MGSD飞翼高达零式 EW
2024年11月30日(六)发售/4,950日元(含税)
凌驾于SD高达既有常识之上“飞翼高达零式EW”以SD高阶品牌“MGSD”的面貌登场。
兼具可动性与美感的“羽翼型平衡推进翼”主翼,只要展开后露出内部银色零件和透明零件。透明零件施加”反射切割”处理。
搭载了MGSD系列首见的可变机构,可重现摺叠主翼的“大气圈外模式”,以及展开主翼的“大气圈内模式”这2种“新飞鸟形态”。
各部位的装甲搭载了展开机构,除了可以展开头部侧面的组件外,肩部装甲也搭载了上下连动展开机构,可以露出内部的银色零件。
双管破坏步枪除了合体机构外还搭载枪管伸缩机构,以及可以连接至腕臂提高保持力的展开机构。
摄影机状细部结构是以双层构造来呈现,这方面是藉由叠合组装设有细部结构的内部零件与透明零件,进而营造出写实的多层构造感
今回レビューするのは「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」です。1997年に全3話でリリースされたOVA作品『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』は1995年に放送されたTVアニメ『新機動戦記ガンダムW』の続編であり完結編にあたる作品で、後にガンダム20周年記念作品として再編集と新規シーンが追加された『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』として劇場で公開された作品に登場するモビルスーツです。
プラモデル
A.C.196年(アフターコロニー:『ガンダムW』世界の紀元の呼称)、コロニーと地球による大規模な戦争の終結から1年が経ち人類は恒久的な平和に向けて新たな一歩を歩み続けていたが、デキム・バートンがマリーメイア軍を結成。新型モビルスーツをも極秘裏に開発、外務次官となったリリーナ・ドーリアンを拉致し地球圏へ宣戦布告を行なった。
戦後の地球圏の平和維持を担っていた特務機関プリベンターは事態の収拾を図るもマリーメイア軍の用意周到な作戦の前にその侵攻を抑えることができずにいた。事態を重く見たカトル・ラバーバ・ウィナーは廃棄衛星に乗せ太陽に送られたガンダム各機の回収に向かう。時間ギリギリに廃棄衛星に到達し地球へ向けて射出されたウイングガンダムゼロにヒイロが搭乗、最後の戦いに挑むのだった……。
MGSD(マスターグレードSD)シリーズは愛らしい頭身のSDガンダムをガンプラのグレードの一つであるマスターグレードのクオリティで構築するというとてもプレミアムなシリーズです。シリーズ史上最高の可動性能とギミック、圧倒的なディテール表現をSDの躯体(フォルム)に凝縮した新次元のSDハイエンドブランドです。
今キットではMGSDシリーズ初となる可変機構を搭載しています。主翼を畳んだ「大気圏外モード」、展開した「大気圏内モード」、さらに「大気圏突入モード」をも再現できます。各モードを実現するための背部の4枚のウイングバインダーは常識を凌駕する“新次元の翼”として多層構造となっています。内部にはシルバーのメカフレーム、リフレクションカットでキラキラのクリアーパーツも組み込まれてかなり重量もありそうですが多軸で構成されるメカフレームのアームによってがっちり保持できます。
ガンダムと名がつくモビルスーツの中でも世界中で人気の高いウイングガンダムゼロ EWをMGSDフォーマットで構築した「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」を今回レビューできる機会をいただきましたので早速組んでいきたいと思います。
MGSDシリーズ3体目としてこれまでに構築されてきたフォーマットを基に可変機構まで搭載してしまった今キットは各種ギミックはもちろんのこと、作り応えがありそうですし作りやすさも気になるところですね。それでは早速いってみましょう!
「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」のキット内容をチェック!
