプラ」が気になっている人はどんな人?公式アンケート結果を初公開!!

――昨年(2024年5月)の静岡ホビーショーの段階でユーザーにアンケートを取られていましたが、それに関して公式Xのリプライも盛り上がっていましたね。その後、電ホビに掲載させていただいた「けもプラの商品化アンケートをアオシマが継続中!」という状況報告だけの記事ですら、かなり大きな反響がありました。

岩間:イベントでアンケートはよく取るのですが、今回の「けもプラ」のアンケートは過去に類を見ないほどの回答数が集まりました。みなさんが好きなものを自由に書いて頂いたのですが、どれもすごく熱量が高くて驚きましたね。

金田:すごく王道な結果だったんですが、その中にめちゃくちゃ“濃い”回答が混じってて、スタッフ一同、大いに参考にさせていただきました。


――結果はまだユーザーには公表されていないと思いますが、このインタビューにあわせて公開していただくことは可能でしょうか……?

岩間:はい、大丈夫です! 改めましてこれは「けもプラ商品化に関するアンケート」として、2024年5月に開催された「静岡ホビーショー2024」に合わせて実施したものです。会場での告知と、SNSによる短期間の告知だけだったにもかかわらず、有効数2,100以上の回答をいただきました。まずは回答していただいた方のデータです。


回答者の性別

  • 男性:84%

  • 女性:11%

  • 無回答:5%



回答者の年齢

  • ~10代:10%

  • 20代:32%

  • 30代:37%

  • 40代:14%

  • 50代:7%

  • 60代~:0%(※ゼロ人ではなく小数点以下の比率。60代10人、70代2人、80代以上6人)



プラモデルを作る頻度

  • 作ったことはない:12%

  • 昔は作っていたが最近は作っていない:19%

  • たまに作る:37%

  • 頻繁に作る:32%



――男女比についてですが、「美少女プラモデル」という題材で女性層が11%というのはかなり多いように思います。他方、年齢層は20代~30代がボリュームゾーンになっているんですね。

岩間:そうですね。今までホビーショーのほか、静岡PARCOで開催した「アオシマの模型展」や、「AK-GARDEN」「けもケット」に原型を展示してきましたが、女性からの反応もよかったです。同性として、女性の方からの「可愛い~!」って声が聞こえると、「でしょ~!!」って嬉しくなっちゃいますね。

年齢層についても、やはり今までは40代・50代の方が多かったのに対して、20代・30代の割合が多いのは特徴的ですね。「プラモデル」というより、「ケモノ」に対する興味関心の違いだと思います。SNSで「初めてのプラモデルは『けもプラ』になりそう」なんてつぶやきも見られましたが、ぜひ「けもプラ」をきっかけにプラモデルの世界にも足を踏み入れていただければと思います。続いては、マスコットキャラを制作するにあたっての質問を設置しました。



マスコットキャラの性別

  • 男性/オス:11%

  • 女性/メス:82%

  • その他:7%(オスメスどちらもほしい、中性的/性別不詳など)


マスコットキャラのケモ度

  • ケモ度(低):7%

  • ケモ度(中):23%

  • ケモ度(高):70%

※以下、本文中では低ケモ、中ケモ、高ケモと記載します。



マスコットキャラのケモノの種類

  • ネコ:40%

  • イヌ:21%

  • キツネ:25%

  • オオカミ:14%

  • 上記を除くその他の回答:タヌキ・ウサギ・トリが30~50件、爬虫類・海洋系・幻想種もチラホラ



――1番人気はネコだったんですね。ケモノのキャラとしては定番だと思いますが、このアンケート後、2024年10月の全日本模型ホビーショーで発表されたマスコットキャラはネコではなく、ハイイロオオカミの“リンカ”でした。この決定にはどういった経緯があったのでしょう?

岩間:色々な理由があるのですが、その一つに「王道すぎずマイナーすぎないライン」というのがあります。“リンカ”の原型や洋服がすでに何度か展示されていますが、「けもプラ」の象徴とも言えるマスコットキャラは、最初から製品化を視野に入れていました。であれば折角なのだから、圧倒的な支持率を誇っているネコのようにマスコットキャラでなくとも製品化しそうなケモノではなく、他のケモノが見たいと。とはいえ、あまりマイナーすぎてユーザーに受け入れられなかったら意味がないので、ちょうどいい順位にいたオオカミに目がいったというわけです。


――なるほど。ちなみに、岩間さんとしてもオオカミ推しだったんですか?

