2月16日(日)9時30分から放送を開始する『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』! スーパー戦隊シリーズ50周年を記念した新ヒーローの制作発表が1月24日(金)に行われた。収録して後日配信という形ではあるが、観客を入れての制作発表は実に『魔進戦隊キラメイジャー』以来5年ぶり。そんな制作発表にてお披露目された新ヒーローたち、キャスト陣の姿をお届けしよう。
(撮影/鈴木愛梨)
キャスト発表
制作発表はブンレッド(声:井内悠陽)、クワガタオージャー(声:酒井大成)、ドンモモタロウ(声:樋口幸平)、ゼンカイザー(声:駒木根葵汰)がゲスト出演する豪華ヒーローショーとともスタート。まず発表されたのは「ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー」に変身する5人の登場人物を演じるキャスト陣だ。ゴジュウジャーは巨神「テガソード」と契約して戦う5人の戦士たち。すべての「指輪」を集めた者はなんでも願いが叶うといわれており、各々が自分の願いのためにナンバーワンを目指す。
遠野吠/ゴジュウウルフを演じるのは冬野心央。ぶっきらぼうなはぐれ者だが根はいいヤツ。気合を入れるときは遠吠えをするルーティンがあるらしい。
「僕自身、小さい頃からヒーローに憧れがあったので、出演が決まって本当に嬉しいです。お芝居経験が少ない分、一年間全力で食らいついて頑張っていこうと思います」
爆神竜儀/ゴジュウティラノを演じるのは神田聖司。テガソードに仕える「テガソード信奉者」で、その異端な信仰ゆえに家族からはぐれ者に。
「私事ですが今月で31歳になりまして。世のお子さまがた、そして、大人の方々にも勇気とエンターテイメントを届けていけたらと思います」
猛原禽次郎/ゴジュウイーグルを演じるのは松本仁。パーリーピーポーを目指す高校生。家族とも疎遠になっているはぐれ者だが、本人はあまり気にしていない。
「毎週日曜日、子供の頃は戦隊を見るために起きていました。そんな子達が増えるような作品にできるように頑張ってまいります」
一河角乃/ゴジュウユニコーンを演じるのは今森茉耶。界隈では名の知れた「ハイクラス名探偵」。かつては警察を志していたが、とある事件からはぐれ者になってしまった。
「一瞬一瞬を皆さんに素敵だな、と思ってもらえるような作品をみんなで作れたらと思います」
また、吠が住むアパートの管理人、飯島佐織を中越典子が演じることも発表!
さらに巨神であり本作のロボ・テガソードの声を演じるのは梶裕貴!
「ナンバーワン戦隊」を題目に掲げるだけある、一癖も二癖もありそうなメンバーたちに期待が高まる。
敵組織「ブライダン」幹部登場
一方、ゴジュウジャーが戦っていく敵組織「ブライダン」の情報・キャスト陣も解禁。
ブライダン特攻隊長のファイヤキャンドルを演じるのは三本木大輔。
ブライダンのテクニカル隊長・ブーケを演じるのはまるぴ。
さらにAI企業の社長であり、物語の鍵を握る謎の人物・クオンをカルマが演じることも発表された。
もうひとりの幹部は夫婦が融合している怪人の姿の参謀総長Mr.シャイニングナイフ&Mrs.スイートケイク。Mr.シャイニングナイフの声を杉田智和、Mrs.スイートケイクの声は上田麗奈が演じる。
個性的な敵幹部が集結し、ゴジュウジャーとのナンバーワンバトルを繰り広げることになりそうだ。
登壇キャストが揃ったところで質問タイム開始。「ナンバーワン戦隊」にちなんで、ゴジュウジャーの5人がそれぞれの「ナンバーワン」を発表することとなった。
冬野は「根性ナンバーワン」を宣言。「僕は不得意なことが多いので、それに食らいついていく貪欲さ、負けん気を誰よりも持っていたいなと思います!」と意気込むと、それに対して三本木は「どんどん上達していくというか、熱が入っていくのがすごく見てとれるよね!」と後押し。
鈴木は「美肌ナンバーワン」を目指すようだ。「元アイドルという役なので、肌は綺麗じゃないとと思って」。松本にびっくりするほどの乾燥肌だということを指摘されると、冬野と二人で「カサカサ戦隊」と呼ばれていたことを明かした。
神田は「ジャンプ力ナンバーワン」を自称。高校生時代、「非公式で結構跳んでいた」という神田は、立ち幅跳びで3m近い記録を出したという。「今後機会があれば、ぜひ5人で立ち幅跳びを」とスタッフに呼びかけた。
松本は「食い意地ナンバーワン」。現場では頻繁に何かを食べているようで、「お菓子があるコーナーが大好きで、前日の撮影ではスナック菓子の台を抱えていました」と続けると、今森が「焼きマシュマロ始めて…」と撮影時のエピソードを語る。暖をとるための火と割り箸で焼きマシュマロを始めるほど、食への探究心が強いようだ。
今森は「あざと女子ナンバーワン」。「角乃ちゃんがすごくあざとくてズルい女の子なので、あざと女子を目指したいと思って…」と説明。司会の宮島咲良に「どんな感じでやっていきたいですか?」と聞かれると、カメラに向かってあざとくセリフを言うことに。困惑しながらも「ハイクラスラグジュアリー名探偵です!」とあざと可愛く言い切った。
中越は「肝っ玉母ちゃんナンバーワン」。現在育児中の中越は、「さらに子供達を応援したい、でもマイペースでもありたいな。そこから愛が溢れ出す母ちゃんになりたいと思います。ウザがられると思うんですけどね(笑)」と語った
歴代レッドが集結!
