今回レビューするのは「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」です。1997年に全3話でリリースされたOVA作品『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz』は1995年に放送されたTVアニメ『新機動戦記ガンダムW』の続編であり完結編にあたる作品で、後にガンダム20周年記念作品として再編集と新規シーンが追加された『新機動戦記ガンダムW Endless Waltz 特別篇』として劇場で公開された作品に登場するモビルスーツです。
A.C.196年(アフターコロニー:『ガンダムW』世界の紀元の呼称)、コロニーと地球による大規模な戦争の終結から1年が経ち人類は恒久的な平和に向けて新たな一歩を歩み続けていたが、デキム・バートンがマリーメイア軍を結成。新型モビルスーツをも極秘裏に開発、外務次官となったリリーナ・ドーリアンを拉致し地球圏へ宣戦布告を行なった。
C:各部のカラー加飾部の装甲類
完成!「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」
ここまで「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」いかがだったでしょうか。さすがMGSDシリーズ!SDのかわいらしいフォルムの中に凝縮されたマスターグレードシリーズのディテールや可動性能は素晴らしいものがありました。さらに可変機構をも取り込んだことで今後のシリーズ展開がどうなっていくのかとても楽しみになる内容でした。
“新時代の翼”と銘打たれたMGSD ウイングガンダムゼロ EWの特徴である背面のウイングバインダーもメインとなるウイングがこんなにも多重の構造をしていて結構な重量なのにアームのみで保持できるという技術を積み重ねてきたガンプラのすばらしさを堪能できました。抜け防止の関節機構も採用されているのでこれならガシガシアクションさせて遊べそうです。
「MGSD ウイングガンダムゼロ EW」のレビューを終えて
SDフォルムのガンプラがMGクラスの可動性能で劇中のポーズをいろいろと再現出来てプレイバリューの高さがとても楽しいMGSDシリーズはついに3作目の登場となりました。ガンプラの技術革新の中でこういったアプローチがあるのか!とガンプラファンの心をつかんで離さないシリーズになってきているように感じます。