岩間:個人的には爬虫類が好きなので少し期待していたんですが、思ったより爬虫類と回答してくださる方は少なくて……(笑)。なんて冗談はさておき、ケモ種がオオカミに決まった後、“リンカ”の設定を考えるのにもひと山ありました。プロジェクトメンバーとああでもない、こうでもないと色々頭を悩ませまして。けれど、最終的には素敵なキャラクターが生まれたと思います。まだパネル1枚分の情報しかお出しできていませんが、今後、彼女のストーリーを膨らませていけたら嬉しいです。

最後の質問は、「けもプラ」という商品全般についてでした。



あなたの好きなケモ度(※複数回答あり)

  • ケモ度(低):28.0%

  • ケモ度(中):56.9%

  • ケモ度(高):84.6%



現在の段階で魅力を感じているところ(※複数回答あり)

  • “ケモノ”がモチーフとなっているところ:80.1%

  • ケモ度〈高〉が選択できるところ:77.8%

  • 組み換えが出来るところ:64.2%

  • うちの子(自分のオリジナル)が作れるところ:60.2%


<その他のコメント(原文ママ)>

  • あまりケモ度が強めじゃない層にも配慮している点が良いと思いました

  • アオシマが正気だった事があるのか?を体現している所

  • 好きな絵師さんがデザイン協力

  • ドールハウスとの相性がよさそう

  • 塗装や改造したくない派なので、素組みでケモノが作れる所

  • The fact that a company is willing to make kemono/furry model kits. Never thought I’d see the day that it would happen.


その他、自由にお聞かせください(原文ママ)

  • ショタ、オスケモ、男の娘などもほしい

  • 齧歯類、有蹄類、爬虫類、幻想種なども待ってます

  • 人の耳はないor隠れるようにしてほしい

  • 毛のモフモフ感や、顔の造形などをどう再現するか気になる

  • いろんな企業、キャラとコラボしてくれたら嬉しい

  • 価格が気になります…

  • カスタムパーツが豊富だと嬉しい


――「あなたの好きなケモ度」という質問は、正直なところ、前項の「マスコットキャラのケモ度」とほぼ同じ結果になるのでは、と個人的には思っていました。

岩間:こちらとしても、「高ケモが1番人気(最多票を得る)」という点においては同じ結果になるだろうと想定していました。しかし、マスコットキャラのカテゴリで聞いたケモ度は、あくまで「マスコットキャラのケモ度はどれがいいか」というもので、一つしか回答が選択出来ません。一方でこちらは、純粋に好きなケモ度は何かを複数回答ありで聞くことにより、アンケートに答えてくださった方が、どのケモ度まで興味を持ってくれるかを測ることができます。

中ケモの回答結果を見ると顕著ですね。マスコットキャラでは「中ケモ」と回答した方は23%しかいませんが、好きなケモ度としては、回答者の約57%の方は中ケモが、というより、中ケモ「も」好きと回答していることになります。「高ケモ」が80%以上の指示を獲得している上で「中ケモ」も50%以上の指示を獲得しているとなると、より“組み換え遊び”というところに価値を見出せるのではないかと思います。


――結果としては、「高ケモ」を8割以上の人が好きと回答。「低ケモ」のなんと3倍以上となり、より「高ケモ」の高いニーズが示された形となりました。ここまでの差は予想されていましたか?

岩間:開発チーム内では「高ケモ」がもっとも人気を集めると確信していたのですが、社内としては懐疑的な見方もありました。ですがこのアンケートの結果で、高ケモを中心に商品構成やプロモーションをしていくという社内コンセンサスが取れました。

金田:低ケモがメインで、高ケモもあります、という見せ方では個性がなくなってしまう。でも、アンケートで高ケモが人気という結果が出て、ユーザーのニーズと僕ら開発側の考えが一致していたことがわかりました。社内の意見をまとめる上でも、みなさんの回答で後押しをしていただけたので、嬉しかったですね。


――随所で「組み換え遊び」に対する期待が大きいところにも注目したいです。

金田:実際にどのように遊べるのかは、静岡ホビーショー会場で詳しく解説します。会場にお越しの際は、ぜひアオシマブースに足を運んでください!

岩間:5月9日(金)20時より、アオシマのYouTubeアカウント(青島公式チャンネル)にて、「ホビーショー直前!アオシマニュース Live版」という生配信を実施します。アオシマの目玉商品を中心に、コンセプト説明や開発の裏話、ホビーショーの展示についてトークしていく予定です。もちろん、「けもプラ」のターンもあります! 随時チャットを受け付けていますので、もしホビーショーには行けないけど……という方いらっしゃいましたら、生配信に遊びに来てください!


――2025年5月17日(土)と18日(日)の一般公開日は残念ながら事前登録の受付がすでに終了済みとなっていますが、電ホビでは初日の5月14日(水)午前中から、今回のイベントでも速報も行います。来場できない方はぜひそちらもご覧ください!