質問タイムを終えたところで、歴代のレッドが会場に駆けつけるという特大サプライズ!
49人のレッドがキャストの後ろに勢揃いし、50年という歴史の厚みを感じさせる壮観な光景が繰り広げられた。キャスト陣も観客も興奮を隠せない。
本人たちに見守られながら、それぞれキャストの思い出に残っている戦隊を発表することとなった。
冬野が挙げたのは『侍戦隊シンケンジャー』。変身ポーズをリクエストすると、シンケンレッドもそれに応えて会場は大盛り上がり。印象的な漢字モチーフについて「これを見てもしかしたら漢字を覚えたんじゃないかな」と振り返った。
鈴木が挙げたのは『轟轟戦隊ボウケンジャー』。一番最初に見たスーパー戦隊で、『ゴジュウジャー』のアクション監督である福沢博文がボウケンレッドのスーツアクターであったことに触れ、「感慨深いなあって思いました」とコメント。カメラに向かってボウケンジャーへの愛をリクエストされると、「GoGoGo! GoGoGo! Ready Go!」とオープニングの冒頭部分を熱唱。
神田が挙げたのは『星獣戦隊ギンガマン』『激走戦隊カーレンジャー』『忍者戦隊カクレンジャー』。公園でヒーローごっこをしていた神田は、「やられるのが大好きだった」そう。よく玩具を飛ばして傷をつけていたとのことだ。
松本は『海賊戦隊ゴーカイジャー』。「レンジャーキーのギミックに男心をくすぐられて、いろんな種類を集めていた」と思い出を語った。
今森は冬野と同じく『侍戦隊シンケンジャー』。姉の漢字ドリルで漢字の練習をしていたという今森にとって、やはり「漢字」というモチーフは印象深かったようだ。
三本木は『星獣戦隊ギンガマン』。よく真似をしていたという三本木は、オープニングのナレーションまで完全再現。懐かしさのあまり最近になってオープニングを見返した三本木は、クレジットに映る「監督 田﨑竜太」の名前に驚愕したらしい。
まるぴは『魔法戦隊マジレンジャー』。家族が大好きだというまるぴは、マジレンジャーの「家族愛」にシンパシーを感じたようだ。「悪役でも好きになっていいですか…?」と尋ねると、マジレッドがうなずき、「ありがとうございます! 一生の思い出です!」と感動。
カルマは『百獣戦隊ガオレンジャー』『忍風戦隊ハリケンジャー』『爆竜戦隊アバレンジャー』。役が決まってからは『ハリケンジャー』のオープニングを聴きながら現場に向かっているというカルマ。「ずっと耳に残っているくらい、小さい頃夢を与えてくれた作品です」
最後に中越に質問の順番が回ると、期待を裏切らない『未来戦隊タイムレンジャー』という答えが。周囲も拍手で応えた。
OP曲、ED曲の情報も一挙解禁!
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』のオープニングテーマ『WINNER!ゴジュウジャー!』を歌うのは銀河系パンクバンドWienners。また、エンディングテーマ『ビリビリ Be-lie-ving』は金子みゆが歌うことも発表された。
オープニングではダンスパートがあるようで、メンバーたちは練習を重ねてきた模様。ダンス未経験の冬野は「本当に全然最初はできなくて…色んな方に教えていただいて、なんとかお見せできるレベルになったのかなと」と自信を滲ませた。こちらにも注目したい。
続いては配信番組の情報!
放送2週間前となる2月2日(日)、YouTubeにて歴代ロボとテガソードが共演する『スーパー戦隊・ユニバース大戦〜ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー Episode 0〜』の公開が決定!
さらに東映特撮ファンクラブにて本編の放送と連動して配信されるミニスピンオフドラマ『ゴジュウジャー補ジュウ計画ナンバーワン懺悔室』の情報が発表された。
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』2月16日放送開始!
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』はテレビ朝日系にて、2月16日(日)朝9時30分から放送開始。会見の終わりに、冬野は「過去の戦隊の勇姿も引き継ぎつつ、新しい要素もたくさん入っている作品になります。色んなプロフェッショナルな方々が集結してこの作品を作っているので、自信と期待を持って皆さんにお届けします!」と締めくくった。50周年に誕生する新たなナンバーワンに刮目せよ!!
制作発表イベントの配信URLはこちら!https://www.youtube.com/watch?v=sw5w19er1sk
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー
[キャスト]冬野心央●鈴木秀脩●神田聖司●松本 仁●今森茉耶●三本木大輔●カルマ●中越典子
[声の出演]梶裕貴●杉田智和●上田麗奈
[スタッフ]原作:八手三郎●脚本:井上亜樹子 ほか●監督:田﨑竜太 ほか●アクション監督:福沢博文●特撮監督:佛田 洋●プロデューサー:松浦大悟(東映)、大川武宏、芝高啓介(テレビ朝日)、矢田晃一(東映エージエンシー)