それではキットの内容をチェックしていきましょう。ランナーはA~JとSB-13で計14枚です。他にシール、組立説明書が付属します。多色成型ランナー“イロプラ”が2枚、きれいなシルバーのメカフレームランナーがありとても豪華な内容です。左右対称のパーツを効率よくランナー分けしてあり組みやすさにも貢献しているようです。
ウイングガンダムゼロ EWを組み立てる。
それでは早速MGSD ウイングガンダムゼロ EWを作っていきましょう。まずは頭部から。SDならではの愛くるしい頭身を表現するためボディに対してかなり大きくもMGクオリティのディテールでキュッと引き締まったかーっこいい頭部が出来上がります。
MGクオリティで表現される大きめの頭部はその大きさゆえ、実はとても組みやすいです。一点だけ気を付けるのは額とカメラアイのクリアーパーツの取り扱いといえるでしょう。とても小さく指先からピンッと飛んでしまいやすい印象ですので、そうなっても探しやすい環境や全集中での作業を心がけたいところです。
胴体部はMGクラスの可動機構をキュッと引き締まったフォルムの中にぎゅうぎゅうに詰め込む形となっています。肩の引き出し式関節、腹部の前屈、のけぞり、左右ロール機構とさらにコックピットの可動と両肩のマシンキャノンの展開と盛りだくさんの内容になっています。
腕部は設定どおりのカラーリングをパーツ分けで実現、そのパーツ分けを基準に可動軸を設けることでなるべく少ないパーツで素晴らしい可動性能を有しています。大型のハンドパーツはそのサイズに見合う形で親指、人差し指、それ以外で独立した可動指を構成しています。ウイングガンダムゼロ EWの特徴的な肩アーマーはメカフレームをふんだんに使って複雑な機構を実現しています。
脚部は腕部ほど多種なカラーリングはありませんが、股関節から足先までメカフレームぎっしりなのと各部装甲パーツも細かく分けられていてMGクラスのディテールと組みごたえを感じられる部分となっています。
膝関節はもちろん二重関節を実現、その可動に合わせて大腿部の装甲はスライドし膝のアーマーも連動して分割可動します。各パーツがなめらかに動き、各部位が滑らかにつながる様子はその密度感も相まってその情報量に見とれてしまいます。
腰部を組んでいきましょう。中心となるコアのメカフレームに股関節他各メカフレームを組み込んでいきますが、とても面白い構造ですのでじっくり観察しながら組んで見てください。その分パーツは組み立て説明書をよく見てパーツが正しいか、向きなどもよく確認しながら進めることをおススメします。
SDガンダムの常識を覆す“新次元の翼”
バックパックを組んでいきましょう。バックパック自体はとてもシンプルな形状と構造で推進機と4つのウイングを接続する軸受けがあります。スタンドを接続する部分もありますがこちらは開閉できる構造にしてあるのでスタンドを使わないときに目隠しとなってくれるのでうれしい配慮を感じられます。
ウイングバインダーを組んでいきます。ウイングバインダーは左右計4つのユニットに分かれています。まずは内側の小羽根を組んでいきます。小羽根にはバックパックとの接続アームを組み込みます。小羽根も展開すると内部のさらに小さい羽が連動して開きます。
続いて外側の大羽根を組んでいきます。大羽根は5層もの多重構造をしておりさらに羽の先に7枚のウイングレット的な羽があります。大羽根は多層構造を生かして面積を広げるように可動しますが、ここも連動可動する部分があります。可動させてシルバーのメカフレームやキラキラのリフレクションカットのパーツが見えてくると楽しさ倍増です!
装備はツインバスターライフル、シールド、ビームサーベル2本となります。ツインバスターライフルはその名のとおり長大なライフル2丁の組み立てとなります。砲身が伸縮する特徴があります。2丁はドッキングするのでそのための変形機構も持っていますので若干複雑な構造となっています。シールドには腕部へのロック機構のパーツやネオバード形態時にツインバスターライフルを接続する接続パーツを組み込みます。ビームサーベル2本は背部ウイングへ収納できます。
完成!「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」
ここまで「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」いかがだったでしょうか。さすがMGSDシリーズ!SDのかわいらしいフォルムの中に凝縮されたマスターグレードシリーズのディテールや可動性能は素晴らしいものがありました。さらに可変機構をも取り込んだことで今後のシリーズ展開がどうなっていくのかとても楽しみになる内容でした。
“新時代の翼”と銘打たれたMGSD ウイングガンダムゼロ EWの特徴である背面のウイングバインダーもメインとなるウイングがこんなにも多重の構造をしていて結構な重量なのにアームのみで保持できるという技術を積み重ねてきたガンプラのすばらしさを堪能できました。抜け防止の関節機構も採用されているのでこれならガシガシアクションさせて遊べそうです。
「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」のレビューを終えて
SDフォルムのガンプラがMGクラスの可動性能で劇中のポーズをいろいろと再現出来てプレイバリューの高さがとても楽しいMGSDシリーズはついに3作目の登場となりました。ガンプラの技術革新の中でこういったアプローチがあるのか!とガンプラファンの心をつかんで離さないシリーズになってきているように感じます。