※第63回静岡ホビーショーは、2025年5月14~18日の5日間にわたって開催され、14日(水)と15日(木)は業者招待日、16日(金)は小中高校生招待日、17日(土)と18日(土)が一般公開日です。詳細は、この記事最終ページ末尾にある開催情報ご参照ください。


▲こちらが現在開発中「ケモ度(高)」(=高ケモ)の試作モデル。かなり製品版に近いプロポーションとのことで、ほぼ同仕様のものが、静岡ホビーショーで展示される予定。
▲こちらは2025年1月のイベントで展示された可動検証用試作モデル。
▲イベントで展示された試作モデルと最新版を見比べると、最新版では太もものボリュームが増え、細かなディテールが追加されているのがわかる。


(C)かわらげ



黑羽落辉楼主LV6.黄金玩家

2025-05-06 01:27 发布于

4楼

まさに可能性の“ケモノ”
静岡ホビーショーでは可動性にも注目を!

――まだ第1弾の発売もされていませんが、今後の展開や、やってみたいアイデアなど、差し支えない範囲で結構ですので教えてください。

金田:“ケモノ”っていろんなものにマッチングできるんです。今のところメカ要素には手を出していませんが、ケモノ×メカって絶対に面白いですよね。ファンタジーも得意分野です。組み換え遊びとして魅力的な題材がものすごくたくさんある。

それに、“ケモノ”って、「かわいい」はもちろん、「格好いい」もイケるんですよ。普通の美少女キャラクターだと格好いいポーズをキメるのって難しいじゃないですか。でも、“ケモノ”だと自然にキマるんですよね。キットでも、そういうポーズができるよう可動にはこだわっています。ここはぜひ注目してほしいですね。

▲特別に撮影させていただいたアクションポーズ・その1。ヒーローっぽいポーズなども再現できるよう、可動にはかなりこだわって開発を進めているとのこと。完成が待ち遠しい!


金田:また、今は女性型で展開していますが、男性型が欲しいという方たちもいらっしゃると思うんです。通常、男性型プラモデルの商品化は、正直なところハードルが高いんですが、「オスケモ」だったら話は変わってきます。マズル(鼻口部)や顔つきが格好いい「オスケモ」なら欲しいっていうファンは少なくないと思うんですよね。人間の男性顔よりも、獣として格好いいフェイスの方が、プラモユーザーにも受け入れられると思いますし。「可能性のケモノ」なんて言われることもありますが、本当にその通りなんです(笑)。


――現在発表されているキャラクターは、カオマニーとハイイロオオカミの2体ですが、今後は動物の種類も増えていくのでしょうか。

金田:もちろんです! その上で、成型色の差は出るかも知れませんが、組み換え遊びができるようにしていきたいと思っています。突き詰めていくとハーピーみたいな感じでキメラ化していくかもしれませんが(笑)、それはそれでアリかな、と。そういう遊びも許容できるバリエーション展開までもっていきたいですね。犬や猫に限らず、鳥や哺乳類の別の種をモチーフにしてもいいですよね。どういったバリエーション展開ができるのか、色々と考えていますよ。


――それは早く見てみたい! 最後に、2025年5月の静岡ホビーショーでは「けもプラ」の企画の全容が見られるとのことですが、ここはぜひチェックしてほしいというところがあれば教えてください。

金田:まず大前提として、「この組み合わせでどう遊べるのか?」という部分ですね。組み換えで理想のケモ度が再現できるのを、ぜひその目で確かめていただきたいです。

そして、「高ケモ」素体のアクション性ですね。これまでとは違った可動モデルとなっていますので、ぜひ注目してほしいです。詳しいことはまだお話できませんが、イベント当日ではその点についての説明も予定しています。どうぞご期待ください。

▲特別に撮影させていただいたアクションポーズ・その2。あぐらの姿勢も可能! プロポーションと可動の両立に、並々ならぬ情熱が注がれているという高ケモ素体。どのぐらいスゴいのかは、ぜひ静岡ホビーショーでチェックを!


金田:静岡ホビーショーは、企画担当者としてユーザーのみなさんと直接お話できる貴重な機会なので、とても楽しみにしています。

岩間:私たちもブースで説明員としてご案内していますので、どんどん質問を投げかけていただいて大丈夫です。来場してもらえたら嬉しいですね!

――本日はありがとうございました。


開催情報

第63回 静岡ホビーショー

  • 会期:2025年5月14日(水)~18日(日)
    ・業者招待日…5月14日(水)、15日(木)9時30~16時30分 ※一般の方は入場できません。
    ・小中高校生招待日…5月16日(金)9時~17時
    ・一般公開日(※)…5月17日(土)9時~17時、5月18日(日)9時~16時 ※入場には事前登録が必要で、一般公開日の事前登録は定員に達したため終了しています。

  • 入場料:無料

  • 会場:ツインメッセ静岡(静岡県静岡市駿河区曲金三丁目1番10号)

  • 青島文化教材社ブースの場所:北大展示場10



(C)かわらげ



图片选择

努力修改中₍₍ (ง ˙ω˙)ว ⁾⁾